新庄ハムがまたも矢野阪神に「ビーンボール」！？　２・８練習試合に波乱の予感

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　日本ハムの新庄剛志監督がまたもぶち上げた。２月８日に阪神のキャンプ地、沖縄県宜野座村で予定されている阪神との初の練習試合に向け「矢野監督と何かできたらいいですね」とサプライズを予告。「僕も阪神で１０年間プレーした。（ファンに）喜んでもらえる何かをしたい。監督、変わりますか!?」と、新庄監督が矢野監督に代わって阪神を指揮するというビッグプランを明かしたのだ。

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　９日に千葉・鎌ケ谷で行われたスタッフ会議を終え取材に応じた新庄監督は、初の対外試合の相手が古巣の阪神に決定したことを受け、前出の発言を行った。あくまでファンサービスを目的としたリップサービスにも映るが、一方、この発言に阪神側が神経を尖らせる可能性も指摘されている。

　「どの球団も今季の新庄ハムの戦いぶりには注目している。全員一軍を公言して選手の目の色を変えさせるなど、モチベーターとしての力も認められているだけに、球界の活性化につながると歓迎の声も多い。とはいえ各球団、それぞれ抱えているテーマ、やり方もある。一時的とはいえチームの指揮まで執るとなれば、かき回されたくないと思う気持ちも生まれるのではないか」（球界関係者）

　阪神・矢野監督自身はこれまで新庄監督のやり方に関して「新庄監督の根本にはファンに喜んでもらいたい部分があってのこと。考え方には賛同」と理解を示している。

　一方矢野監督にとっても、今季は背水イヤーとなる就任４年目の大事なシーズンとなる。何としても結果を求められる中、２月８日は阪神も初の対外試合となる。選手たちの定位置争いの見極めにつながる大事な１戦で、「新庄フィーバー」に巻き込まれてチーム構想に狂いが生じるようであれば、拒否反応が生まれても不思議ではない。

　すでに両チームをめぐっては「遺恨」もささやかれている。先月３１日に公開された日本ハムＯＢの岩本勉氏のユーチューブチャンネルの中で新庄監督は「俺、ほしい選手が一人いる。阪神の藤浪」と切り出し、さらに「俺のところに来たらもう、化ける！」と発言。「使わないんだったらくださいよ」と矢野阪神にトレードを申し込む姿勢すら見せていた。

　こういった発言は選手育成に関わることでもあり「阪神首脳に対して失礼」という声が球界内からも上がっていた。

　キャンプインまで残り３週間、今後もどんな仰天プランが飛び出すのか。他球団も巻き込み、水面下の駆け引きにも注目が集まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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