【徳島の旅】 刀剣ファン注目! 大坂の陣で活躍した「海部刀」の歴史と展示スポット

徳島に、刀剣ファン注目の刀が存在する。かつて徳島の海部川流域で作られていた「海部刀」(かいふとう)だ。

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徳島で生産される刀は、総じて「阿波刀」と呼ばれる。その中でも海部刀は、徳島県を代表する刀で、刀剣の愛好家らの間でよく知られる。古くは鎌倉時代から作られたと言われ、江戸時代は阿波国を治めた蜂須賀家のお抱え鍛冶として徳島城下でも鍛刀していたことで知られる。

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特に、1614年の(慶長19年)の大坂冬の陣で、阿波の武将たちの手によって、実用的で切れ味の良い海部刀が活躍。片切刃造りで、刀身に銘を切った山刀風の脇指。中には、棟にのこぎりが付いたものもある。桜の皮などを巧みに組み合わせた「海部拵」(かいふこしらえ)が付くものがあり、その外装も海部刀が持つ大きな特徴の一つと言える。大坂冬の陣での活躍ぶりは、徳川家康および徳川秀忠より感謝状が下賜されたという。

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海部刀は、徳島県南部の海陽町にある「阿波海南文化村」の博物館エリアで常設展示されている。その他、総数が約7万枚超えという全国にも上位の出土枚数を誇る「大里出土銭」や、大里古墳のジオラマ展示などもある。阿波海南文化村は今話題の世界初、本格営業運行中の「DMV」(デュアル モード ビークル)の始発停留所がある場所で、2021年にリニューアルオープンした。

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阿波海南文化村(徳島県海陽町)

https://www.town.kaiyo.lg.jp/bunkamura/

徳島県観光情報サイト 阿波ナビ

https://www.awanavi.jp/

(Written by A. Shikama)

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