TGS2021「日本工学院」オフライン会場で「Wild West Locomotive」に見た”遊び”へのこだわり

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TGS2021「日本工学院」オフライン会場で「Wild West Locomotive」に見た”遊び”へのこだわり

 

2021年9月30日(木)より開催されました「東京ゲームショウ2021 オンライン」(以下TGS2021 Online)。
本イベントには日本の私立専門学校「日本工学院」も出展し、オフライン会場にて学生作品4作品の体験スペースが設置されました。
展示作品は八王子校から2作品、ハイパーカジュアルゲーム「モノハコビのプロ」、レールシューター「Wild West Locomotive」、蒲田校から2作品、パズルゲーム「チューズ」2Dアクション「Chainer」の試遊台がそれぞれ設置され、気になった作品をプレイできます。

学生作品4作品を展示!

ハイパーカジュアルゲーム「モノハコビのプロ」
ハイパーカジュアルゲーム「モノハコビのプロ」紹介POP – funglr Games

 

レールシューター「Wild West Locomotive」
レールシューター「Wild West Locomotive」紹介POP – funglr Games

 

パズルゲーム「チューズ」
パズルゲーム「チューズ」紹介POP – funglr Games

 

2Dアクション「Chainer」
2Dアクション「Chainer」紹介POP – funglr Games

どの作品も気になるところでしたが、筆者は折角なので日本工学院のTGS特設サイトに記載のなかった「Wild West Locomotive」を実際に体験することにしました。

学生7人チームで丁寧に作られた「Wild West Locomotive」

「Wild West Locomotive」タイトルメニュー画面
「Wild West Locomotive」タイトルメニュー画面 – funglr Games

 

「Wild West Locomotive」プレイ画面
「Wild West Locomotive」後半は汽車に乗り込む敵も登場 – funglr Games

本作は西部劇風の世界で汽車の上に立ち、荷物を狙う悪党をリボルバーで倒しながら目的地を目指すTPS/FPS視点切り替え式のレールシューターであり、今年の3月にGFFアワード(福岡ゲームコンテスト)において約250件の応募から4枠の優秀賞を勝ち取った受賞歴もある作品。
第一印象としてはレティクルが常に表示されていながらいわゆる腰撃ちができない点、一定以上視点を上にあげられない点など仕様として更に期待したい点はあれど、基本的なゲームプレイに粗はなく、グラフィックの統一感もありキレイにまとまっている印象。

しかしプレイ開始から数分、筆者はこのゲームの真の実力を思い知らされることになりました。

本作の特筆すべき点は、道中のオブジェクトのほとんどは銃で撃つことができ、またオブジェクトそれぞれの反応とスコアをプレイヤーに返してくれるところ。
よくあるシューティングゲームであればプレイヤーを攻撃してくる敵に撃ち返すことが大半で、その他のターゲットは壊せる遮蔽物、あるいは隠し要素程度に用意されるものですが、本作は一味違います。
具体的にはプレイ開始当初、進行ルートの背景に吊るされたベルが見えたので撃ってみたところ、エフェクトとともにスコアが加算。そして私の気付きにニヤリ、「サボテンも撃ってみて下さい」と促すスタッフさん。まさか……!?

「Wild West Locomotive」プレイ画面
「Wild West Locomotive」林立するサボテンは全て破壊可能! – funglr Games

背景に林立するサボテン、その全てが撃てば壊れるターゲットでした。
それだけでなく随所に配置された円形の的、撃ってくれと言わんばかりに配置された爆薬入りの赤い箱、さらにはこっそり上空を飛ぶUFO、カットシーンで通り過ぎる拠点で踊るガンマンまでもがこちらのアクションに応え、それぞれのエフェクトとスコアで反応してくれます。

ターゲットを狙って当てたときの快感はシューティングの本質と言えるものですが、そこに期待以上のリアクションが加わると「次はこれを撃ったらどうなるんだろう?」と興味が募るもの。
しかもそれを多様な反応で応えてくれるとワクワク感は更に増し、ゲームクリアという当初の目的外の”遊び”として豊富なターゲットから美味しそうな獲物を探し始める流れが見事に想定されています。
この丁寧な導線で演出されたワクワク感は「ポケモンスナップ」「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」など名立たるゲームの快感に近いものがあり、思わず取材を忘れて楽しんでしまいました。

制作は7人の学生さんチームで行われたとのこと。意思統一の難しいチーム制作ながら完成を超えて多くの”遊び”を用意してのけた未来のクリエイター達の実力に感服です。
そしてそれと同等に「人を楽しませようとする心配り」を必要なスキルとして公式HP上でも提示していた日本工学院が「若きつくりびと」を確かな実力とともに育む姿が垣間見えました。

「Wild West Locomotive」プレイ画面
「Wild West Locomotive」結局基本のスコアと同じ位ボーナススコアを稼いでしまった筆者 – funglr Games

ゲーム制作から販売戦略まで、幅広い実践チャンスも魅力

「日本工学院」マンガ・アニメーション科学生作品
マンガ・アニメーション科のコンテスト受賞作も展示 – funglr Games

 

「モノハコビのプロ」ノベルティのノート
「モノハコビのプロ」ノベルティのノート – funglr Games

また展示作品を遊んだ後、ノベルティとして「モノハコビのプロ」デザインのノートをいただきました。
タイトルロゴと主役のトラック、各種ダウンロード先のQRコードがミニマルにあしらわれた本格的な仕上がりの本品。こちらはゲーム制作チームとは異なる学科の日本工学院の学生により営業活動の実践として企画・製品化されたものとのことです。

TGS2021 Onlineはまさにプロによるゲーム営業の最前線。そこに6カレッジ34学科103専門分野の幅広い専門性から複合的な実践の場を用意できる性質は日本工学院の強味と言えるでしょう。

「日本工学院」に情熱あり。今後の活躍にも注目!

TGS2021 Onlineのオフライン会場では来場者が限定されたために、教育系団体にとってはメインターゲットであるはずの10代の子ども世代およびその保護者世代の来場はどうしても見込みにくい面が予想され、実際にその懸念は当たっていたように感じます。
それでも筆者の印象に残ったのは、優れた学生作品の展示と実践の場の用意に積極的な姿勢と、来場者の試遊を楽しんでもらおうと学生作品の魅力を楽しげに紹介してくださったスタッフさんの姿。
そこには日本工学院による未来のクリエイターに対する充実のバックアップ体制を確かに感じました。

興味のある方はぜひ詳細を日本工学院」公式のTGS2021 Online特設サイトでチェック!
Wild West Locomotive」の紹介は残念ながら未掲載ですが、試遊台が用意された4作品以外にも多くの魅力的な学生作品が紹介映像とともに掲載されています。

Copyright KATAYANAGI INSTITUTE

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