クラウド宿泊運営システム「suitebook」と鍵管理システム「Keycafe」が連携開始
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株式会社SQUEEZEが提供するクラウド宿泊運営システム「suitebook(スイートブック)」と、キーカフェ・ジャパン合同会社が提供する鍵管理システム「Keycafe Smartbox(以下、Keycafe)」が連携を開始。これにより、物理的な鍵を採用している宿泊施設においても、鍵の受け渡し業務の無人化・省人化が可能になります。
「suitebook」×「Keycafe」
「suitebook」は、宿泊施設運営に係る業務をクラウド上で一元管理し、省人化オペレーションを可能にするプラットフォーム。例えば、ICTを活用した非対面でのチェックイン・アウト業務や、クラウドコンシェルジュによる多言語でのゲスト対応などが可能となり、1つの拠点からでも複数の施設を最適に運営管理することができます。また、さまざまな媒体を経由して発生するゲストの予約情報やゲスト情報の一元管理なども可能です。
一方「Keycafe」は、鍵の無人受け渡しを可能にするタッチパネル搭載のボックス型デバイス。施設側は物理的な鍵をボックスに入れ、ゲスト特定の有効期限付き暗証番号を付与します。ゲストは知らされた暗証番号をタッチパネルに入力することで鍵を受け取ることができるという仕組みです。
このたび「suitebook」とのAPI連携により、ゲストごとの予約に紐づけた特定の暗証番号の自動発行が可能に。物理的な鍵を採用している宿泊施設でも鍵の受け渡し業務を無人化・省人化することができるといいます。また、「suitebook」のモバイルチェックイン機能・クラウドコンシェルジュを併用することで、一連のチェックイン・アウト業務などを遠隔オペレーションで行うことができるようです。
SQUEEZEが挑むホテル運営のDX
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また、2021年6月にパナソニックの遠隔コミュニケーションシステム「AttendStation™」を活用したアバターを介したフロント業務の実証実験を実施したり、7月にTakeMe株式会社のスマートフォン決済サービス「TakeMe Pay」と連携し、ホテルのオールキャッシュレス化・ペーパーレス化を目指したりと、他社と連携した取り組みにも積極的です。
さらに同社は、スマートホテル事業として「Minn(ミン)」、「Theatel(シアテル)」という自社ブランドも展開。自社ソリューションを導入し、次世代クラウド型宿泊施設の企画・運営を行っています。
(文・Higuchi)
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