初回は約100本!「川島織物セルコン」リユース帯を販売するサステナブルプロジェクト
伝統技術と先端技術を併せ持ち、日本の織物文化を牽引してきた織物メーカー・川島織物セルコンが、着物に着用する「帯」のリユース品を販売するサステナブルプロジェクトをスタート。
今では入手困難な貴重な品や、希少な伝統技術で作られた品を含む約100本のリユース帯が、10月15日(金)より期間限定で、ECサイト「川島織物リユースショップ」にて販売される。
貴重な素材を用い丁寧な手仕事で作られる帯
着物の帯は、貴重な素材を用い丁寧な手仕事で作られたものも多く、中にはその技術を継承する後継者の確保や、器具や原料調達の難しさに直面しているものも。
また、コンピューターを導入したり、原料調達先を増やしたりするなどの工夫を続けることで、品質や精度は格段に向上した一方で、人の手による良さが薄れることもあるという。
例えば、数十年前まではデザイン画をガラスペンで描いていたため、線に味がある・勢いがあるなどと言われていたが、現在のデザインは美しい線ではあるものの、物足りないと感じる人もいるのだとか。
真新しい状態で役目を終える帯も
さらに、以前は親から子へと受け継がれる着物文化の中で世代を超えて着用され続ける機会があったが、昨今は和装の機会も減り真新しい状態のまま使われなくなり役目を終える帯も少なくない。
リユース品を販売し帯の着用回数を増やす
そこで川島織物セルコンでは、長期間にわたり出番が無くタンスに眠っている価値の高い帯を、必要としている人へ届け新たに活かしてもらうことで、帯1本当たりの着用回数を増やし、知られざる貴重な技術を世に広めていきたいとの思いから、同社製帯のリユース品の販売を決定。
初回出品の約100本は、トライアルとして、10月15日(金)~12月24日(金)の期間限定でネット販売を実施する。
着物にまつわる伝統技術の伝承にも貢献
そして今後は、貴重な帯を回収し、点検・修理、責任を持って再販するという事も視野に入れ、着物にまつわる伝統技術の伝承にも貢献していくという。
帯のデザイン・原料・染織等の知見を有する、川島織物セルコンならではのサステナブルプロジェクトをチェックしてみて。
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