『ヒプマイ』Dragon Ashの生演奏で豪華新曲披露!キャスト21名集結7th LIVE Day1&Day2写真満載セトリ付きレポート
音楽原作キャラクターラッププロジェクト「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」のメインキャスト21名が集結したライブ「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 7th LIVE《SUMMIT OF DIVISIONS》」のが、2021年8月7日(土)・8日(日)に横浜ぴあアリーナMMにて開催。Day1、Day2の様子をまとめて写真満載でお届けします。
コロナ禍の煽りを受け、有観客としては「4th LIVE@オオサカ《Welcome to our Hood》」以来、約2年ぶりとなるヒプノシスマイク(以下ヒプマイ)のライブは、アリーナに加え、全国の映画館でのライブ・ビューイング、そしてABEMAでの配信という3方式での開催となった今回。
Buster Bros!!!(木村昴、石谷春貴、天﨑滉平)、MAD TRIGGER CREW(浅沼晋太郎、駒田航、神尾晋一郎)、Fling Posse(白井悠介、斉藤壮馬、野津山幸宏)、麻天狼(速水奨、木島隆一、伊東健人)、Bad Ass Temple(葉山翔太、榊原優希、竹内栄治)、どついたれ本舗(岩崎諒太、河西健吾、黒田崇矢)、中王区言の葉党(小林ゆう、たかはし智秋、山本希望)のキャスト21名が集結し、パフォーマンスを繰り広げました!
2021年8月7日(土)開催Day1
開演前の会場には、これまでにリリースされたヒプマイ楽曲がDJ U-ICHIによってメドレーミックスされた「2nd D.R.B NON-STOP DIVISION MIX」が流れ、それに合わせて各ディビジョンカラーのリングライトやバングルライトが揺らめく。そしてBGMが鳴り止み、会場が暗転すると、ステージの巨大スクリーンには「SUMMIT OF DIVISIONS」のタイトルロゴと、各ディビジョンのキャラクターが映し出され、その期待を更に高めていく。
更にダンサーによるダンスと、何本も立ち上がる火柱というド派手な演出に続いて、ヒプマイを象徴する楽曲とも言えるDivision All Stars「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- +」に合わせて、6ディビジョンのキャスト、総勢18名が登場すると、観客席からは地鳴りのような盛大な拍手と手拍子が起こり、大きな興奮が会場を包み込む。
そして、イケブクロ・ディビジョン“Buster Bros!!!”山田一郎役の木村昴さんが「始めるぜ!」と観客に呼びかけ、6ディビジョン・バーションとなった「Survival of the Illest +」、スマートフォン向けゲームアプリ「ヒプノシスマイク -Alternative Rap Battle-」の新主題歌「Hang out!」と、勢揃いした楽曲が矢継ぎ早に披露された。
3曲が披露されると、ステージにはBuster Bros!!!が残り、ここからは各ディビジョンの楽曲が披露。エンターテイメント性あふれる「おはようイケブクロ」では、木村さんが「今日はお客さんもいらっしゃるんだから」と、有観客でのライブが出来ることの喜びをアドリブで織り込み、大きな拍手が起こった。
そしてシンジュク・ディビジョン“麻天狼”は「パピヨン」、シブヤ・ディビジョン“Fling Posse”は「Shibuya Marble Texture -PCCS-」と、夏のひとときを感じさせるような柔らかな楽曲を展開、オオサカ・ディビジョン“どついたれ本舗”「なにわ☆パラダイ酒」、ヨコハマ・ディビジョン“MAD TRIGGER CREW”「Yokohama Walker」、ナゴヤ・ディビジョン“Bad Ass Temple”は「R.I.P.」と、メロウな楽曲で各ディビジョンのソロパートは構成された。
しかし一転してロッキッシュなDivision All Stars「ヒプノシスマイク -Rhyme Anima-」に流れ込み、会場の空気をガラッと変える展開に。その流れを受けて登場したのは、女性で構成された中王区 言の葉党に「Femme Fatale」を提供したReolさん。ヒプマイライブに登場したゲストの中で、初の女性アーティストとなった彼女は「第六感」と「煩悩遊戯」を披露し、オーディエンスに強い印象を与えた。
