2丁拳銃・小堀裕之の創作落語「ハンカチ」が朗読劇に! 上演への思いをインタビュー

2009年に第2回上方落語台本大賞で優秀賞を獲得し話題になった2丁拳銃・小堀裕之さんの創作落語「ハンカチ」

長く連れ添いマンネリに陥っていた夫婦におとずれた「ハンカチ」をめぐる愛の復活劇……あの笑いと涙の名作が、大阪市中央区のDAIHATSU 心斎橋角座で朗読劇として上演される。

本作上演のいきさつについて小堀さんにお話を聞いた。

--今回「ハンカチ」を朗読劇として上演されることになった経緯をお聞かせください。

小堀:2009年に上方新作落語大賞を頂いた「ハンカチ」を映画化したいなぁという思いから始まった話です。

朗読劇「ハンカチ」は創作落語「ハンカチ」を軸に「焼きうどん」「運動会」「拾った財布」の 4本の創作落語をつなぎ合わせた脚本になっています。どの話も人情味溢れる内容になっているので、観終わった時「人間って良いな」と思っていただけたら嬉しいです。

主演の達夫役を落語「ハンカチ」を実際に演っていただいている現役落語家さんに演じてもらっていて、とても面白い見どころになっています。

--落語家のみなさんをはじめ、小堀さん以外の出演者はほとんど松竹芸能の方ですがどんな感じですか? 場所も角座ですし。

小堀:松竹芸能の方々が吉本興業ではありえないぐらい気を使ってくれはるので、とてもやりやすいです(笑)。

--コロナ禍での準備、稽古になったと思いますが、ご苦労されることはありませんでしたか?

小堀:10月24日現在、リモートで本読みを3回しました。電波状況でセリフとセリフの間にタイムラグが生じ、変な間があって大変です (笑)。

--「ハンカチ」は小堀さんご夫婦の実話が元になっているということですが、この作品について奥さんがなにかおっしゃることはありますか?

小堀:嫁さんは「私の話やねんからギャラよこせ!!」とずっと言ってます……。

「ハンカチ」の上演は10月29日から31日にかけての3日間。日に日に寒さが募る中だが、そんな時期だからこそ人情味あふれるストーリーに触れ、心にぬくもりの灯をともしてみてはいかがだろうか。

「ハンカチ」上演概要

【あらすじ】
結婚生活20年の達夫と政子。ある日、寝ている達夫を政子が叩き起こすところから物語は始まる。その日は政子の46歳の誕生日。30年前 達夫からもらったハンカチをいまも大切にしている政子は、何でもいいからプレゼントをくれとせがむ。しかし、達夫は生返事ばかり。目の前でごろごろして一向にくれようとせず、遂に起き上がって喧嘩になり、散歩に行くと言って出て行ってしまう。

達夫が歩いていると、親友の経介に声をかけられる。経介が主催している「妻に愛を叫ぶコンテスト」に欠場者が出てしまい、困っているから代わりに出てくれないかと頼まれたのだ。参加賞はハンカチと聞いた達夫は渋々出ることになり……。

【会場】
DAIHATSU 心斎橋角座
〒542-0083 大阪市中央区東心斎橋1丁目19-11号 鰻谷スクエア B1F
https://www.shochikugeino.co.jp/kadoza_category/shinsaibashi/[リンク]
【出演者】
小堀裕之(2丁拳銃)、あだち理絵子、荻野詩媛、植村茂浩、弓川信男(ボルトボルズ)、西口のぶお、中井由佳、うえし(骨付きバナナ)、土井美咲、笑福亭風喬(※10月29日のみ出演)、笑福亭鶴二 (※10月30日のみ出演)、笑福亭遊喬(※10月31日のみ出演)
企画・製作:テンダープロ
制作総指揮:友田勇生
脚本・演出:小堀裕之(2丁拳銃)
【日程】
10月29日(金) 開場18時30分 開演19時
10月30日(土) ①開場12時30分 開演13時 ②開場15時30分 開演16時
10月31日(日) ①開場12時30分 開演13時 ②開場15時30分 開演16時
【チケット】
前売・当日共に3,000円(全席自由席)CNプレイガイド:0570-08-9999
(平日11時~15時 土日祝10時~15時)
https://www.cnplayguide.com/evt/evtdtl.aspx?ecd=CNC35505[リンク]

(執筆者: 中将タカノリ)

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