隙間テープで玄関ドアの隙間をなくす!正しい貼り方を解説

隙間テープで玄関ドアの隙間をなくす!正しい貼り方を解説

近年、隙間風や虫、ホコリなどが家に入ってこないよう、玄関や窓などに隙間テープを貼る家庭が増えています。そんな隙間テープですが、貼り方を間違えると効果がないばかりか、剥がすのも大変です。玄関に隙間テープを貼る時の基礎知識をまとめました。

どの隙間テープがいい?

 

隙間テープは様々なニーズがあるため、種類も豊富に揃っています。貼る場所ごとに求められる機能が異なるため、初めて使ってみようという方はどれがよいのかわからないことでしょう。

 

玄関に貼る隙間テープを購入する時に気を付けたい点は、まずは玄関のドアにどのくらいの隙間があるのかということです。正しい貼り方をしても薄すぎれば効果は半減し、厚すぎればドアが閉まらなくなります。

 

玄関という場所の特殊さから、防水性や防音性もあると安心です。防水性があれば、台風でも雨水の吹き込みを防いでくれます。防音性があれば開け閉めの際の音も静かになるので、近所や家族への配慮にもなるのです。

 

また、玄関のドアはそれなりの大きさがあるため、寸法をしっかり測って、十分な長さがあるものを用意する必要があります。長さが足りなければ、その分だけ隙間が残ってしまうことになるのはいうまでもありません。

 

玄関の壁やドアの色にも目を向けましょう。隙間テープの色が目立たないように、周囲の色に溶けこむ色を選ぶ必要があります。白や茶色といったナチュラルカラーなら、よほど派手な色のドアでもなければ馴染むのでおすすめです。

 

 

玄関向けの貼り方

玄関に限ったことではありませんが、隙間テープを貼る前にはまず掃除をすることが大切です。ある意味、貼り方以上に大切なことといえます。なぜなら、接着面にゴミがくっつけばその分だけ粘着力は落ち、すぐに剥げてしまうからです。

 

そんなことにならないように、玄関のたたきだけでなくドアにいたるまで、ホコリも砂もキレイに取り除きましょう。ドア本体や、ドアを閉めた時に当たる場所である戸当たり部分も、ホコリやゴミはもちろん、水気も残らないように丁寧に乾拭きして拭き取ります。

 

キレイになったら、貼り方のコツに従って貼っていきましょう。まずは隙間テープがドアに合っているかの確認です。

 

方法は、何枚か短く切り取った隙間テープを、貼る予定の場所に試し貼りをします。その後に玄関のドアを閉めてみて、普通に閉まるかどうかや、きつすぎないかを確かめるのです。この確認をしておかないと、貼り方だけ正しくても後悔しかねません。

 

問題なく玄関のドアが閉まるようなら、貼り方のコツに従って隙間テープを貼っていきます。まずは貼る場所です。玄関のドア本体ではなく、ドアが当たる戸当たりの部分に貼るのが正しい貼り方。長い隙間テープを用意して、ぐるりと1周貼り付けます。

 

もちろん隙間テープは先に必要な長さを測り、その長さに切っておくのを忘れてはいけません。切り方も正しい貼り方に必要なコツです。直角にハサミを当てて、まっすぐに切り離します。隙間ができるのを予防するためです。

 

貼り方のコツは貼り付け方にもあります。隙間テープに付いている両面テープの剥離紙は、少しずつ剥ぎながら、空気を抜くようにして貼り付けていくと失敗しにくいです。

 

隙間テープを目的の場所に貼り終わったら、くまなく全体を押さえつけてしっかり密着させます。両面テープが十分に密着していないと、ゴミがテープとの間に入り込み、剥がれるなどの問題が発生しやすくなるためです。

 

隙間テープをくまなく密着させ終わったら、玄関のドアを開閉して仕上がりを確認します。最後まで手を抜かないのも貼り方のコツです。

 

 

隙間テープを貼った後の注意事項

隙間テープを貼ったらあとは放置できる。これは間違いです。貼り方が正しくても、玄関のドアを開け閉めしていれば、やがて隙間テープは劣化していきます。

 

どれだけ開け閉めして隙間テープに負荷をかけるかでも違いは出ますが、やがて効果は薄れて貼り替えが必要になるのです。貼り替えのタイミングは一定ではないため、定期的に隙間テープの状態を確認するようにしましょう。

 

劣化した隙間テープはキレイに剥がし、新しい隙間テープをまた正しい貼り方で貼り付けます。手順は変わらないので、どの隙間テープで貼り替えるか以外には、特に貼り方で困るようなことはないはずです。

 

隙間テープの劣化をおさえるには、気密性が高くなったことで発生しやすくなる結露を、こまめに拭き取って養生するとよいでしょう。雨が降った後なども、濡れることで傷みやすくなります。水気を拭き取りながら劣化具合を確認すれば、すぐに気付けるので安心です。

 

 

隙間テープの剥がし方は?

隙間テープを貼る時に、しっかりと押さえ付けて密着させているため、ただ剥がそうとしても簡単には剥がれません。剥がし方のコツはいくつかあるのでご紹介します。

 

まずはドライヤーなどを使って温めてみることです。隙間テープもテープ類のため、温めて熱を持たせると剥がれやすくなります。ただし、玄関のドア周辺の素材が熱に弱い場合、この方法は使えません。

 

そこで次は台所用洗剤を使ってみましょう。隙間テープ全体にしっかりと塗り付けてからラップをし、10~20分放置してください。中性洗剤が浸み込んで粘着力を弱めるので、時間になったら剥がします。

 

同じように酢を使っても剥がせるので、賞味期限切れで処分に困っているようなら、使ってみるのもおすすめです。キッチンペーパーなどに浸み込ませてから隙間テープの上に貼り付けラップをし、数分間放置した後に剥がします。

 

隙間テープを剥がした後にのりが残った時も、同じようにラップでパックをしてから、布巾などでこすってください。必ず水拭きをして洗剤や酢を落とし、仕上げに乾拭きをすれば完了です。

 

注意したいのは、使う台所洗剤は中性のものを選ぶこと。素材によっては、アルカリ性や酸性だと傷んでしまう場合があります。同様に酸性である酢を使う時は、大理石のようなデリケートな素材だと使えません。必ず事前に素材が何かを確認しましょう。

 

 

おわりに

玄関にある隙間からは、窓の隙間と同様に、様々なものが入ってくる可能性があります。特に人が出入りする場所のため、窓とはまた違った気遣いが必要な場所です。そのため隙間テープを使う場合も、正しい貼り方と管理で対策したい場所といえます。

 

上手に隙間テープを使いこなせば、きっと様々な効果に満足できることでしょう。後はこまめな管理で維持をして、快適な日々をお過ごしください。

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