どちらもビジネス用語となる「決済」と「決裁」の違いは?

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どちらもビジネス用語となる「決済」と「決裁」の違いは?

ビジネス用語として耳にする「けっさい」という言葉。
この表記には「決済」と「決裁」があるので、同音異義語となります。

そこでここでは、同音異義語となる「決済」と「決裁」についてご紹介します。

「決済」とは

まずは、決済がどのようなものをあらわすのか見ていきましょう。

「決済」の意味

決済は、金銭の支払いなどによって売買取引を完了することです。
現金はもちろんキャッシュレスで支払いをしても同じく決済となります。

似たような言葉としては清算や会計などがありますが意味合いが若干異なります。
清算や会計は、帳簿上の残務処理というニュアンスが強いです。
決済は金銭による取引の終了というニュアンスがあります。

「決済」の種類

決済にはいくつかの種類がありますが、大きく4つに分類できます。

1.現金決済
2.キャッシュレス決済
3.小切手・手形決済
4.掛け決済

現金決済とは、文字通り現金で決済することを指します。
キャッシュレス決済は、カードや電子マネーで決済することです。
小切手・手形決済は、小切手や手形を使う決済となります。
掛け決済は、後々に払うことを約束して決済することを意味します。

このように決済とは言ってもどのように支払う形式にはいくつかバリエーションが存在します。

「決裁」とは

ここからは、決裁という言葉について見ていきましょう。

「決裁」の意味

決裁は、権限のある人が許可や決定について判断することです。
本来は、善悪や是非を判断することをあらわす言葉でしたがビジネス用語となったことで意味合いが変化しました。

主に上司から部下へ、先輩から後輩への流れとなります。

決裁と「裁断」「裁量」「稟議」の違い

ここからは「決裁」に似た言葉をいくつかご紹介します。

「裁断」との違い

裁断とは、布や紙などを型に合わせて断ち切ることです。
また、物事の善悪や正邪を判断して断定することをあらわす際にも用いられます。

「裁量」との違い

裁量とは、自分の意見で取り捌き、処置することです。
当人の考えに基づいて問題を判断、決定して物事に対処することを言います。

「本人の裁量の範囲で」という表現で使用された場合は、「その人に任せる」というニュアンスが含まれます。

「稟議」との違い

稟議とは、個人の権限では決定できない物事について、内容を回覧して承認を得ることを言います。
複数の関係者に内容を周知させ、承認を得る作業のことをあらわします。

企業では、この稟議をシステム化し、フローが定められているという事も珍しくはありません。

まとめ

決済は、金銭の関係する商取引で使用される言葉です。
決裁は、裁量権を持つ人が判断を下す際に使用される言葉です。
どちらも「けっさい」と読むビジネス用語ですが、意味合いは全く異なります。

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