貴重アイテム多数! 「ボードゲーム界の父」の記念ボックス制作を目指すクラファンがスタート

ボードゲーム界の父といわれる鈴木銀一郎氏(2021年1月永眠)の追悼企画『鈴木銀一郎メモリアルボックス』のクラウドファンディングがkickstarterでスタート。募集期間は2021年9月22日(水)~10月14日(木)までとなっている。

総重量4kgオーバー! 永久保存版アイテム『鈴木銀一郎メモリアルボックス』

『鈴木銀一郎メモリアルボックス』には、日本初のプロゲーム・クリエイターとしても名高い鈴木銀一郎氏の数ある代表作の中からカードゲーム『モンスターメーカー』、ウォーシミュレーションゲーム『D-DAY 史上最大の作戦』、コラム『ゲーム的人生論』、コラム『銀爺のゲーム三昧』といったアイテムの数々が収録される。

ゲームシステムはオリジナル版の踏襲を前提に、イラストの新規描きおろし・コンポーネント類の見直しを実行。ボリューム・内容ともに刷新し、特製ボックスに収納した、総重量4kgを超える超重量級永久保存版アイテム。価格は、18500円(税込み)となっている。なお、目標金額に達しなかった場合、企画を終了するとのことなので、欲しい人は支援必須のクラファンと言えそうだ。発送は2022年6月を予定している。

イラストを九月姫氏が担当! 『モンスターメーカーメモリアル』

1988年に翔企画より発売されたカードゲームの金字塔『モンスターメーカー』。今回の『モンスターメーカーメモリアル』は、鈴木銀一郎氏が生前に指揮、監修したアークライト・リメイク版のルールを元に、モンスターメーカーファンには嬉しいアイテムやモンスター・キャラクター達が組み込まれたものを予定しているという。

また、キャラクターイラストの大部分を担当するのは、『モンスターメーカー』シリーズにおいてほとんどのキャラクターデザインを担当していた九月姫氏。キャラクターイラストはすべて描き下ろしとのこと。

鈴木銀一郎氏「最大」のボードウォーゲーム作品『D-DAY 史上最大の作戦』

第二次世界大戦中に連合国が実行に移したノルマンディー上陸作戦(1944年)を再現した『史上最大の作戦』は、鈴木銀一郎氏にとって「最大」のボードウォーゲーム作品といっても過言ではない。ビッグゲームでありつつ、プレイアビリティの高さとエキサイティングな展開で、多くのウォーゲームマニアに長く親しまれている“作品”だ。

今回はサンセットゲームズの協力により、鈴木銀一郎氏が生前改訂したサンセットゲームズ版のルールをそのままに、マップやユニットを大型化。ルールブックとデザイナーズノートを2冊に分割し、手元で確認できるチャート紙(A3予定)やダイスを追加。

更にメモリアル版オリジナルの限定ユニット「ヒゲの大佐ユニット」2個(九月姫氏描きおろし)を加え、特製ボックスに収納した特別版になるとのこと。

代表的著作や未発表コラムを収録した書籍『大往生』上下巻

書籍『大往生』の上巻には氏の代表的な著書である『ゲーム的人生論』(新紀元社・刊)を収録。下巻にはTRPG専門誌『Role&Roll』に連載されていたコラム「銀爺のゲーム三昧」、遺稿となった未発表コラム(鈴木一也氏提供)が収録される。

追悼コラム集『僕らのゲーム三昧的人生論』

そして、鈴木氏とも親交が深かった作家・イラストレーター・編集者らが氏を偲んだ追悼コラムを一冊にまとめた『僕らのゲーム三昧的人生論』も収録。合鴨ひろゆき氏、青柳昌行氏、河村有木生氏、九月姫氏、久保雄一郎氏、古角博昭氏、近藤功司氏、芝村裕吏氏、是空とおる氏、田中としひさ氏、友野詳氏、中黒靖氏、中島純一郎氏、中村徹也氏、速水螺旋人氏、平尾リョウ氏、藤浪智之氏、宮野洋美氏、安田均氏といった20名以上の関係者によって執筆されている。

鈴木銀一郎メモリアルボックス特設ページ:
https://arclightgames.jp/gin_memorial/[リンク]

(執筆者: ガジェット通信ゲーム班)

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