不安定な情勢だからこそ「お金」に関心をもつ人も多いと思います。昨今では、NISAなどをはじめ、若いうちから投資や積み立てに興味がある人が増えているようです。
人生の大きな買い物のひとつに「冠婚葬祭」があります。この冠婚葬祭の費用を抑えることができる「互助会制度」を知っていますか?今回は、あまり知られていないお得な「互助会制度」について紹介します。
Q. そもそも互助会ってなに?
A. 互助会とは、結婚式やお葬式のセレモニーにかかる費用を、月々一定の掛金で積み立てることにより、低料金にて儀式がとりおこなえる会員制システムのことです。
ケガや事故には生命保険、学費には学資保険があるように、冠婚葬祭に備えるための仕組みとして互助会があります。
Q. 「互助会」と「保険」の違いってなに?
A. 冠婚葬祭セレモニー※を役務(サービス)として受けるのが互助会であるのに対して、約款に定めれた支払い事由に該当した場合に現金を受け取るのが保険や共済であるという点が、最も大きな違いです。互助会の役務は利用者のニーズにあわせて、標準的なコースが用意されています。
※結婚式やお葬式のほか、七五三や成人式など人生の節目のお祝い事も含みます。
Q. では、保険や共済にはない互助会のメリットってなに?
A. 互助会は、積立金の使用用途を冠婚葬祭に限定することで、支払った掛け金以上のサービスを受けることが可能です。割引額は、預貯金や保険、共済では得ることができないほど大きく、互助会のメリットといえます。また互助会では、冠婚葬祭の関連施設や提携企業が提供するサービスを優待価格で受けることもできます。
Q. 互助会って安全なの?どうやって運用されているの?
A. 冠婚葬祭互助会は経済産業省の許可事業です。
冠婚葬祭互助会は会員様から定期的に前受金(月掛金)を預かる事業のため「前払式特定取引業」として運営されています。
経済産業大臣の許可事業であり「割賦販売法」で定められた厳しい審査基準を満たした企業だけに営業許可が与えられるのです。経済産業大臣の許可は、信頼の目安のひとつといえます。
株式会社サンセルモ 統括本部長 梅木順平さんに、気になる「互助会制度」についてさらに詳しく聞いてみました。
Q. コロナ禍前後の「冠婚葬祭」の変化について教えてください
A.葬儀においては、コロナ禍以前より小規模化が進んでいましたが、コロナ禍でさらにそのスピードが加速しました。親族だけが参列する「家族葬」や、通夜を行なわない「1日葬」なるスタイルが確立されるなど、コロナ禍が仮に収束してもこの流れは続き、大型規模の葬儀は少なくなると思います。
冠婚においては、コロナ禍初期、式を挙げたくても挙げられない状況が続いていましたが、ここ最近は感染対策等をしっかりした上で今までのように挙式が行われる傾向にあります。
いずれにしても現在コロナ禍により、これまで考えることもなかった冠婚葬祭を「何のためにするのか」「誰のためにするのか」という根本的な価値観を見直すきっかけとなっていることは事実です。
冠婚葬祭のカタチが変わりつつある今、危惧されるのは家族や親族、仲間や友人との関係の希薄が進んでしまうのではないか?ということです。
私たちがしなければならないのは、カタチがどう変化しようとも、各々が生まれた証、家族との絆、仲間と歩んだ歴史を、人生の節目としてきちんとお伝えすることにあります。
コロナ禍で人とのふれ合いが希薄になるからこそ、よりお客様に冠婚葬祭の大切さをお伝えする責務を担っていると考えております。
Q. 互助会制度での積み立ては「冠婚葬祭」以外にも利用できますか?
A. 今までは冠婚葬祭に係るライフセレモニー上でのサービスが基本利用となっていますが、これからはより身近なものであるべきだと考えています。
積立金の利用方法も冠婚葬祭に係るものに限らず、「生活をより豊かにする」ためのサービスを提供する内容へと今後変わっていく予定になっています。
Q. 互助会への加入のタイミングは何歳頃がおすすめですか?
A. 互助会は18歳以上であればいつでもご入会いただくことができ、保険と違い年齢の制限がございません。新たに家族を持った若い方から、ご年配の方まで幅広くおすすめしています。
加入後経過年数によってサービス内容が異なる部分がありますので思い立った時がタイミングだと考えております。この記事を見られたタイミングがご加入時期なのかもしれません。
残念ながら、現在はコロナ禍の影響などで不安定な情勢が続いています。今後、金銭面でも将来に備えることがますます重要になりそうです。
(出典:株式会社サンセルモ ニュースレター)