橋下市長が『Twitter』で週刊朝日を批判も やり過ぎでステマ気味

大阪市の橋下徹市長が『Twitter』で久々に吼(ほ)えている。一連のつぶやきは4月6日の

「bit.ly/11zXxNL しかし週刊朝日も頭が悪いと言うか常識がないと言うか。こいつらは自分たちがやったことの反省と言うものがないのかね。自分たちは重大な人権侵害をやったにもかかわらず、半年やそこらでもう忘れているようだ。」

がはじまり。週刊朝日 2013年4月12日号の「『橋下さんではもう視聴率取れない』橋下市長は飽きられた?」と題した記事が、よっぽどお気に召さなかったようだ。

4月7日には

「アメリカで人種差別を大々的にやった企業が存続できるか。ヨーロッパでナチスや優生思想を肯定し人種差別を大々的にやった企業が存続できるか。そんなのあり得ない。即廃業だ。それに比べれば日本は人権侵害には大甘だ。こんな状況の日本で、人権を尊重しろと言い続ける朝日新聞グループ。お笑いだよ」

と、海外と比較して差別論を展開。まだまだ怒りは収まらない様子にみえる。

さらに丸2日が過ぎた翌8日の午前中、公務直前の9時48分まで週刊朝日と朝日新聞についてつぶやき続けていた。

「いずれにせよ、あれだけ謝罪した加害者なんだから被害者に対しての態度振る舞いのやり方ってあるだろ、と言うこと。しかも加害者の態度振る舞いについては朝日新聞は一番きれいな理想を述べてきたじゃないか。そう言うギャップ、上辺のきれい事が腹立つ。真正面からの公人チェックはいくらでも良い。」

この問題についてつぶやいた数は40回以上、かなり怒り心頭だったようだが、むしろ週刊朝日のステマになっているのでは? との危惧さえ生まれる。

また、以前から大阪市政など、行政や市の職員について、企業になぞらえることが多い橋下市長。大阪市のコリアンタウンのど真ん中の鶴橋駅前では2月末、中学生が「朝鮮人の大虐殺を」と叫んだ。「アメリカで人種差別を大々的にやった企業が存続できるか」と述べる市長は、差別的な街宣やデモについてどう考えているのだろうか。大阪市がもしもアメリカの企業だったら、市長は即刻責任を追及され、クビですよね。

「日本は人権侵害には大甘だ」。『Twitter』は自分を映す鏡でもあるようだ。

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