“空飛ぶクルマ”用のナビシステム「AirNavi」、実用化に向けてまずはドローンで実証実験

エアモビリティ株式会社は、日本初となる“空飛ぶクルマ”のナビゲーションシステム「AirNavi」を開発中。
2021年9月には、このナビを空飛ぶクルマに実装する前段階となる「『空飛ぶクルマ』のナビゲーションシステム『AirNavi』のドローンを使用した実証実験」が、三重県の「クリ“ミエ”イティブ実証サポート事業」に採択されています。そして2021年12月14日、三重県鳥羽市にて「AirNavi」のプロトタイプを搭載したドローンの飛行実証実験が実施されました。
ちなみに、エアモビリティと三重県および東京海上日動火災保険株式会社の3者は、2020年11⽉4日に「三重県内における『空⾶ぶクルマ』の実証実験、実⽤化に向けて連携する包括協定」を締結しています。
「AirNavi」とは?


約2.7kmを飛行

今後は、リアルタイムでの気象情報の変化によるルート変更や運航管理システムとの連携など、空飛ぶクルマでの実用化に向け改良を重ね、2022年以降に空飛ぶクルマでの無人飛行や有人飛行を実現させたいとのこと。また、2025年の大阪・関西万博での観客の輸送サービスでの活用も見据えているようです。
ちなみに、今回の実験は、株式会社ウェザーニューズ(気象情報提供)や株式会社ゼンリン(地図データ・3Dマップ提供)、三菱電機株式会社(GNSS受信機提供)など、10者の協力により実施されました。
(文・Higuchi)

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