Acne Studios 2022FWウィメンズコレクション




アクネ ストゥディオズ(Acne Studios)はパリファッションウィークにて2022FWウィメンズコレクションを発表。

エモーショナルなパッチワーク、エレメンタルマテリアルとクラフト。自己表現としてのパッチワークとリペア、四六時中ドレスアップしている状態。未加工のステッチングとむき出しになったパッドの美しさ、何が完成されていて何が洗練されているかという探究がテーマ。

裁断、縫い直し、エイジング。着古した、あるいは傷んだファブリックには、グランドクチュールのジェスチャーが内在している。一方、対照的なテクスチャーは、複雑なキャラクターを明らかにし、衣服の身体性を考えさせる。

今季のクオートは以下。
「エモーショナル・パッチワークという考え方について考えていました。子供の頃、物を切っては組み立てることを始めたのが、私のファッションへの旅の始まりでした。このコレクションは、身の回りにあるものから創造すること、見慣れたものから新しいものを作ることをテーマにしています。縫い合わせること、繕うこと、修理すること。それは破壊的でもアナーキーでもなく、物を元に戻すという行為、そして修理の美しさです。
デニム、レザー、ジャージー、ニットなど、アクネ ストゥディオズの中心的なマテリアルを使って実験することは、私たちが毎日使う素材を昇華することでもあります」

今シーズンのキーピースとなるのは、フロアまであるペーパーバッグのスカート、クリスタルで補修したディストレスニット、キルティングの張りぼてコート、フリンジ付きのスカーフドレス、デニムやニットをパッチワークしたビスチェトップのボールガウン。

マテリアルは意識的にハンドメイドで製作。アップサイクルデニムとレザーのパッチワーク、ディストレストジャージー、コットンニット、シルバーのハンドペイントレザー、シルククレープ、椅子張りジャガード、中綿などの素材を用いられている。



キルティングコートの縫い目には中綿がむき出しになり、Tシャツの袖はホック式に取り付けられている。ディテールを削ぎ落としたオーバーサイズのテーラリングは、しばしば裏返しになり、ジャージーのドレープドレスは結び目から肌が見える構造となっている。


ショーで起用されたのはエレクトロミュージックのパイオニアであるスザンヌ・チアーニのライブ。「アメリカ初の女性シンセサイザー・ヒーロー」として広く知られている彼女は、半世紀近くにわたって音楽とサウンドデザインのさまざまな分野で静かに革新を続け、1970年代には電子工学の革新の最前線にいた数少ない女性の一人。チアーニは2020年のドキュメンタリー映画「Sisters with Transistors」にも出演している。

ショースペースにてサロンをイメージしたシートを覆うフェイクファーは、今後のコレクションで再利用されるほか、パリのファッションスクール「ストゥディオ・ベルソー」に寄贈される。


























































































[お問い合わせ先]
Acne Studios Aoyama/アクネ ストゥディオズ アオヤマ
https://www.acnestudios.com/

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