エレコムが安全性を高めた半固体電池採用のモバイルバッテリーを3月発売へ

エレコムは、安全性を高めた半固体電池を採用したモバイルバッテリーを3月上旬に発売します。安全性を高めながら、リン酸鉄やナトリウムを採用した製品と比べて持ち運びやすいサイズと重量を実現し、従来のリチウムイオン電池と比べて長寿命なのが特徴です。

10000mAh容量のモデルから発売

先行して発売する「半個体電池モバイルバッテリー 10000mAh」は、容量10000mAhで、USB-Cポート2基とUSB-Aポート1基を搭載するモバイルバッテリー。USB-Cは単ポート最大35W、USB-Aは単ポート最大22.5Wの出力で、複数ポート同時使用時は合計最大20Wの出力に対応します。本体サイズは約W70×D19×H114.6mm、重量は約220g。

充放電の回数から電池の健康状態を自動で診断し、本体に搭載するLEDディスプレイに状態を表示する「Health Monitor」機能を搭載しました。ディスプレイではバッテリー残量を1%単位で確認できます。

本体カラーはブラック、ブルー、ピンク、ホワイトの4色をラインアップ。店頭実勢価格は8480円(税込)です。

“半固体”で安全性を高める

正極と負極の電極間を、電解液の中でリチウムイオンが移動することで充電・放電する原理のリチウムイオン電池。この電解液に半固体の物質を採用したものが半固体電池なのですが、業界内では「半固体電池」の正式な定義はないそうです。同社は「電解質の状態がゲル状」「エレコム独自試験を実施し、従来のリチウムイオン電池と比較して安全性が高いと証明されたもの」を半固体リチウムイオン電池と定義しています。

電解液に半固体の物質を使うことで、揮発による可燃性ガスの放出や局所的な発熱が抑えられる他、液漏れのリスクが低減します。さらに、電極間を隔てるセパレーターのコーティング、箔材や正極に安全性の高い物質を配合するなどの工夫により、総合的に安全性を高めています。

電解液をゲル化することで科学的安定性が高まり、従来のリチウムイオン電池の約4倍となる約2000回のサイクル寿命を実現。寒さや暑さにと強くなる効果も。一般的なモバイルバッテリーの放電温度範囲が0℃~40℃であるのに対して、半固体電池は-15℃~45℃と幅広い温度範囲に対応します。

今後ラインアップを拡充へ

10000mAh容量の製品に続いて、5000mAh容量の製品を発売予定。USB-CとUSB-Aを1ポートずつ搭載し、USB-Cは単ポート最大18W、USB-Aポートは単ポート最大22.5W、複数ポート同時使用では最大15Wの出力に対応し、店頭実勢価格は6280円(税込)。その後、ケーブル一体型で5000mAh容量と10000mAh容量の製品を2026年春ごろ、20000mAh容量のハイエンドモデルを2026年6月ごろに発売を予定しています。

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宮原俊介

宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

ウェブサイト: http://mogera.jp/

TwitterID: shnskm

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