【関東の近場旅行】メロン生産量日本一・茨城県でフルーツ三昧!
初めまして、グルメライターの「ちみを」と申します。びゅうたび初登場ということで今回の目的はフルーツなのですが、それに適した場所はどこか? 調べてみますとこれが茨城なんですね。
茨城県はメロン収穫量日本一のフルーツ王国で、都内から列車で1時間半ほどと行きやすい! という訳で今回は、茨城県は水戸でフルーツ三昧旅行です。
東京駅
1日目:東京駅から出発
JR東京駅から、特急「ときわ51号」で水戸へ。
少しずつ建物が減り、緑が増えてゆく様に「都会を離れてる」と実感できます。
約1時間半でJR水戸駅に到着。こんなに近いと思いませんでしたよ茨城!
弘道館
弘道館へ
まずは水戸を代表するスポットの1つ「弘道館」へ。
水戸駅より徒歩8分ほどで到着、日本最大規模の藩校。旧水戸藩第九代藩主であった徳川斉昭が開設し、藩士とその子弟が学問と武芸を学んでいました。
対試場は武術の試験が行われた場所で、大河ドラマの稽古シーンの撮影なども行われていたそうです。
こちらは戦火を免れて当時の建物がそのまま残る、国指定重要文化財の至善堂。藩主の休憩場所、また藩士子弟が勉学に励んだ場所でもあり、徳川斉昭の七男、徳川慶喜もこちらで学んだそうです。
建物内を見学すると、当時の人々と同じ空気や建物のスケールを感じられて良いですね。
フルーツサンド果じゅる
果じゅるにGO
少し時間が早いですがランチへ。フルーツサンドをいただきましょう。
弘道館から徒歩10分ほどの「フルーツサンド果じゅる 水戸オーパ店」に到着。
マスカットサンド(税込1,078円)を購入。写真では伝わりきらないドッシリとした重さ!
地元茨城は土浦の青果店より直送されたフルーツを惜しみなく使い、コクのあるクリームとマスカットのみずみずしい果汁が組み合わさることで、緻密に計算された美味しさを生み出します。
パンも風味豊かでふかふか、まさに三位一体です。
なんといってもこのボリューム! マスカットが贅沢が過ぎる。
水戸市水道低区配水塔
更に散策、水戸市水道低区配水塔へ
お腹も膨れたので散策を続けましょう。
フルーツサンド果じゅるより徒歩15分ほどで到着したのは、「水戸市水道低区配水塔」です。
見てくださいこのゴシック風デザイン。昭和7年に造られたこの塔は、市民に水道水を供給するための配水塔です。現在、その役割は終えましたが、時代を感じさせる素敵な装飾は見ごたえあり。是非立ち寄ってください。
酒趣
酒趣 本店へGO
18時00分、水戸駅より徒歩8分ほどの「酒趣(シュシュ)本店」に。新鮮な地の物を中心に趣向を凝らしたこれぞ茨城! といったお料理を楽しめるとのこと。
今日は暑かったのでビールが欲しくてムズムズしております……という訳で一品目は、
納豆唐揚げ(税込510円)を注文。
水戸と言えば納豆、水戸市内の飲食店が競い合うように納豆メニューを開発しているとのこと。
酒趣さんで開発されたコチラの料理は、地元では「黒ひげ」と呼ばれている水戸天狗納豆「わらつと納豆」を使用。椎茸などを配合したシッカリ味、ビールは即消えます。
さて二品目は。
なんとメロンカレー(税込664円)!
なんでもカレーになるんですね……!
ウリ科の果物特有の香りとマッチするスパイス使いでカレーとして良い感じに成立、メロンのトロミも新しい食感で創意工夫が感じられるお味です。
メロンの香りとトロミが消えないよう、数度に分けメロンを鍋に入れるなど何度も試作を重ねたとのこと。私も仕事柄よくレシピを開発するのでわかりますが、これは大変なご苦労だと思います。
お話のネタにもご賞味あれ。
そして最後は本日のメインイベント……
某フェスでも有名なコチラ! メロンまるごとクリームソーダ(税込728円)!
