直感操作&機能登録で制作時間短縮を! クリエイター向け左手デバイス『Orbital2 STERNA』クラウドファンディング開始

クリエイター向けのプロダクトを開発・発売しているBRAIN MAGICが、左手デバイス『Orbital2(オービタルツー)』ファミリーの新製品『Orbital2 STERNA(オービタルツー スターナ)』を発表。2022年5月26日より『GREEN FUNDING』でクラウドファンディングが開始されています。

学生時代よりイラストレーター・デザイナーとして活動し、デジタルハリウッド大学大学院修了後にBRAIN MAGICを創業した神成大樹代表取締役を中心に開発された『Orbital2』。デジタルクリエイターがキーボード操作を極力なくすための入力デバイスで、ショートカットキーを用いる以上の作業時間の短縮と、腱鞘炎予防や疲労緩和を目的にしており、2019年の一般発売以降クリエイターからの高い支持を得てきました。

シンメトリー設計で利き手を問わず、手首の疲労の軽減を考慮したエルゴミクスデザインで、日本CUI製ロータリーエンコーダーやPanasonic製長寿命タクトスイッチを搭載している『Orbital2』。デジタルクリエイティブ志向の学生や、イラスト・漫画・3DCG・デザインを趣味で制作している層をターゲットに位置づけた『Orbital2 STERNA』でもデザインやサイズ感は同様ながら、ボディはナチュラル・ホワイトで、フラットリングに傾斜がつき、スイッチが凸型形状を採用されるなど、指先での操作の向上が図られています。また、軽い力で操作できるジョイスティックを新たに設計。接続用の有線ケーブルがUSB type BからUSB type Cに変更されています。

ジョイスティックとダイヤルで直感的に操作できる『Orbital2』では、「倒す」「回す」「押す」の3つの動作を組み合わせることにより複数のパラメーター調整が可能で、最大8つのダイヤルとスイッチ機能が登録できます。

ダイヤル搭載のジョイスティックとリング状メニューをマウス・ペン先でフリックすることにより様々な機能を実行できる「フリックメニュー」、エフェクトの追加や複数枚のレイヤー作成などをワンアクションで操作できる「プログラムマクロ」に加えて、同日に発表されたアップデートで最大10個のショートカットキーをローテーションで呼び出せる「ロガー機能」を設定可能。ユーザー自身の好みでさまざまなアプリの時短に繋げることができます。

『Orbital2 STERNA』の場合、登録可能なプロファイル数やリストメニューに登録できるコマンド数、プログラムマクロ機能などに制限があります。『Orbital2』のバイブレーション機能やテキストブロック機能、上級者機能なども非搭載ですが、エントリーモデルとしては充分な機能を有しているといえそうです。

『GREEN FUNDING』での発売期間は2022年5月26日〜7月10日までの予定。2022年8月以降に予定される一般発売での価格が18920円のところ、初日特別価格プラン(60個)では25%OFFの14190円、「超早割」(140個)では14%OFFの16271円となっています。

また、クラウドファンディング限定として『Wacom Intuos Pro』や『Wacom One 13』といったペンタブレットとのセット、『Orbital2 STERNA』の配置に最適なPOD SPOTセット、Type Cケーブル、セミハードケースもラインナップされます。

そのほか、特典としてクリエイティブ特別講座に参加することが可能。講師として映像クリエイターのダストマン氏、白戸裕也氏、ラクーンエフェクト氏や、イラストレーターのときわた氏、江川あきら氏、デザイナーのTURBO氏が名を連ねており、そのスキルを学ぶことができるチャンスです。

BRAIN MAGICはクラウドファンディング開始と同日に『Orbital2』+『Wacom One 13』セット、『Orbital2』とエレコムのトラックボールマウス『EX-G PRO』とノートPCスタンドのセットがプレゼントされるTwitterキャンペーンを実施。BRAIN MAGICおよび協賛企業のワコムもしくはエレコムの公式Twitterアカウントをフォローし、対象ツイートをRTすることにより応募可能です。

Photoshop、Illustrator、PremiereなどのAdobe製品やCLIP STUDIO PAINTといったショートカットキーに対応しているソフトに対応している『Orbital2』ファミリー。中にはExcelのVBAでのマクロ記述や実行に使う猛者もいるとのことなので、クリエイティブの現場のみならずさまざまなシーンでの活用が想定できます。

なお、クラウドファンディング期間中に二子玉川の『蔦屋家電+』と『ワコムブランドストア新宿』で体験ブースが置かれるので、「実機を触ってみたい」という人は足を運んでみてはいかがでしょうか。

『Orbital2 STERNA』製品仕様

サイズ:全高約68mm/底面〜フラットリングの高さ約33mm
    フラットリング直径約60mm/ダイヤル直径約28mm
重さ:約132g(最軽量化時)
接続方法:着脱式USBによる有線接続(Type-C端子)
一般予定価格:18920円

必要システム構成(2022年5月20日現在)

対応PC:USBポート搭載PCにて動作確認済(転送速度:USB2.0以上推奨)
RAM:最低8GB以上(16GB以上推奨)
推奨OS:Windows10 64bit/Windows11 64bit
    macOS 10.13 High Sierra/macOS 10.14 Mojave
    macOS 10.15 Catalina
    macOS 11.1以降 Big Sur/macOS 12.0 Monterey
動作確認OS:Windows8.1 64bit

新作きた!作業効率化の神デバイス Orbital2 STERNA & Orbital2 Logger(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=P2waOOoL61k [リンク]

『Orbital2 STERNA』プロジェクト(GREEN FUNDING)
https://greenfunding.jp/lab/projects/5894 [リンク]

『Orbital2 STERNA』(BRAIN MAGIC公式サイト)
https://brainmagic.tokyo/product/teaser/ [リンク]

(執筆者: ふじいりょう)

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

ウェブサイト: https://note.com/parsleymood

TwitterID: ryofujii_gn

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