さつまいもの切り方と切り方に合った食べ方とは?
さつまいもはただ焼くだけでも美味しい野菜ですが、食べ方も豊富にあるため、調理法に合った切り方を身に着けておきたい野菜でもあります。そこでさつまいもの代表的な切り方を集めてみました。おすすめの食べ方もご紹介します。
さつまいもの切り方1.拍子木切り
拍子木切りはその見た目から、スティックカットとも表現される切り方です。拍子木切りにしたさつまいもは、大学いもやかき揚げなどの揚げ物や、きんぴらなどの炒め物としての食べ方が適しています。
拍子木切りは切り方を変えることで、食感を変えることができるのが特徴です。17mmほどの厚さではホクホクとした食感に、7mmほどの細切りにするとカリカリとした食感が楽しめます。
切り方
まずはさつまいもを輪切りにします。この時、さつまいもの太さや切りたい長さに合わせて、角度を調節して輪切りにするとよいでしょう。斜めに輪切りにすれば、細めのさつまいもでも長さを出すことができます。
さつまいもを輪切りにしたら、後は千切りにするだけです。食べ方によって長さや太さを調節する必要がありますが、一般的な切り方の目安としては、長さが4~5cm、幅と厚さは1㎝ほどになります。
さつまいもの切り方2.角切り
角切りは四角い立方体に切る切り方の総称で、素材の大きさや形が整ってみえやすいことから、見栄えをよくしたい食べ方で使われることが多いです。そのため、サラダなどのトッピングや、素材感を重視した煮物などに向いています。
角切りの基本となる大きさは2~3cm角ほどで、煮物の場合はこの基本の大きさで切ることが一般的です。それに対してサラダなどのトッピングで使う場合には、1cm角の「さいの目切り」や、5mm角の「あられ切り」が向いています。食べ方に合わせて切る大きさを変えましょう。
切り方
サラダのトッピングに使う時など、食べ方に合わせて色合いの美しさにもこだわりたい切り方です。あえて皮を残して切ることで、色合いをよくすることができます。
そのため、まずは皮を残したまま、できあがりの大きさを考えた厚さでさつまいもを輪切りにしてください。大きい角切りにしたい時には厚く、さいの目切りやあられ切りにしたい時は薄く切ります。
さつまいもを輪切りにしたら、後は厚さと同じ幅で拍子木切りにし、それをさらにサイコロ状に切ったら完成です。食べ方に合わせて大きさを調節することで、さまざまな料理に活用できる切り方といえます。
さつまいもの切り方3.輪切り
輪切りはさつまいもの基本中の基本の切り方の1つで、角切りと同様に煮物での食べ方に向いている切り方です。細めのさつまいもを輪切りにして、そのままスープやお味噌汁に入れるとよいでしょう。
そのほかにも、火が通りやすいように5mm~1cm幅の薄切りにして、後は油で揚げるだけでさつまいもチップになります。
輪切りは周囲に皮が付いたまま切るため、長時間炊く食べ方に特におすすめです。スープのように実や皮が崩れやすい食べ方をする時には、角切りよりも輪切りにするとよいでしょう。
切り方
さつまいもを横にして両端を切り落としたら、後は食べ方に合わせた厚さに切るだけです。太さがより均一なさつまいもを選べば、形のそろった具材ができます。
輪切りは形のいびつなさつまいもでも厚さをそろえて切るので、さつまいもの形に左右されずに火の通りを均一にできる切り方です。見た目の悪いさつまいもはさつまいもチップスにすれば、1枚1枚の大きさの差もあまり気になりません。
さつまいもの切り方4.乱切り
さつまいもを乱切りにする食べ方というと、大学いもが代表的といえるでしょう。乱切りは断面の広さが特徴の切り方で、味がしみ込みやすいだけでなく、具材が大きくみえるメリットがあります。
さつまいもではよくつかわれる切り方で、揚げてから味を付ける揚げびたしなども定番です。さつまいもだけでなくほかの野菜での煮込みでも使いやすいので、身に着けておきたい切り方といえます。
切り方
細いさつまいもの場合は、ヘタを切り落としてから端に斜めに包丁を入れます。端を切り落としたら手前に90度回転させてください。切った面が上に来たら、包丁の角度を変えないまま斜めに当てて切ります。
後は同じことを繰り返しながら、なるべく大きさをそろえながら切るだけです。慣れるまでは難しいと感じる方も多いかもしれませんが、身に着けておくとさつまいも以外でも活用できる、便利な切り方なのは間違いありません。
さつまいもの中にはとても太いものもあります。そんな太いさつまいもを乱切りにする時は、先に縦に2等分か4等分してから切り始めましょう。切り分けたさつまいもの切り口を下にして、斜めに切り始めます。
細いさつまいもと違う点は、さつまいもを返しながら斜めに切っていく時、角度を70~90度にする点です。角度次第で切ったさつまいもの形が変わるので、扱いやすい形に切れる角度を探すとよいでしょう。
おわりに
さつまいもはさまざまな食べ方ができる野菜です。食べ方に合わせて切り方もさまざまですが、基本的な切り方を覚えておくだけで料理の幅も広がります。さつまいもの切り方の中でも代表的な切り方を身に着けて、さつまいもを心ゆくまで味わってください。
おすすめ記事
「Pacoma」はホームセンター系のフリーペーパーに出自を持つ、「暮らしの冒険」がテーマのライフスタイル系Webマガジン。ノウハウ記事からタレントの取材記事まで「暮らしを楽しむためのアイデア」をテーマに日々発信しています。
ウェブサイト: http://pacoma.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。