ラーメンライター井手隊長の美味しかったラーメン月間ベスト5(2021年7月)

全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。今回は私が7月に食べたラーメンの中で美味しかったラーメンベスト5をお届けします! 殿堂入りのお店は除外させていただき、初めて訪れたお店に限らせていただきました。美味しいお店探しの参考にしていただければと思います。コロナ騒ぎでなかなか外食が厳しいという方も多いと思いますが、一日でも早く終息することを願って。それでは発表します!

第5位:Hanaワイン(大井町)

大井町のワインバーがコロナ禍でラーメンを提供し始め、話題に。超昭和レトロな飲み屋街の中にあるお店。店主の塙さんのラーメン好きが高じて、研究の末、メニュー化。

オススメは「煮干しラーメン」。かなり厚めのダシで煮干し感バリバリ。塩味もある程度強く、極太麺がよく絡む。麺ははやし製麺所製。

お酒好きの店主が作っただけあって、パンチの効いた味わいだが、刻み紫タマネギやキクラゲなど食感のアクセントもあり、いい一杯になっている。コロナ禍を乗り切ってもらいたい。

第4位:めんや 長いち(福山(広島))

広島県福山市の豚骨ラーメンの人気店。福山駅からも歩けてアクセスの良い場所。なかなかくたびれた感じの外観でそそる。オヤジさんが1人で切り盛りする。食べ終わったお客さんに「そこにお金置いといて」みたいなアバウト感がまた良い。

豚骨ラーメンは「とんこつ」「どとんこつ」「ストロング」の3段階から選べる。一番濃厚な「とんこつらーめん ストロング」を注文。メニューの横には「魁龍」「無鉄砲」と濃厚豚骨ラーメンの代名詞のような店名が書いてある。

ザラッザラの豚骨スープに悶絶! 極細麺がスープを持ち上げまくる。こんな極濃のザラザラ系が福山で食べられるとは。驚きの一杯だった。

第3位:麺屋 桐龍(東川口)

 

川口にある二郎系の超人気店。

「小らーめん」をいただく。着席前にシートにお好みを記入する。野菜少し増し、にんにく少なめ、あぶら少し増しで注文。

赤いカウンターは一席ごとに完全に分かれていて、コロナ対策バッチリ。

クタっとした野菜に柔らかめの脂がかかる。しっかり乳化した呼び戻しスープは九州の豚骨ラーメン店のよう。ここに二郎系独特のカネシ醤油がバツグンに合う。そして高橋製粉の専用粉を使った極太のワシワシ麺。これがまた最高。かなりレベルの高い二郎系としてオススメ。

第2位:彩膳ちくら(白山(新潟))

 

新潟にある隠れ家的な和食屋さん。房総の千倉出身の店主が営む。これぞ料理というべき手の込んだ逸品がたくさんで、いちいち驚く。

ここで出している「ちくらーめん」がまた絶品だ。

手打ち包丁切りの麺にあっさりとした魚介ダシのスープ。ほんのり醤油の酸味が良い。無かんすいの麺は手打ちの食感と啜った時の口当たりが最高。別皿のチャーシューなどトッピングを入れると、チャーシューの香ばしさがスープに移り、また最高の味わいに。

これは恐れ入った。ラーメン専門店ではないが、ぜひオススメしたいお店だ。

第1位:ラーメン たいち(長岡(新潟))

新潟の長岡生姜醤油ラーメンの超人気店。2009年オープン。小千谷の“ヒグマ”出身。

「正油チャーシュー」を注文。具はチャーシュー、ほうれん草、ネギ、メンマ。麺は太め縮れの越後製菓で作った特注麺。

スープは青森県産の豚ゲンコツに長ネギ、ニンニク、生姜などの香味野菜をふんだんに使用。豚の旨味たっぷりのスープに生姜がバシッと効き、そこにモチっとした太めの麺が絡み、最高。素朴さも多少残しながら、かなりハイレベルに味を作っている感じで最高に美味しかった。

チャーシューはウデ、肩、モモなどいろんな部位をそれぞれの切り方で入れてあり、味、食感ともに楽しい。チャーシューを一本買いする人が多いのも頷ける。

誰にでもオススメできる名店。

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(執筆者: 井手隊長)

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