ラーメンライター井手隊長の美味しかったラーメン月間ベスト5(2021年12月)
全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。今回は私が12月に食べたラーメンの中で美味しかったラーメンベスト5をお届けします! 殿堂入りのお店は除外させていただき、初めて訪れたお店に限らせていただきました。美味しいお店探しの参考にしていただければと思います。今年もぜひ美味しいラーメンライフを!
それでは発表します!
第5位:本家 第一旭 神保町店(神保町)
京都ラーメンの横綱店“第一旭”の神保町店がオープン。まず店が広くていい。2階にはテーブル席もある。厨房には大きな羽釜が2つ。
「半チャーハンセット」を注文。
豚の旨味がしっかり出たスープに、醤油は京都の五光醤油。薄いチャーシューで九条ネギと麺を巻いて食べるのがオススメだ。チャーハンは京都の本店にもないメニュー。しっかり鍋を振って作っていて、香ばしくてとても美味しい。ぜひセットでお試しいただきたい。
第4位:麺匠 たか松 京都本店(京都・烏丸)
京都で4店舗を展開する“たか松”の本店。
「つけ麺」を注文。
具はスープの中に角切りチャーシュー、ネギ、麺の横にメンマ、刻みタマネギ、すだち。麺は長野県産小麦を石臼挽きした全粒粉麺。
まずは麺だけいただく。蕎麦のような粒々感と香りの高さが最高。素晴らしい麺だ。スープは鶏魚介。濃厚でスープに麺が負けてしまうかと思いきや、いいコシと歯応えでバッチリ。スープの持ち上げも申し分ない。
途中で刻みタマネギをスープに投入し、すだちや黒七味を麺にかけて味変。麺の主張がしっかりしていて、最後までオリジナリティを感じる味わいで、唯一無二の一杯になっている。
第3位:飯村製作所(つくば)
茨城・つくばにあるタンメン専門の人気店。2015年オープンで、2020年5月に今の場所に移転し、タンメン専門店になった。
「タンメン」と「ガリ」を注文。無料トッピングでショウガ、ニンニク、ネギをプラスできる。
野菜は中華鍋でざざっと炒めて、スープは丼に直接イン。スープは動物系のライトめな白湯スープ。具は豚肉、キャベツ、モヤシ、ニラ、タマネギ、ナルトの細切りなど。麺は太めストレート。
野菜はシャッキリ感を残しつつ、しっかり炒めてある。これをスープとともに食べるのが旨い。ニンニクとショウガで中毒感もプラスされて、とても美味しい。
そしてガリ。これが良い。野菜とともに食べるとサッパリとして美味しい。飽きが来ず、食感としても味としてもいいアクセントになる。
クオリティとオリジナリティが共存した貴重なタンメン専門店。
第2位:中華そば 高安(京都・一乗寺)
京都・一乗寺エリアはもはやラーメン街道になっていて、狭いエリア内にラーメン店がこれでもかとたくさんある。こちらは1999年創業の人気店。
「スジラーメン」と「からあげ3コ」を注文。
具は牛スジ、ネギ、メンマ。麺は中ストレート。
豚骨、鶏ガラ中心に22時間かけて作るミルキーなスープ。少し甘めのタレを合わせていて、クセになる味わい。牛スジは柔らかく激ウマで、マストでトッピングしたい。焼肉屋のコムタンスープを食べているみたいな感覚になるのが面白い。やみつき間違いなし。
卓上の「ニラごま」(辛いニラ)を入れるとさらに中毒性が上がる。
そしてほんのりカレー風味のどでかいからあげ。外はカリッと中は柔らかくこれも激ウマ。これもマストで頼みたい。人気出るのは当然の名店だ。
第1位:ラーメンショップ 牛久結束店(牛久)
ラーメンショップ(通称「ラーショ」)界最強との呼び声も高い牛久結束店。駐車場もいっぱいで、オープン前から長い行列ができていた。
寸胴にゲンコツがパンパンに入っていてグラグラ炊いている。柔らかいチャーシューをバンバン切るお姉さん。厨房を見ているだけで凄い勢いを感じる。
「ネギチャーシューメン」を注文。麺が太麺も選べたので太麺で。
具はチャーシュー、ネギ、ワカメ、ノリ。麺は太めストレートの自家製麺。ラーショで自家製麺に出会えるのは嬉しい。
ラーショ感のしっかりあるスープながら背脂の甘みが印象的で、醤油もまろやかながら主張があり激ウマ! 濃厚すぎずシャバシャバすぎる感じもなく、かなりジャストなスープ。太麺にもしっかり合う。
チャーシューは柔らかく、ネギもシャキシャキで素晴らしい仕上がりだ。
随所にこだわりと技術が光る一杯。横綱の貫禄。
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(執筆者: 井手隊長)
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