TGS2021「コーエーテクモゲームス」オフライン会場で体験するリマスター版「零 ~濡鴉の巫女~」の「美しき恐怖」
2021年9月30日(木)〜10月3日(日)にわたって開催された「東京ゲームショウ2021 オンライン」(以下TGS2021 Online)。
本イベントには「コーエーテクモゲームス」も出展、オンライン配信「TGS2021コーエーテクモ特別番組」では「ソフィーのアトリエ2 ~不思議な夢の錬金術師~」の制作発表で話題をさらいましたね。
そしてオフライン会場では「真・三國無双8 Empires」「BLUE REFLECTION TIE/帝」「零 ~濡鴉の巫女~」と、注目の発売予定3作の試遊台が用意されました。
今回筆者は「零 ~濡鴉の巫女~」を体験。Wii U向けソフトとして2014年に発売された同作のリマスター版が、いよいよ今月28日に発売を控えて満を持して登場です。
生まれ変わった「零 ~濡鴉の巫女~」をPS5でプレイ
「零 ~濡鴉の巫女~」試遊スペース – funglr Games
「零 ~濡鴉の巫女~」試遊台の頭上にはキービジュアルの看板も。流石の美麗さ – funglr Games
例によってホラーゲームを敬遠しがちな筆者は「零 ~濡鴉の巫女~」原作未プレイ。
とはいえ「零」シリーズは20周年の歴史ある作品。筆者もかつてニコニコ動画全盛期の実況プレイ動画を通して「零 ~月蝕の仮面~」からシリーズに触れ、間接的ではあるものの親しんでいました。
だからこそプレイする前からコワイ!和風ホラーアドベンチャーとして雰囲気全開の霊をカメラで撮影しながら物語の真相に迫る「零」シリーズ体験に、果たして筆者は耐えられるのでしょうか。
また、リマスター版「零 ~濡鴉の巫女~」はSwitch / PS5 / PS4 / XSX|S / XOne / Steam対応と、家庭用ゲーム機・PC向けの幅広いマルチプラットフォーム化も注目ポイント。
任天堂ハード向けのリリースが続いた本シリーズ、PS向けの発売は2005年「零 ~刺青の聲~」以来なんと16年ぶり。これを受けてか試遊台もPS5で用意され、進化したグラフィックを余すことなく体験できるチャンスとなりました。
「零 ~濡鴉の巫女~」冒頭のカットシーンで既に緊張する筆者。既にコントローラを持つ手が高い – funglr Games
「零 ~濡鴉の巫女~」シリーズおなじみの武器、射影機も質感細かくリマスター – funglr Games
媒体を問わず精神的恐怖を持ち味とする和風ホラー。「零 ~濡鴉の巫女~」試遊においても浸水した暗い家屋の暗澹たる雰囲気がリマスター+PS5のスペックにより更に鮮明に表現。
「零」シリーズの恐怖感は配信だけでお腹一杯だった筆者。プレイ中は恐る恐る進みすぎて終始ダッシュ移動ができず、むしろプレイヤーの移動速度の遅さに胃を痛める自縄自縛ぶりを発揮。試遊の時間制限とヘッドホン越しに伝わる会場の喧噪を支えに何とかチュートリアルのステージクリアまで進めました。
本作も操作による恐怖を煽るシステム満載で、アイテム取得の際に時間をかけて手を伸ばす(ランダムで霊に手を掴まれる)演出や、戦闘では襲い掛かる霊に対してキャラクターとプレイヤー両者の手ブレを意識しつつ的確に大写しにする必要があり、そのために恐怖する程苦戦するデザインは健在。
やはりホラーゲーム特有の自分で進まなけらばならない恐怖は本作の雰囲気と大変マッチしていることを大いに、大いに実感しました。
「零 ~濡鴉の巫女~」いよいよ霊との戦闘に!今日一番の仰け反りがこちら – funglr Games
「零 ~濡鴉の巫女~」戦闘シーン。コワイ!でも更に引き付けないと威力が低い、終わらない…… – funglr Games
「零」シリーズのもう一つの魅力、リマスター美少女に抜かりナシ
なお本シリーズの持ち味、卓越した美少女の描きぶりも気になるところ。
TECMO時代から好評な要素に「DEAD OR ALIVE」シリーズや無双シリーズなどのノウハウが確かに加わったことが垣間見える「零 ~濡鴉の巫女~」のキャラクター表現はリマスター版でも健在。
全力でホラーな雰囲気の中で美少女だけが心の癒しになったり、はたまた演出の神秘性や緊張感を高めたりと、シリーズ注目の要素として今作でも相変わらず魅力的です。
伝統の着せ替え機能も充実。明らかに雰囲気を浮かせにかかった水着やコスプレ系衣装も用意され、気分を変えたい場合やどうしても恐怖に耐えられない場合の逃げ道としても効果的。
リマスター前でも高評価だった水濡れ表現は筆者に精神的余裕がなかったために残念ながら未確認でしたが、全体のクオリティからすれば十分期待できそうです。
「零 ~濡鴉の巫女~」主人公の一人「不来方夕莉」。伝統と信頼の美少女表現は健在 – funglr Games
「零 ~濡鴉の巫女~」シリーズファンの期待を裏切らない衣装変更機能。映り込む筆者の顔も心なしか緩い – funglr Games
発売に向けて仕上がり万全、楽しみに待ちましょう!
試遊タイトルの豪華さ、美麗から全体的に華やかなオフライン会場はやはりコーエーテクモゲームスらしさを感じるものでした。
ちなみにブース来場のお土産は「零 ~濡鴉の巫女~」キービジュアルのクリアファイルに加え、デフォルメされたシブサワ・コウ氏のアクリルキーホルダーをいただきました。
「シブサワ・コウ40周年」および「日本ゲーム大賞2021 経済産業大臣賞」受賞、おめでとうございます!
ノベルティ「零 ~濡鴉の巫女~」クリアファイル(左)「シブサワ・コウ」アクリルキーホルダー(右) – funglr Games
本作の発売は迫る2021年10月28日を予定。各種ECサイトでのパッケージ版の予約はもちろんのこと、DL版もSteam、マイニンテンドーストア、PlayStation Storeでのプレオーダーが既に開始されています。待ちきれない方はぜひ各種サイトで予約、プレイ解禁に備えましょう!
詳細情報は「零 ~濡鴉の巫女~」公式サイトからどうぞ!
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