ドラマ『演じ屋』奈緒&磯村勇斗インタビュー「社会問題にも切り込み、人の優しさが光る作品」
奈緒さんと磯村勇斗さんの初共演&W主演コンビで贈るWOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』。スパイ、探偵とはまた違った、新しい職業のカタチ“演じ屋”を通した人間の悲喜こもごもを描いた本作。第1話が放送されると「この2人だから演じられるお話」「すっかり騙された」「復讐だけではないストーリーに今後引き込まれそう」など、ネット上でも絶賛の声が相次いでいます。
奈緒さんと磯村さんに本作の魅力について、共演しての印象などお話を伺いました。
ーー奈緒さんと磯村勇斗さんという、今最も注目されているお2人の共演は、私もテンションがすごくあがりました。今回初共演されて、第一印象はいかがでしたか?
磯村:奈緒さんは女優さんとしてすごくお芝居を楽しむ人なんだろうなという印象を持っていました。だから、お会いするまでは、もしかしたらちょっとこだわりの強い人かもなって思っていて(笑)。
奈緒:それたまに言われる(笑)!
磯村:お芝居好きの人はそういう方が多いですよね(笑)。でも実際にお会いしてみたら、そんなことは一切ありませんでした。ものすごく周りを見ていて、安心して一緒にお芝居ができる方。改めて女優さんとしてすごく魅力的な人だなと思いました。
奈緒:私は、以前から磯村さんのお芝居がすてきだなっていつもスクリーンで見ながら思っていたので、ご一緒できると知った時、本当に嬉しかったんです。お芝居に対してすごく厳しい方なんだろうなって思っていたので、初めてごあいさつする時はすごく緊張しました(笑)。
磯村:そうなんだ(笑)。
奈緒:でも、磯村さんが現場で皆を引っ張ってくださったおかげで、その緊張感がすぐに安心感に変わりました。
ーーお2人とも最初は緊張されていた、というのが面白いですね(笑)。奈緒さんは、前作『演じ屋 reDESIGN』(2019年)にも出演されています。旧メンバーとして、何か意識されたことはありますか?
奈緒:前作はバディ感が強い印象があったんですけど、今回はアイカとトモキの2人を中心に、演じ屋のチーム感が光る「人」にスポットを当てた作品になっていると思います。スタッフさんのことはよく知っているし、作品のことも信頼しているので心配することもなく。「演じ屋」のメンバーとの再会も、「あ、髪形が変わったな」とか会わない期間に生まれた変化を楽しみながら、また一緒に新しい『演じ屋』を作っていきたいなと思いました。
ーー社会問題を取り入れながら、エンターテイメントとして楽しめる作品になっているのも面白いですよね。
奈緒:初めて台本を読んだ時に、内容自体は明るいテーマばかりではないはずなのに、なぜかすごく明るい作品だなと感じました。悪党もたくさん出てくるけど、その中でも人の優しさが光っている作品だなって。
アイカも心の中に何かを抱えているけれど、「演じ屋」のメンバーと一緒に過ごしている時間は自然と明るくなれていて。闇が深いからこそ、ちょっとした光がものすごく強い光に見えたりするんですよね。
磯村:エンタメドラマとしてもちろん楽しめる作品ではあるけれど、社会問題にも切り込んでいく作品で、それをきれいごととして描くのではなく、闇は闇としてしっかり描いています。僕自身社会の闇の部分にもともと関心があったので、作品を通して「そこをしっかり伝えないと」という責任も感じました。社会の隅に追い込まれている人に手を差し伸べて、そういう人たちにとって何か大切なひと言のようなものを描いていると感じました。誰かにとって、救いになる作品になるんじゃないかなと思います。自分たちの少しの行動で救える人が近くにいるんだよ、というメッセージが伝わればいいなと思います。
ーー話が進むにつれ、色々なことが分かってきて、予想外の展開に驚かされそうですね。楽しみにしています。
奈緒:ぜひ、「もし自分が演じ屋だったら」と考えながら見ていただきたいです。「演じ屋」をやることで、いろんな立場から物事を捉えたり考えたりできると思います。自分と考え方が違う人と出会った時に、相手の立場で考えることができる。皆がそうなれば、すごく幸せな平和な世界になるような気がするんです。この作品を少しでも頭の片隅に置いていただけたらうれしいです。
ーー素敵なお話をどうもありがとうございました!
『演じ屋』特集
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撮影:山口真由子
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