飯島寛騎のピアノ演奏姿に奥野壮も魅せられる「かっこよく、美しく、儚く弾く」ドラマ『悪魔とラブソング』撮り下ろし2ショットインタビュー
集英社の少女マンガ誌「マーガレット」とオンライン動画配信サービスHuluがタッグを組み、不朽のマーガレット作品を《継続的に連続ドラマ化&Huluにて独占配信》する珠玉の恋愛ドラマシリーズ「マーガレット Love Stories」の第2弾となるHuluオリジナル『悪魔とラブソング』全8話が、Huluにて一挙独占配信中。浅川梨奈さんとともにW主演を務める飯島寛騎さんと、二人の同級生を演じる奥野壮さんの撮り下ろしインタビューをお届けします。
本作は、“悪魔のような”転校生マリア(浅川梨奈)がクラスにやってきたことで、“ワケあり”クラスメイトたちの偽りの平和な日常が壊されていき、それぞれが本当の自分と向き合っていく様を描く、異色の音楽青春群像劇。
言葉を飾らず、常に本音を話してしまうがゆえに、“悪魔”と呼ばれる主人公・可愛マリアによって自分自身と向き合い、変わっていく同級生を演じる、目黒伸役の飯島寛騎さんと、神田優介役の奥野壮さんにお話を伺いました。
――本作は原作がある作品ですが、演じられたキャラクターの印象を教えてください。
飯島:目黒伸は、なかなか素直になれない現代っぽい10代というか、現実味のある現代の子という印象です。でも、言葉はちょっと鋭いけれど、優しさが含まれている言動が多いので、そういった部分を大事にしました。
奥野:神田優介は、“学校に1人はいる、誰にでも優しい子”というのが一番最初の印象でした。原作では「ラブリー変換」という言い方をしていますが、可愛らしい言い方で誰も傷つかない方法を自分なりに解釈して実行できる人。「誰も傷つかないように」って、やろうと思ってもできないことだし、彼なりの悩みや葛藤はあるけど、それでもそういうことを心からしようと思える、本当に心のキレイな子なんだなという印象を持ちました。
――今回、ドラマ版ではラブリー変換はないんですよね?
奥野:そうなんです、本当に残念なんですけど、ないんですよね~。言ってみたかったです、「ラブリー変換しようよ!」って(笑)。
――ドラマならではの魅力は?
奥野:それはもう生の人間が演じているところです。
飯島:うん、ナマモノに変換されている。
奥野:原作のファンの方は、「別に生の人間がやらなくても……」と思う方がいらっしゃるかもしれないんですけど、生の人間がやるからこそ、キャラクターに息が吹き込まれたり、本当に実在する人物として物語がよりわかりやすくなるのが実写の良いところかなと思います。
飯島:今回の実写では、つらい言葉だったりが妙に現実味を帯びていて、良い意味ですごく心に刺さる。つらい、悲しい、嬉しい、愛おしい、そういう喜怒哀楽が、なおさら距離が近くなっているんじゃないかなと思います。
――現実味が増しますよね。
飯島:つらい時の呼吸の仕方などで視聴者の感情も引っ張られるというのはあるのではないかな、と思います。
――目黒はピアノを弾くシーンがありますが、飯島さん自身が実際に弾いているのですか?
飯島:はい、バリバリ演奏しています!
――元々ピアノのご経験は?
飯島:元々はやっていなくて、今回の作品を機に、撮影に入る少し前からピアノ教室に通って練習をしました。本番まで多少時間があったので段階を経て調整していったという感じです。
奥野:だから、初めて飯島さんの伴奏で合唱の練習をしたときに、「え!すごい!かっこいい!!」と思って。生徒のみんなも「そんなに弾けちゃうんだ!?」みたいな反応でした(笑)。
飯島:ちょっと女子からの株が上がったもんね(笑)。
奥野:飯島さんのピアノは本当に素敵だし、ピアノを弾いている姿を魅せるのが本当に上手で。かっこよく、美しく、儚く弾く様子が「なんて素敵なんだ」と思えて、「こういう自分の魅せ方を知っているっていいな」と思いました。
飯島:ありがとうございます(笑)。
――お互いから見て、演じたキャラクターに似ていると思う部分はありますか?
奥野:飯島さんとめぐ(目黒)とはやっぱりありますよ! 内面とかではなく、それこそ今とか。スッとしている見た目? 静止しているときの飯島さんがすごいめぐだなって感じます(笑)。
飯島:ふふふ(笑)。
奥野:内面はちょっと違うので。お茶目な部分があったり、割と気さくに喋ってくれたりもするので、内面というよりは、外見が似ていると感じます。逆に、僕は神田に似ている部分はないですよね(笑)?
飯島:うーん、ないかな(笑)。似ているとしたら、神田が1人のときじゃない?
