フィル・コリンズ、ジェネシス再結成ツアーを控える中「ドラム・スティックを持つのがやっと」と明かす

今秋開催されるジェネシスの再結成ツアーへの参加を控えるフィル・コリンズだが、健康上の問題で演奏することが難しい状況にあると最新インタビューで明かした。
現地時間2021年9月9日、現在70歳のコリンズは、バンド・メイトのトニー・バンクス、マイク・ラザフォードとともに出演した英BBCの情報番組『BBC Breakfast』で久しぶりのツアーを行う心境について語った。インタビューの中で、コリンズは自分の手を見ながら「この手でドラム・スティックを持つのがやっとだ」と話し、「なので、身体的なことが邪魔している」と続けた。コリンズは、2007年の脊髄損傷に伴う神経障害に長年苦しんでおり、その影響でドラムが叩けず、歌う際にも椅子に座っている。
ラザフォードは、コリンズの発言を引用し、今回のツアーは活動を“一段落させる”バンドなりの方法だと述べ、自身の言葉で「こういったことを50年間続けてきたので、このような機会を与えられるのは嬉しいことだ」と続けた。
またコリンズは、最新インタビューで「身体がやや不自由なことが、とてももどかしいんだ。できることなら、息子と一緒に演奏したいからね」とも話している。彼は、2018年のインタビューで、ジェネシスが再結成できるのは、息子のニックがドラムを演奏する場合のみだと断言していた。
2020年3月に発表され、その後新型コロナウイルスの感染拡大により延期となった、ジェネシスの再結成ツアー【The Last Domino? Tour 2021】は今年9月から10月にヨーロッパ日程、11月から12月に全米日程が予定されている。彼らが全米ツアーを行うのは、2007年の【Turn It On Again: The Tour】以来、実に14年ぶりとなる。全公演に、バンドの長年のリード・ギタリストで、ベース・プレイヤーでもあるダリル・ステューマー、そしてコリンズの息子のニック・コリンズがドラマーとして参加する。
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