濃厚かぼちゃプリンレシピ!生クリーム&オーブン不要のスイーツ
かぼちゃの定番スイーツ、かぼちゃプリン。テレビやラジオ、雑誌をはじめ、健康を支えるプログラムの開発まで、幅広く活躍する管理栄養士の小島美和子先生に、生クリームなしでも濃厚な、かぼちゃプリンのレシピを教えていただきました。ミキサーにかけたり、オーブンで焼いたりする工程のないレシピです。
かぼちゃのプリン
生クリームなしで作れる濃厚かぼちゃプリン!オーブンや蒸し器を使わない、手軽でおいしいレシピです。
材料(プリン型5個分)
かぼちゃ:150g(黄色い果肉部分のみ、正味)
砂糖:50g
卵(L玉):2個
牛乳:180ml
シナモンパウダー:少々
油(型塗り用):適宜
<カラメルソース>
砂糖:40g
水:大さじ2
作り方
プリン型に油を薄く塗る。
カラメルソースを作る。小鍋に砂糖と水大さじ1を入れて火にかけ、カラメル色になるまで煮つめる。火を止め、水大さじ1を加え(※)、鍋をゆすって混ぜる。1にカラメルソースを流し入れる。
注意:火を止めて水を加えるときにはねることがあるので気をつけましょう。
かぼちゃは種と皮を除き、2cm角に切る。耐熱皿にのせ、水大さじ1(分量外)をかけ、ラップをし、電子レンジ(600w)で約3分~3分半加熱してやわらかくする。
おいしく作るコツ
かぼちゃに水を加えて加熱することで、しっとりさが増します。
3の水気をきってボウルに入れ、マッシャーまたはフォークでつぶし、なめらかになったら砂糖を加え、泡立て器で混ぜる。
4に溶きほぐした卵を2回に分けて加える。その都度泡立て器で混ぜた後、40℃くらいに温めた牛乳、シナモンを加えて混ぜ、ザルでこす。
おいしく作るコツ
牛乳は温めて加えることで、生地が冷たくならず、分離を防ぐことができます。冷たい牛乳を加えると、固まるまでに時間がかかってしまい、かぼちゃと水分の層に分かれてしまいます。
2に5を注ぎ入れる。
鍋に深さ2cmほど湯を沸かし(分量外)、底にペーパータオル2枚を重ねて敷き、6を並べる。火にかけ、煮立ってきたら弱火にし、ふたをして18~20分蒸す。火を止めて室温程度まで冷めたら冷蔵庫で冷やす。
おいしく作るコツ
・蒸す火加減は弱火!強火だとスが入り(表面や内部に穴が空いてしまった状態)、舌触りが悪くなります。
・鍋底にペーパータオルを敷くことで、熱の伝わり具合がやわらかくなります。
・竹串1本をはさんでふたをすると、すき間が少し空くので温度の上がり過ぎを防ぎ、スが入りにくくなります。
型からはずし、器に盛り付ける。
リメイクレシピ:かぼちゃのアイスクリーム
●材料
・かぼちゃプリン:2個
・砂糖:12g
・牛乳:150ml
●作り方
1.ボウルにかぼちゃプリンと砂糖を入れ、泡立て器で混ぜる
2.なめらかになったら、牛乳を入れて混ぜる。
3.保存容器に入れ、冷凍庫で冷やし固める。完全に固まる前にフォークなどで2~3回、空気を入れるようにかき混ぜるとなめらかに仕上がる。
最後に
手軽にできる濃厚かぼちゃプリンを作ってみてください。
小島美和子/Miwako Oshima
管理栄養士/健康運動指導士/産業栄養指導者
女子栄養大学卒業後、食品会社での商品開発業務、大学病院などでの臨床栄養指導等を経て、 有限会社クオリティライフサービス設立。働く人の食生活改善保健指導プログラムなどの企画開発を行う。TV、ラジオ、雑誌への出演のほか、厚労省の特定保健指導の実践的指導者育成プログラム開発ワーキングメンバーやTHP指導者養成専門研修及び産業保健指導専門研修など、各種研修講師等も多数担当。また、健康商材・サービスの価値、訴求力を高めるコンテンツ、プロモーションのコンセプトづくりから、より効果を出すプログラムの開発まで、管理栄養士の専門性を活かした食生活の現場でQOLを高める事業を企画・展開している。
ホームページ/オフィシャルブログ /FB
[かぼちゃ]簡単な切り方と冷凍保存のポイント
甘味があり、子どもにも人気のかぼちゃ。ビタミンAのもととなるβ-カロテンや、ビタミンC、Eが比較的多く含まれています。食用のかぼちゃには大きく分けて「日本かぼちゃ」「西洋かぼちゃ」「ペポかぼちゃ」があります。現在、流通量が多いのは「栗かぼちゃ」と呼ばれる西洋かぼちゃの一種です。
最終更新:2022.12.23
文・写真:小島美和子
監修:小島美和子、カゴメ
カゴメが運営する、野菜をもっと楽しんでもらえるように、もっと好きになってもらえるように、皆さんがずっと健康でいられるように、お役に立てる情報を提供するメディアです。
ウェブサイト: http://www.kagome.co.jp/vegeday/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。