奥野:確かに。
飯島:誰かと対面していないときは、自分だけだから無になるじゃん。神田の人間性とかも表情に出ていたり。それは黙っているときの奥野壮にも通じるし……まあ、人間らしいよね。ただ、誰かといるときは全然違うよね。
奥野:違いますね。
飯島:やっぱり、(奥野さんは撮影現場で)すごい頑張ってたな!と思います。カメラが回っていないところでも生徒役のキャストさんとコミュニケーションを積極的に取るようにしていて。僕は逆に黙って見ていたんですけど。
奥野:僕は元々そういうことがあまり得意じゃないタイプなんです。今回は、神田という役的にもコミュニケーションをみんなと取って仲良くしたほうがいいな、と自分の中で思っていたので、現場でいろんな人とお喋りしていました。そうじゃないと普段だったら喋らないですね(笑)。割と静かな方なので。
――事務所の先輩後輩でもあり、よく知っている仲だと思いますが、お互いの“悪魔だな”、“小悪魔だな”と感じる一面を教えてください。
奥野:飯島さんは、それこそピアノをサラッと弾いたりするところ。「サラッと」と言っても、事前に準備されている努力があってこそなんですけど、それでもサラッとこなしているように感じさせる姿とか、何でも出来そうな雰囲気が女性に魅力的に映る悪魔なのかな、と思います。
飯島:壮は、紳士さ。そこは神田と少し似ているところでもあるんですけど。さり気ないスマートさが、意外とグッとくるんじゃないかなって。普段、女性と対面しているときにスマートな気遣いができたり。そこが悪魔とは言わないですけど、でも男からしたら悪魔ですよね?「カッコつけやがって!」と思います(笑)。まだ二十歳なのに、そういう大人っぽい色気があるところが、奥野壮の悪魔な部分なんじゃないでしょうか。“さり気なく”がやっぱりかっこいいよね(笑)。
奥野:(笑)。
――では、改めてドラマの見どころとメッセージをお願いします!
飯島:前半は各話ごとにキャクターにフォーカスが当たっていて、比較的、重たいストーリーにはなっていると思うんです。人間関係や恋愛が上手く進まないとか、過去の壁だったりが描かれ、そこを経て後半から一気に加速していくので、どんどん作品に引き込まれる世界観になっていると思います。ぜひ、一挙2日間くらいで観てほしいですね(笑)。それくらい魅力的な作品です。
奥野:学生ならではの葛藤だったり、マリアと関わることによっての人間の心情の変化や人としての成長が上手く描かれているドラマだなと思います。そこにプラスして恋愛的なちょっとキュンとするシーンだったり、もちろんピアノ、歌など音楽的な要素など、いろんな楽しみ方ができるドラマだと思います。コツコツ観るでもいいですし、一気に観てもいいですし(笑)、ぜひ、たくさんの方に観ていただけたらなと思います。
――ありがとうございました!
[撮影:周二郎]
作品情報
Huluオリジナル「悪魔とラブソング」
Huluで全話独占配信中【全8話】
出演:浅川梨奈 飯島寛騎 奥野壮 小野花梨 山之内すず / 吉田志織 堀部圭亮
原作:「悪魔とラブソング 新装再編版」桃森ミヨシ(集英社愛蔵版コミックス刊)
脚本:吉田恵里香 おかざきさとこ 蛭田直美
監督:横尾初喜
主題歌:「Take my hand」FAKY(rhythm zone)
音楽:上田壮一
エグゼクティブプロデューサー:長澤一史
チーフプロデューサー:茶ノ前 香
プロデューサー:大野哲哉 岡宅真由美
制作協力:アバンズゲート
製作著作:HJホールディングス
公式サイト:https://www.hulu.jp/static/akulove/[リンク]
(C)桃森ミヨシ/集英社・HJホールディングス
【作品あらすじ】
県でトップクラスのカトリック系高校・カトリア女子学院をとある事情で退学になった美少女・可愛マリア(浅川梨奈)。彼女は共学校十塚南高校に転校するが、まっすぐすぎる性格がゆえ、思ったままを言葉にし、周囲の反感をかい孤立してしまう。
誰にも理解されない中で、唯一歌うことだけで自分を元気づけたり感情を表したりしてきた。
しかし、クラスメイトの目黒 伸(飯島寛騎)や神田優介(奥野 壮)たちと関わるうち、少しずつ周囲との関係やマリア自身にも変化が訪れ…。
さらには、マリアの“悪魔のような”核心をついた言動が、平和に見えた同級生たちの日常を揺さぶり始める。
目黒が抱えるピアノに対するコンプレックス、それぞれの嘘、トラウマ、虚勢、うわべだけの友情…素直に生きられないクラスメイトたちの赤裸々な感情が見え始める。
そんな中、クラスで合唱コンクールへの参加の話が持ち上がる。
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