ニコニコ本社爆破の脚本を書いてみた件。

ニコニコ本社爆破の脚本を書いてみた件。


今回はひろゆき@オープンSNSさんのブログ『教えて君コミュニティー【ASKS?】』からご寄稿いただきました。
※この記事は2013年04月06日に書かれたものです。

ニコニコ本社爆破の脚本を書いてみた件。

体験型謎解きゲームが流行ってる昨今です。

おいらは、9年前、2005年に那須のホテルを借りて行われたミステリーツアー’05『蘇る魔物の殺人』に参加したのが初めてですね。

その後、池袋のメトロポリタンホテルのミステリーナイトに参加してみたり、ミステリーツアーで新潟に行ってみたりと、わりと、謎解きイベントにはいろいろ出てみたりしました。

そんなわけで、紆余曲折があって、「ニコニコ本社爆破」という体験型謎解きゲームを作ることになりました。

「ニコニコ本社で脱出ゲーが開催! 脚本家・ひろゆきが魅力を語る」 2013年04月04日 『日刊SPA!』
http://nikkan-spa.jp/417723

んでもって、「ニコニコ本社爆破」は、ニコニコ動画の社員、アルバイト、退職者、生主という素人だけで構成されてるんですが、本業ではないので、就業時間の後に、集まって練習の時間をとったりしてました。

さて、ニコニコミュージカルが始まるときに、いろいろアイデアを出す会議があって、
「アンケートの結果でストーリーが変わる演劇ってどうすか?」
なんて話をして、却下されたことがあるんですが、理由が「大変だから」とかだったんですけど、素人目に見ると、そんな大変じゃない気がしたんですよね。

ってことで、今回、ストーリーに分岐を入れてみたら、なんで嫌がられるのかわかりました。

例えば、、、
A: 役者が死ぬストーリーと、B:役者が生き残るストーリーで分かれたあとに、
C: 後日談のストーリーになる場合には、Cのストーリーでは、役者が生きてても、死んでても整合性が取れる形のストーリーにしなきゃいけないわけです。

また、この条件が満たされていた場合は、この台詞を入れるみたいなのをやってみたんですが、その条件を満たされたときってのが、どこで役者が気付くか?とか、音響さんにもそれが伝わるのか?とか、いろいろ細かく詰めなきゃいけないんですよね。。。

そんなわけで、脚本が、「もし、**だったら**」とか「**の場合は、P16に飛ぶ」とか、プログラムのフローチャートみたいになってしまったわけです。

んでもって、練習時間が足りないので、演者がまだ練習してないパターンの出来事が起きちゃったりとか、てんやわんやなわけですよ。

webだと、間違ってたら、治せばいいじゃん!って感じでやってるんですけど、リアルイベントだと、失敗した回のお客さんは「失敗した」という印象を持って帰るだけなので、完全に準備しなきゃいけないんですよね。。。

ほいで、難易度調整も、こういった謎解きをやったことがある人と、やったことが無い人で、解ける目安の時間が全然違うので、最適な難易度がどれくらいか未だにわからないんですよね。。

んで、他のリアルイベントは、グループで参加する前提で作ってあったりして、一人で来る人が疎外感を感じないようにするには、どうしたらいいか?とか、頭がいい人ほど解くのが難しい問題とか入れたほうが、いろんな人が活躍できるんじゃない?とか、小学生でも楽しめるようにしたいよね。。とかとか、いろいろ詰め込んでみたりしたわけです。

ってことで、プロでもやらない条件分岐構造のあるストーリーにしてみたんですが、どうなることやら、、ということで、明日が本番ですよ。。。と。

『ニコニコ本社爆発 特設サイト』
http://niconazo.jp/

執筆: この記事はひろゆき@オープンSNSさんのブログ『教えて君コミュニティー【ASKS?】』からご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2013年04月10日時点のものです。

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. ニコニコ本社爆破の脚本を書いてみた件。

寄稿

ガジェット通信はデジタルガジェット情報・ライフスタイル提案等を提供するウェブ媒体です。シリアスさを排除し、ジョークを交えながら肩の力を抜いて楽しんでいただけるやわらかニュースサイトを目指しています。 こちらのアカウントから記事の寄稿依頼をさせていただいております。

TwitterID: getnews_kiko

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。