トマト保存&長持ちさせるコツ!野菜室にそのままはNG!?
夏野菜のトマトは、高い気温で栽培されるため寒さに強くありません。とはいえ、すぐに使い切れないときは、冷蔵庫などで保存することになります。そこで今回は、できるだけおいしさを長持ちさせるトマトの保存法を紹介します。
保存は野菜室?チルド室?
生のトマトをおいしく食べたいときは、冷蔵庫での保存がおすすめです。トマトに適した保存温度は、10℃前後といわれています。チルド室(設定温度0~1℃)で保存すると温度が低過ぎて傷んでしまうことがあるので、野菜室(設定温度7~10℃)に入れましょう。
冷蔵保存方法のコツは?
トマトは、寒さと外部からの衝撃に弱いため、鮮度を長持ちさせるには次のような保存方法がよいでしょう。
1個ずつキッチンペーパーで包む
包んだトマトを、肉厚で傷みにくいヘタ側を下にして保存用ポリ袋に入れる
冷蔵庫の野菜室に入れる
【保存の目安】
7~10日ほど
すぐに食べきる場合の保存方法はコチラ
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・冷やし過ぎると甘みが弱くなるため、常温保存も可能です。ただし、気温が高くなる5~9月にかけては冷蔵庫の野菜室で保存してください。
・適切な温度、湿度で保存しないと、ヘタの部分にカビが生えやすいので注意してください。
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トマトが完熟していない場合の保存法
トマトがまだ青いときは、常温保存で追熟させる方法があります。
トマトを1個ずつキッチンペーパーで包む
1日の気温差があまりない冷暗所で、ヘタ側を下にして保存。適温は15~25℃で、保存期間の目安は2~3日
完熟したら、保存用ビニール袋にキッチンペーパーごと入れて口を止め、冷蔵庫の野菜室で保存
最後に
生のトマトを上手に保存し、おいしく味わってください。
[トマト]おいしいトマトの見分け方と、保存のコツ
トマトには大きく分けて2種類あり、果皮が赤い品種の「赤系」、果皮が透明な品種の「ピンク系」に区別されます。現在は品種改良が進み、あまり区別はなくなっています。鮮やかな赤い色の正体は「リコピン」で、カロテノイドの一種です。
最終更新:2023.01.13
文:アーク・コミュニケーションズ
イラスト:林タロウ
監修:カゴメ
出典:
農林水産省 aff(あふ)2020年7月号 「夏野菜&果物の保存術」
紀ノ川農業協同組合 おすすめレシピ集 「トマトのレシピ」トマトの保存方法
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