AI契約審査クラウド「GVA assist」、OCR対応でテキストデータのないPDFファイルも審査可能に
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GVA TECH株式会社(以下、GVA TECH)は、AI契約審査クラウド「GVA assist(ジーヴァアシスト)」がOCRに対応したことを発表しました。
OCR対応により、テキストデータのないPDFファイルの契約審査が可能になります。
契約審査の「読む・直す・仕上げる」負担を軽減
「GVA assist」は、契約審査の「読む」「直す」「仕上げる」負担を軽くするという、企業の法務担当者・弁護士向けの契約審査補助クラウド。
自社ひな型やGVA TECHが用意した理想のひな型と、審査する契約書との比較参照を通じて、条文の過不足やリスクを認識します。
修正時には、契約上の立場に応じた修正例と豊富な譲歩案を提示。条文検索機能を活用して、理想的な条文を検索することができます。
また、表記ゆれや条番号ずれをワンクリックで修正することも可能。引用条項の確認すべき箇所もワンクリックでハイライト表示します。
OCRでデータを文字起こし
これまでのGVA assistは、Wordファイル(doc形式・docx形式)またはテキストデータのあるPDFファイルに対応していました。
しかし、ユーザー企業から「取引先企業から紙の契約書や、テキストデータのないPDFファイルが送られてくることも少なくないので、OCRに対応してほしい」という声があがっていたといいます。
そこで、GVA TECHはユーザー企業の要望に応えるために、テキストデータのないPDFファイルに対応するOCR機能を実装。
![](https://getnews.jp/extimage.php?2047c9bd31047144d71cec2d45f1d92e/https%3A%2F%2Ftechable.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2022%2F05%2Fsub1-50.png)
また、OCRで文字起こししたデータを、Wordファイルとしてダウンロードし、取引先企業への修正提案に利用することもできるようです。
6月には「文書比較機能」をリリース予定
GVA TECHは今年6月に、2つのファイル(WordまたはPDF)をGVA assistにアップロードすることで、ファイル間での差分を比較表にする「文書比較機能」をリリースする予定です。
文書比較機能により、契約審査時の最終版ファイルと新たに締結する契約書ファイルに差分がないか確認できます。
さらに、捺印の稟議時やコーポレート書類作成時に必要な新旧対照表をわずかな時間で作成可能になるとのこと。
GVA TECHは「今後はGVA assistの強みをより伸ばす新機能の開発や、既存機能のブラッシュアップを進め、より使いやすいサービスになるようにシステム開発を進める予定です」と語っています。
(文・Haruka Isobe)
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