耕作放棄地と空き家を再生!宮崎県都農町に「まちづくりホステルALA」がオープン
宮崎県都農町のまちづくりスタートアップ企業・イツノマは、都農町の未来を創っていくまちづくり連動型ホステル「まちづくりホステルALA」を9月13日(月)に開業した。
まちづくりを共に学び実践する拠点
人口1万人の町「都農町」は、高齢者が人口の4割を占めており、今年閉校になった都農高校の卒業生で都農町に残ったのは5名だけ、残りの学生は町外に出てしまっているのが現状。また、社会問題となっている空き家は、都農町でも400軒が残っている。
そこで、「空き家」×「若者流出・関係人口の創出」の解決の糸口として、約5,000㎡の耕作放棄地と2軒の空き家を再生し「まちづくりホステルALA」を開設した。
同施設は畑に位置していること、「農の都」と呼ばれている同町で畑は大切な存在であることから、フィンランド語で畑を表す「ALA」をホステル名に。また、町内外の人がセレンディピティを起こした時に発する言葉「あら」も意味し、訪れた人に新しい気づきや感動が生まれるような場になるようにという願いを込めている。
ワーケーションや研修などに最適なハウス棟
ハウス棟はオフィス機能や研修用スペースがあり、ワーケーションで中長期滞在者する場合も働きやすい環境が備わっている。
9月からは、都農町の未来について意見を交わしていく会「若者ひろば」を隔週で開催。今後は、企業や大学と提携し、学生と「地方創生」「SDGs」「過疎化の活性化」を考え、合宿形式でリアルなまちづくりを推進するメンバー・町民との交流や探求機会を提供していく。
環境に配慮したホステル棟
ホステル棟は、無人チェックイン・アウト機能を導入。1階には共用ダイニングと囲炉裏、ベッド5床、アトリエルームを、2階には畑と海の見える和室とベッド4床、ロフトルームを備えている。
環境に配慮し、都農ペレット工業の木質ペレットを採用したストーブを完備しているほか、生ゴミを堆肥に変えるコンポストや、オーガニックタオル、竹歯ブラシのレンタル販売なども行っている
朝食は都農町で取れた新鮮な野菜や自家製のパンを作りたてで提供する予定。夜はBBQセットの貸し出しをする。このほか、自然のなかでのヨガ教室やテントサウナも予定されているので、お楽しみに。
■まちづくりホステルALA
住所:宮崎県児湯郡都農町川北3539-7
ストレートプレスは、トレンドに敏感な生活者へ向けたニュースサイトです。ファッション、ビューティー、ライフスタイル、モノの最新情報を“ストレート”に発信します。
ウェブサイト: http://straightpress.jp
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。