そしてステージ上のモニターには中王区が登場し、現在進行系で行われている、視聴者参加型バトル≪2nd D.R.B≫の概要と3つの投票要素・参加方法、そしてFinal Battleの中間・結果発表会の日時をガイダンス。改めてFinal Battleに関しての緊張と興奮高まるアナウンスが行われた。
その意識によってか、≪2nd D.R.B≫のテーマ曲である「ヒプノシスマイク -Glory or Dust-」では、18人のメンバーは自分のラップパート/パフォーマンス以外では身じろぎもせず、所属ディビジョン以外を睨みつける。そこからは戦いに身を置く、張り詰めた、シリアスな空気を感じさせた。
そして各ディビジョン曲の披露と、中王区のパフォーマンスに続いて、≪2nd D.R.B≫の初戦ライブの映像を挟みなら、≪2nd D.R.B≫のバトル曲を披露。
ヒリヒリしたバトル曲が多い中、<戦いを楽しむ>というメッセージが込められた、どついたれ本舗 VS Buster Bros!!!「Joy for Struggle」、キャラクターのバックグラウンドが押し出され、よりヒプマイの世界観を立体化させたBad Ass Temple VS 麻天狼「Light & Shadow」、今回のパフォーマンスでもヒリヒリするようなバトルを見せたFling Posse VS MAD TRIGGER CREW「Reason to FIGHT」と、三者三様のバトルを見せ、バトルであることと同時に、ヒプマイのスタイルの豊かさをも証明した。
熱気を帯びたまま、ステージにはDragon Ashが登場。「New Era」「Fly Over feat. T$UYO$HI」を披露し、そのまま≪2nd D.R.B≫の初戦勝利チームであるBuster Bros!!!・麻天狼・Fling Posseと共に、ライブでは初披露となる「SHOWDOWN」をパフォーム。
その興奮も冷めやらぬまま、「まだまだ盛り上がれますか!ラストスパートいってみよう!」という木村さんのコールに続き、Division All Starsの18人による”「ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem- +」、「Hoodstar +」、「SUMMIT OF DIVISIONS」の3曲が披露。鳴り止まない拍手の中、Day1の幕が閉じた。
文:高木“JET”晋一郎
Photo by 粂井健太・nishinaga “saicho” isao・小林弘輔
「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 7th LIVE《SUMMIT OF DIVISIONS》」
【DAY1セットリスト】
M1.ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- +/Division All Stars(6Div)
M2.Survival of the Illest +/Division All Stars(6Div)
M3.Hang out!/Division All Stars(6Div)
M4.おはようイケブクロ/Buster Bros!!!
M5.パピヨン/麻天狼
M6.Shibuya Marble Texture -PCCS-/Fling Posse
M7.なにわ☆パラダイ酒/どついたれ本舗
M8.Yokohama Walker/MAD TRIGGER CREW
M9.R.I.P./Bad Ass Temple
M10.ヒプノシスマイク -Rhyme Anima-/Division All Stars(4Div)
M11.第六感/Reol
M12.煩悩遊戯/Reol
M13.ヒプノシスマイク -Glory or Dust-/Division All Stars(6Div)
M14.笑オオサカ!~What a OSAKA!/どついたれ本舗
M15.開眼/Bad Ass Temple
M16.HUNTING CHARM/MAD TRIGGER CREW
M17.Re:start!!!/Buster Bros!!!
M18.TOMOSHIBI/麻天狼
M19.Black Journey/Fling Posse
DJ&Dance Brige
M20.Femme Fatale/中王区 言の葉党
M21.Joy for Struggle/どついたれ本舗・Buster Bros!!!
