本の雑誌が選ぶ2021年度ベスト10が決定!1位は『嫌われた監督』鈴木忠平(文藝春秋)だ!
書評誌「本の雑誌」が、その年一番面白かった本を社内の座談会で決定する「本の雑誌が選ぶ2021年度ベストテン」を発表した。
1位に選ばれたのは、『嫌われた監督』鈴木忠平(文藝春秋)。三冠王を三度獲得し、日本プロ野球史上最高の打者である落合博満氏が、2004年から2011年まで8年間勤めた中日ドラゴンズでの監督時代の様子が描かれたノンフィクション。
超傑作スポーツノンフィクションとしての評価もさることながら、野球に興味がまったくなくても強烈な人間ドラマにのめり込み、読後、放心間違いなし!と、多くの社員+αが大きな声で推薦し、1位となった。
2位には『『ガロ』に人生を捧げた男』白取千夏雄(興陽館)が、3位には『高瀬庄左衛門御留書』砂原浩太朗(講談社)が選ばれた。以下の順位は下記に。
〈本の雑誌が選ぶ2021年度ベストテン〉
1位『嫌われた監督』鈴木忠平/文藝春秋
2位『『ガロ』に人生を捧げた男』白取千夏雄/興陽館
3位『高瀬庄左衛門御留書』砂原浩太朗/講談社
4位『ガリンペイロ』国分拓/新潮社
5位『詰むや、詰まざるや』長谷川晶一/インプレス
6位『骸骨』ジェローム・K・ジェローム、中野 善夫訳/国書刊行会
7位『君の顔では泣けない』君嶋彼方/KADOKAWA
8位『きょうの肴なに食べよう?』クォン・ヨソン、丁海玉訳/KADOKAWA
9位『アンソーシャルディスタンス』金原ひとみ/新潮社
10位『ヒルは木から落ちてこない。』樋口大良+子どもヤマビル研究会/山と溪谷社
また「本の雑誌」2022年1月号では、SF(鏡明選)、ミステリー(池上冬樹選)、時代小説(縄田一男選)、現代文学(佐久間文子選)、ノンフィクション(栗下直也選)、エンターテインメント(北上次郎選)の各ジャンルのベストテンも発表している。
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