道具選びから捨てずに活用するテクまで!落ち葉の掃除術&活用術

道具選びから捨てずに活用するテクまで!落ち葉の掃除術&活用術

秋になると、庭の美しさを維持するために欠かせない落ち葉掃除。「カラフルな落ち葉がきれいだから」と放置しないで、庭の美観や歩行の安全のためにも、ぜひマメにお掃除を!

知っていそうで知らない落ち葉掃除の道具と使い方を徹底解説!

秋が深まると日課になる落ち葉掃除。落ち葉掃除の道具にはいくつか種類がありますが、日々使うものだから、適材適所の掃除道具を用い、効率よく行いたいもの。あわせて、せっかく集めた落ち葉を利用する方法もご紹介します。

 

なぜ落ち葉掃除をしたほうがいいの?

秋が深まるにつれ、赤や黄色に染まる枯れ葉は、見る分には美しいのですが、自分の庭や玄関先、家の前の道路などに落ちるとやっかいです。積み重なると滑ってしまい、足を取られてしまうことともしばしば。特に雨が降った後などは非常に滑りやすくなり、思わぬ事故の原因にも。

事故以外にも、積み重なった落ち葉は、害虫の格好の住処になるのが難点です。草花を食害するダンゴムシや、噛まれると激痛が走るムカデが潜みがちなうえ、害虫の卵や幼虫を養う場所となるのですから、放置するわけにはいきません。

また、庭や玄関前の落ち葉を放っておくと、家全体がすさんだ印象にもなります。その結果、空き巣などに「侵入しやすい家」と判断される危険性もあり、防犯面でも心配です。

そのうえ、落ち葉は風に吹かれたり人に踏まれたりして砕け、地面に張り付いて、日に日に掃除が困難になります。落ち葉掃除はため込まず、天気の良い日は毎日行うのがおすすめです。「毎日なんて大変!」と思えても、サクサク掃除が進んで時間がかからないため、結果としてラクなのです。

 

落ち葉掃除に適した日

落ち葉掃除には、晴れた日が最適です。雨の日や、雨の降った後では、落ち葉が水を含んで地面に張り付き取れにくくなるだけでなく、非常に重く感じて掃除するのも大変に。

さらに、地面がぬかるんでいるため、掃除道具が泥で汚れてしまうのも問題。枯れ葉掃除が終わった後、今度は念入りな掃除道具のケアも必要になります。

また風の強い日は、落ち葉掃除には向きません。風で、せっかく集めた落ち葉が飛散して、いつまでたっても掃除が終わりません。次項からは、枯れ葉掃除に適した道具をご紹介します。

 

落ち葉掃除の道具1)竹ボウキ

庭の落ち葉掃除には、普通の庭ほうきは不適です。普通の庭ボウキで落ち葉を掃こうとすると、めふわふわと舞ってしまって、思うように集めることができません。そうはさせじと、力を込めて掃こうものなら落ち葉は粉々に砕け、余計に掃除しにくくなります。

また、固い地面や路面にこすり続けると、ほうきが壊れてしまうことも…。その点、竹ボウキは細い竹を束ねて作ってあり、とても丈夫です。

地面はもとより、コンクリートやアスファルトの路面でも、スイスイ掃き進められます。木や草花があちこちに植えてある庭でも、根っこや雑草にひっかかることなく、掃除ができるのも長所です。

竹ボウキを使うときには、地面に対して柄を斜め45度に構えるのがコツ。地面に触れる面が増え、落ち葉が効率的に集められます。余計な力を入れず、軽く地面をなでるように掃除してください。

 

落ち葉掃除の道具その2)熊手

熊手は、柔らかい地面に落ちた葉の掃除に最適です。柔らかい土を無用に掘り起こすことなく、落ち葉を集めることができるます。竹ボウキだと、落ち葉を集めると同時に土までかき集めてしまうため、あまりおすすめできません。同じ理由から、芝庭の落ち葉掃除にも熊手をどうぞ。

ただし熊手は、固い地面やアスファルト、コンクリートの上で使うのは控えましょう。力を入れて使うと、たった1回で壊れることもあります。そのほか、木の根っこが地面に出ている箇所、つる性植物が繁茂する場所、雑草がはびこっている所なども、熊手は避けたほうが無難です。

熊手のツメが引っかかってしまい、作業が進まないだけでなく、熊手が破損することも多々。気を付けましょう。熊手を使うときには、軽く地面に押し当てながら、手前に引いて落ち葉を集めます。強く地面にこすりつけたり、押すときに力を込めないようにしてください。

 

落ち葉掃除の道具その3)ブロワー

海外ではおなじみの庭掃除の道具です。髪を乾かすのに使うドライヤーを大型にしたようなもので、風を当てて落ち葉を集めます。落ち葉がある所ならば、どのような場所でも効率的に使え、熊手や竹ボウキが苦手な砂利敷きの園路などで、落ち葉だけを拭き集めることができます。

さらに庭木が密に生えている所、枝が茂っていて竹ボウキや熊手を使いにくい場所などでも、効力を発揮します。ブロアーにはエンジン式と電源式、バッテリー式などがあります。電源が近くにあるかどうかなど、使用場所の環境に合わせて選ぶとよいでしょう。

なお、風で吹き飛ばすだけではなく、落ち葉を吸い込むことができるブロアーも。側溝に落ちた葉っぱの掃除に威力を発揮します。

 

集めた落ち葉の活用術

集めた落ち葉は、ゴミに出すのが一般的。「でも、なんだかもったいない…」と思ったら、こんな活用法も!

●腐葉土をつくる
腐葉土とは、落ち葉を発酵させて土にしたもの。ホームセンターや園芸店で常備されている、ガーデニングには欠かせない資材です。実は腐葉土作りは、特別なテクニックは不要。自分で作ることもできます。

市販のコンポストや地面に掘った穴の底に、落ち葉を敷き詰めます。その上に米ぬかや酒かすをまき、また落ち葉といった具合にサンド。上から踏みつけるなどして圧をかけると、染み出る程度に水を与えます。さらに1カ月に一度は上と下をひっくり返すと、徐々にふかふかな腐葉土ができ上ります。

 

●キャンプの焚き火や薪ストーブの焚き付け
カラカラに乾いた落ち葉は、点火すればよく燃えます。一昔前は、落ち葉掃除と庭先での焚き火はワンセットでしたが、現在は自治体で禁じられていることが多いでしょう。焚き火が許可されたキャンプ場などで、焚き付け材として落ち葉を活用してみてください。

また、自宅に薪ストーブがある方もぜひ!

 

●落ち葉でナチュラルクラフト
美しい落ち葉を見つけたら、捨てる前にキープ。麻ひもで結び、小枝にいくつかに吊るして、落ち葉のガーランドにしたり、リースに飾り付けたり。ポスターカラーでメッセージを書けば、ギフトに添えるメッセージカード代わりにもなりますよ。

 

おわりに

いかがでしたか? 「毎日毎日、大変!」と思わず、ぜひ効率よく、楽しく落ち葉掃除を行ってくださいね!

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