M22.Light & Shadow/Bad Ass Temple・麻天狼
M23.Reason to FIGHT/Fling Posse ・MAD TRIGGER CREW
M24.New Era/Dragon AshM25.Fly Over feat. T$UYO$HI/Dragon Ash
M26.SHOWDOWN/Buster Bros!!!・麻天狼・Fling Posse・Dragon Ash
M27.ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem- +/Division All Stars(6Div)
M28.Hoodstar +/Division All Stars(6Div)
M29.SUMMIT OF DIVISIONS/Division All Stars(6Div)
2021年8月8日(日)開催Day2
ステージに6ディビジョン、総勢18名のDivision All Starsが登場し、ライブは「Hoodstar +」からスタート。ポップな楽曲を18名のアクトが軽やかにラップし、マイクを繋げ、観客の前でライブが出来る喜びを伝えるかのようなパフォーマンスで会場を一気に沸かせる。
衣装もDay1とは異なったスタイルとなり、初日とは違った感触は非常に新鮮。そして「Survival of the Illest +」「Hang out!」と18人が揃い踏みで矢継ぎ早に楽曲を披露し、総力戦による迫力で会場を圧倒した。
そして続いては各ディビジョンのソロ楽曲が披露されるシークエンスに。オオサカ・ディビジョン“どついたれ本舗”はCreepy Nutsが制作した関西弁が印象的な「あゝオオサカ dreamin’night」、シブヤ・ディビジョン“Fling Posse”は詩的でエモーショナルな「Stella」、ナゴヤ・ディビジョン“Bad Ass Temple”は名古屋出身で紅白にも出場したnobodyknows+が手掛けた「Bad Ass Temple Funky Sounds」を披露。
続くヨコハマ・ディビジョン“MAD TRIGGER CREW”はヒプマイ楽曲の中でも屈指のハードな雰囲気を帯びた「シノギ(Dead Pools)」を披露し、碧棺左馬刻役の浅沼晋太郎さんは会場に向けて「この景色、これからも忘れねえよ」と呼びかける。
イケブクロ・ディビジョン“Buster Bros!!!”はアカペラでのラップというスキルの高さも見せる「IKEBUKURO WEST GAME PARK」、シンジュク・ディビジョン“麻天狼”はラップらしい押韻の魅力を曲に詰め込んだ「Shinjuku Style 〜笑わすな〜」をパフォーム。それぞれのディビジョンの持つ特性とオリジナリティを表すような楽曲展開が印象的だった。
そしてアニメ『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rhyme AnimaのエンディングテーマとなっていたBuster Bros!!!・MAD TRIGGER CREW・Fling Posse・麻天狼の4ディビジョンによる「絆」に続いては、この日のゲストであるスチャダラパーが登場。
「デビューから30年の間で一番考察された曲になった」と話す、「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- Official Guide Book」の初回限定版同梱のCDに収録された「SUMMIT OF DIVISIONS」を手掛けたスチャダラパー。待望の登場となったこの日は「GET UP AND DANCE」「今夜はブギー・バック」「サマージャム’95」と、日本の音楽史に輝くクラシックを披露し、会場からは大きな拍手が起こった。
続いてステージ上のモニターには、ヒプマイ世界の権力者である中王区“言の葉党”が登場し、現在進行系で行われている、視聴者参加型バトル≪2nd D.R.B≫の概要と3つの投票要素・参加方法、そしてFinal Battleの中間・結果発表会の日時をガイダンス。改めてFinal Battleに関しての緊張と興奮が高まるアナウンスが行われた。
同時に、ヒプノシスマイクの初の3DCGライブ『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle- 3DCG LIVE “HYPED-UP 01”』の開催も宣言。キャラクターたちが実際にオーディエンスの前でライブを披露する公演は、2021年12月18日(土)/19日(日)にインテックス大阪、2022年1月8日(土)/9日(日) /10日(月)に幕張メッセで開催されることとなった。
ステージには再び18名のディビジョンメンバーが登場し、ここからは≪2nd D.R.B≫楽曲がステージの中心となる。どついたれ本舗はトータス松本さんとSHINGO☆西成さんがプロデュースした「笑オオサカ!~What a OSAKA!」、Bad Ass Templeはそれぞれの想いの強さを感じさせる「開眼」、MAD TRIGGER CREWはワイルドな「HUNTING CHARM」を披露。
Buster Bros!!!は変態紳士クラブがプロデュースした「Re:start!!!」、麻天狼はキャラクターの思想をエモーショナルに歌う「TOMOSHIBI」、 Fling Posseはヒプマイの世界観に大きな転換点を与えた「Black Journey」と、ヒプマイ楽曲のバラエティの豊かさと、世界観の緻密さを感じさせる楽曲が展開された。