「地産地消」を念頭に、地元のメロン消費と茨城メロン知名度アップの一助になればと開発されたとのこと。
半解凍のメロンのタネ部分がくりぬかれた中にソーダが注がれ、トッピングにバニラアイスという夏にピッタリの逸品。
凍っている果肉部分を先割れスプーンで削りながらいただきます。途中バニラアイスを中に落とすと味変に。また、果肉自体が凍っているためずっと冷え冷えのまま食べられるという実に考えられたグルメです。
この先割れスプーンで削ることができる丁度良いメロンの解凍具合や、一粒も残さない綺麗なタネのくりぬき方など、こちらもグルメライターを標榜する者としては、気になる工夫が満載の一品でした。
綺麗にいただきました。
さて今日はもうお腹パンパンなので、水戸駅近くのホテルに宿泊して、休むことにします。
水戸駅南口
2日目:水戸駅南口東棟自転車等駐車場
さて2日目。レンタサイクルで水戸のフルーツグルメを巡ります。
水戸市には観光向けのレンタサイクルがあり、市内3カ所で借りることができます。今回は水戸駅南口レンタサイクルを利用。9時から18時まで借りても500円と格安、電動は1,000円で選択可能。
駅近くに千波湖という湖があります、涼しげで良いですね、早速行ってみましょう。
水戸駅より自転車で15分ほどで到着。
街中にデンとあるのが良いですね、癒やし。朝早くから多くの人が散歩、ジョギングしており、ほのぼのした光景です。
偕楽園駅
偕楽園駅へ
サイクリングがてら、梅の季節にだけ利用されているJR偕楽園駅に行ってみます。
千波湖周辺より自転車で15分ほどで到着。
一見普通の駅に見えますが、
なんとホームが片側しかありません、下り列車のみ停車する少々珍しい駅です。
好文café
早めのお昼、好文caféへ
千波湖に戻り、湖のほとりにある「好文(こうぶん)café」へ向かいます。
11時00分、到着。少し早めのランチといきましょう。
暑い季節にはこれでしょ、ということで好文café自家製レモネードフローズン(税込582円)。
凍ったレモネードに細かいレモンがたっぷり含まれているので爽やかさが段違い。凍り具合はジュースとかき氷の間くらいでしょうか。ストローも太めでするする飲めます。一気に飲みすぎると頭がキーンとするので注意が必要ですが、それがまた夏らしくていい感じです。フローズンの他にも、炭酸や紅茶割りの自家製レモネードも人気だそう。
メインに、奥久慈たまごのふわっとろオムライス(税込1,200円)を注文。
濃厚で黄身の存在感が堪らない奥久慈たまごと、常陸牛やフォンドボーなどを長時間掛けて仕込んだこれまたコクの深い絶品デミグラスソースのマッチングは、今考えうるオムライスで最高のタッグではないでしょうか!
個人的にはここまで綺麗なとろとろたまごをどうやってつくるのか気になってしょうがない。つくり方動画とかアップしていただけませんかね。これは本当に美味しいです。
ランチ後、さらに千波湖のほとりをサイクリングしているとこんな可愛いコンビが。
カルガモですね、こんな出会いも楽しい水戸の旅です。
さて、お土産を買いに行きましょう。
YOCICOTAN
YOCICOTANでお土産購入
千波湖周辺から自転車で15分ほどで「YOCICOTAN」に到着。
フルーツ三昧旅ということでお土産もアップルパイのお店へ。こちらは、オーナーのよしこたんさんが子どもの頃に食べていた、リンゴの素材本来の自然な味を活かしきったというお味が人気です。
帰ってからも楽しみが増えました。水戸駅までゆるゆるとサイクリングで戻り、列車で帰京したいと思います。
水戸駅より、特急「ひたち26号」で東京駅へ。
さて、お土産を食べるまでが旅行ですよ。
YOCICOTANのアップルパイ。
リンゴとメープルのたおやかな甘みが優しい気持ちにさせます。生地には塩みが程よく効いていてリンゴと引き立てあいつつシナモンが全体にフィットするとてもレベルの高いアップルパイです。
とくに、歯触りの良いシッカリ食感を残したリンゴの仕上がりは特筆ものですね。温度と焼き時間が絶妙なのだと思います。
以上、茨城フルーツ三昧の旅、いかがでしたでしょうか。
一口にフルーツと言ってもこんなに様々な食べ方があったなんて。史跡も水戸駅を中心に沢山あるのでその日の気分でアレンジ可能ですね。
そして東京から近い! 列車で1時間半を切るなんて、私たちは茨城のことを知らな過ぎました……。
それでは是非フルーツ王国茨城へ、足を運んでみてください。
東京駅
掲載情報は2021年9月2日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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