40代基礎疾患なし、ワクチン接種を早々完了できた理由と副反応

新型コロナウイルスのワクチン接種が、日本国内でも進められている。

筆者は、40代で基礎疾患なし。6月中旬に1回目、7月中旬に2回目を接種した。大規模接種会場で、ワクチンは「モデルナ」だった。同世代の中ではとても速いペースで、どうしてそんなに早く接種できたのかなど、まわりにけっこう聞かれた。

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■ワクチン「予約」は“早い者勝ち”だった

ワクチン接種の順番は、どこでも当初は「高齢者→60~64歳→基礎疾患あり→一般」といった流れだった。70歳前後の両親は高齢者の枠で、6月初旬には「ファイザー」で2回接種を終えた。ただ、自分の順番が回ってくるのはもっと先、今年中に接種できるかとも考えていた。

一方で、自衛隊の大規模接種会場の「枠」が余って18歳以上全員に開放される動きが出てきた。ただ、自治体が発行する「接種券」が必要であり、自分の分はまだ届いていない。半ば諦めムードで市のホームページを見ると「希望者に先に送ります」との一文を発見。すぐに市のコールセンターへ電話すると郵送してくれるという。接種券の番号だけ教えてくれと申し出たが、これは断られた。

そして、接種券は2日後に届いた。すぐに自衛隊で希望日時を予約。ただその直後、大阪府の大規模接種会場も18歳以上の大阪府民全員に開放されたとの情報を聞き、会場への近さから自衛隊をキャンセル、大阪府で予約した。その時点では、自衛隊はほぼ満員、大阪府はがら空きだった。翌日以降どんどん枠が埋まって行き、数日後には予約困難になっていたので、わずかでも早く情報をキャッチして接種券を取り寄せ、すぐ予約したのが良かった。

■1回目の副反応「接種した腕が上がらない」

大阪府の大規模接種会場は、マイドームおおさか。自衛隊と異なり、大阪府民のみ対象、しかも会場までどの駅からも10分程度は歩く必要があり、送迎バスなどもないので、高齢者などに人気がなかったのかもしれない。1回目の会場は接種する人は少なくスタッフの数の多さだけが目立ち、待ち時間もゼロで、あっという間に接種が終わった。

副反応は、接種した部分がだんだん熱くなり、翌朝に上下するのがつらいほど痛くなった。これは2日ほどで収まり、痛みもなくなった。熱も37.0度までしか上がらず、全身の倦怠感もなかった。

■接種会場、1回目と2回目の大きな違い

そして、ちょうど4週間後に2回目接種。同じ会場で、1回目の接種を終えると自動的に同じ時間で予約された。その日は都合が悪かったので、その場でコールセンターに電話して日にちを変更。会場での変更はできなかった。

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1回目との大きな違いは、人の多さと待ち時間の発生。スタッフに聞くと、数日前から1日の接種回数を大幅に増やしたという。受付、問診前チェック、問診と接種など、どのタイミングでも待ち時間があった。接種完了までの流れは同じ。1回目は30分足らずだったのが、2回目は45分かかった。たった15分の差だが、その都度で待たされたので、やや長く感じた。

あと、平日午後ということもあってか、男女比は3:7ほどで、女性の多さが目に付いた。年代的に多かったのが、30~50代。会場で騒いだりクレームを言ったりする人は一切見かけなかったし、ここでもスタッフが余るほど大勢いた。

■2回目の副反応「高い発熱と関節痛」

副反応は、2回目のほうがキツイと聞いていた。その通り、接種翌朝から体温が37.5度を超え、24時間後には38度前後を行き来して関節痛も。以前かかったインフルエンザと似ていて、風邪の症状がないだけという感じがした。カロナール2錠、それで熱が下がらなかったので、時間を置いてロキソニン1錠を飲むと、やっと熱が下がってきた。さらに翌朝は何事もなく、そのまま平常に戻って行った。腕の痛みは1回目ほどなく、わずかに痛いだけで上下の動きも余裕だった。

振り返ると、「接種会場の情報を逐一チェック」「接種券をいち早く取り寄せ」「いち早く予約」「接種会場、かかりつけ医にこだわらない」というのが、早く接種できたポイントだった。人口が少ない自治体ほど早く接種できたとも聞くし、自分が住む市が人口10万人超ほどで職員の数はそれなりにいて人口がさほど多くなかったのも良かったのかもしれない。

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