そしてDJ-U-ICHIとヒプマイのダンスチームである“D.D.B”のコラボパフォーマンスに続いては、ステージに中王区が登場、リフト上の高いステージから睥睨するような視線を会場に送り、この世界の支配者であることを表明。そして「Femme Fatale」を披露し、東方天乙統女を演じる小林ゆうさんが「ラストスパートです。戦士たちよ、正々堂々戦うのです」と各ディビジョンに呼びかけ、≪2nd D.R.B≫のバトル曲3曲が披露された。
ステージからヒプマイメンバーが去ると、バンドセットと共にDragon Ashが登場。「New Era」「Fly Over feat.T$UYO$HI」に続いて、Dragon Ashがプロデュースした≪2nd D.R.B≫の初戦勝利チームであるBuster Bros!!!・麻天狼・Fling Posseによる「SHOWDOWN」を披露。Dragon Ashの生演奏による新曲のパフォーマンスという超豪華な展開には、会場からは大きな拍手が巻き起こった。
「≪2nd D.R.B≫、正々堂々と戦えたと思います。ラストスパート!盛り上がっていきましょう!」と会場に呼びかける、Buster Bros!!! 山田一郎役の木村さんの言葉に続いて、ヒプマイを象徴する楽曲である「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- +」が18人によって披露されると、会場からは再び拍手と手拍子が起こり、「ヒプノシスマイク-Division Battle Anthem- +」では更にその手拍子は大きくなっていった。
ラストを飾る「SUMMIT OF DIVISIONS」を歌い終えると、メンバーはそれぞれやり遂げた笑みを表情にたたえ、ディビジョン関係なくメンバー同士で拳をぶつけ合い、この日の充実を体で表現する。そして木村さんの「ラップって楽C!」というコールと、メンバー、そしてオーディエンスが上げるCマークのハンドサインが会場を包み、約2年ぶりのヒプマイ有観客ライブは有終の美を飾った。
文:高木“JET”晋一郎
Photo by 粂井健太・nishinaga “saicho” isao・進藤景太
「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 7th LIVE《SUMMIT OF DIVISIONS》」
【DAY2セットリスト】
M1.Hoodstar +/Division All Stars(6Div)
M2.Survival of the Illst +/Division All Stars(6Div)
M3.Hang out!/Division All Stars(6Div)
M4.あゝオオサカ dreamin’night/どついたれ本舗
M5.Stella/Fling Posse
M6.Bad Ass Temple Funky Sounds/Bad Ass Temple
M7.シノギ(Dead Pools)/MAD TRIGGER CREWM8.IKEBUKURO WEST GAME PARK/Buster Bros!!!
M9. Shinjuku Style 〜笑わすな〜/麻天狼
M10.絆/Division All Stars(4Div)
M11-A.GET UP AND DANCE/スチャダラパー
M11-B.今夜はブギー・バック/スチャダラパー
M12 サマージャム’95/スチャダラパー
M13.ヒプノシスマイク -Glory or Dust-/Division All Stars(6Div)
M14.笑オオサカ!~What a OSAKA!/どついたれ本舗
M15.開眼/Bad Ass Temple
M16.HUNTING CHARM/MAD TRIGGER CREW
M17.Re:start!!!/Buster Bros!!!
M18.TOMOSHIBI/麻天狼
M19.Black Journey/Fling Posse
DJ&Dance Brige
M20.Femme Fatale/中王区 言の葉党
M21.Joy for Struggle/どついたれ本舗 vs Buster Bros!!!
M22.Light & Shadow/Bad Ass Temple vs 麻天狼
M23.Reason to FIGHT/Fling Posse & MAD TRIGGER CREW
M24.New Era/Dragon Ash
M25.Fly Over feat. T$UYO$HI/Dragon Ash
M26.SHOWDOWN/Buster Bros!!!/麻天狼/Fling Posse/Dragon Ash
M27.ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- +/Division All Stars(6Div)
M28.ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem- +/Division All Stars(6Div)
M29.SUMMIT OF DIVISIONS/Division All Stars(6Div)
キャスト12人初集結!「ヒプノシスマイク 4th LIVE@オオサカ」DAY1はデュエット・DAY2はバトルソングに熱狂[写真 超満載レポ]
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