3月で終了する5番組『スカッとジャパン』『アウト×デラックス』『深イイ』『今くら』『オトラクション』……打ち切り後の新番組は大丈夫なのか?

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霜降り明星と西川貴教が司会を務める音楽バラエティ『オトラクション』(TBS系)が3月いっぱいをもって終わることが分かった。同番組が放送されている火曜よる7時の視聴率は『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(日本テレビ系)が独占しているため、太刀打ちできなかったようだ。さて、そんな『オトラクション』の後を受けて始まる予定の番組が、『ZOO―1グランプリ』(CBCテレビ制作)だ。

これは昨年末まで3回、特番として放送されてきたもの。内容としては全国の動物園の飼育員が自慢の動物たちを熱くプレゼンするプログラムだ。特番時代の司会はサンドウィッチマンで、このまま2人がレギュラーでもMCを務めるのであれば、サンドは火曜よるの2時間を占拠することになる(よる8時はバナナマンと共演している『バナナサンド』)。いずれにしても『オトラクション』よりは良いかもしれないが、どこまで戦えるのかは未知数だ。
 
その他、今春で終了するのは、わずか1年で打ち切られる『オトラクション』以外はいずれも長寿番組だ。『痛快TV スカッとジャパン』は8年、『アウト×デラックス』は9年、『人生が変わる1分間の深イイ話』は14年、『今夜くらべてみました』がゴールデン昇格後から5年となっている。

『スカッとジャパン』のあとは、そのまま内村光良を続投させて、「あした今日よりも賢くなれる」をテーマにしたシミュレーションバラエティー『あしたの内村‼』に、『アウト×デラックス』のあとは、指原莉乃&いとうあさこ司会によるトーク番組『トークィーンズ』に、『深イイ』のあとは『しゃべくり007』が1時間繰り上がり、『今くら』のあとはくりぃむしちゅー上田晋也司会のトーク番組『上田と女が吠える夜』となる。

上記、『しゃべくり』を除いた新番組は『ZOO―1グランプリ』同様、特番枠で不定期放送されてきたものだが、どれも特別、視聴率が良かったわけでもない。通常は実績を積み重ねてゴーサインが出されるものだが、それは入れ替えられるソフトがない証拠でもある。そして、長く耐久消費できる点で、タレントを集めてのトーク番組は重宝されるが、視聴者にとっては食傷気味だろう。

果たして3年後、勝ち残るのはどの番組だろうか。

(執筆者: genkanaketara)

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