『あの夏のルカ』阿部カノン&池田優斗インタビュー「ピクサーが大好きなので本当に嬉しかった」「改めて友達の大切さを感じる作品」

『トイ・ストーリー』の“おもちゃたちの秘密と友情”、『モンスターズ・インク』の“モンスターたちの秘密と友情”、『リメンバー・ミー』の“家族の秘密と絆”など、数々の驚きと感動的な物語を観 客に贈り届けてきたディズニー&ピクサー。そんな彼らのこの夏必見の最新作は、“シー・モンスターの世界”とイタリアの美しい港町ポルトロッソを舞台に“最高の夏”を描く『あの夏のルカ』が、ディズニープラス にて独占配信中です。

本作は<海の世界>に住むシー・モンスターの少年ルカと親友のアルベルトが、憧れの場所<人間の世界>で繰り広げる冒険と2人に訪れる<ひと夏の奇跡>を描いた物語。

【動画】「あの夏のルカ」|日本版本予告|Disney+
https://www.youtube.com/watch?v=eE_6HCwwlao

本作の吹替版を担当する、阿部カノンさんと池田優斗さんにお話を伺いました!

――映画大変楽しく拝見させていただきました!まず、本作の日本版声優に決定した時のお気持ちを教えてください。

阿部:決定のお知らせを聞いたときは、本当にずっとドッキリだと思ってました(笑)。ピクサーの映画は本当に大好きだったので、すごくうれしかったです。

池田:僕もまさか自分がっていう感じで、自分がピクサー作品に参加できるっていうことがまずすごくうれしいですし、アルベルトという自分に近い年齢の役だったので、本当に早く収録したいし、早く台本を読みたいっていう気持ちでいっぱいでした。

――お2人が声を担当したルカとアルベルトというキャラクターと、ご自身の似ている部分があれば教えてください。

阿部:ルカはちょっとだけ気が小さいところもあるんですけど、すごく好奇心旺盛で、素直な性格で、自分と似ている部分も多かったです。

池田:僕は、アルベルトの挑戦的な部分というか、なんでも果敢にチャレンジしていく感じが自分と似ていると思いました。ルカ的な部分もあったりもします。あと、自分には弟がいないのですが、今回一緒に作品に出演してカノン君のことを本当の弟の様な友達に感じていて。なのでルカを弟の様に大切に思っているアルベルトにも共感出来ます。

阿部:すごくかっこよくて優しいので、本当にお兄ちゃんみたいな存在です。

――とても仲良しになられたんですね!

池田:そうなんです!さっきも別のインタビューを受けている時に、本当の兄弟の様に息がぴったりで。長い原稿を読むことがあっても、打ち合わせもせずにぴったりだったので。やっぱり、僕たちは選ばれた2人なんだと思いました(笑)。

――池田さんがお兄さんとして阿部さんにアドバイスをしたり、引っ張っていくみたいなことも?

池田:普段は結構人見知りなんですが、初日から積極的にカノン君に話しかけ、カノン君もありのままに接してくれたから良かったですし、僕の方が年上ですが、こっちが助けられた感じです。ルカがカノン君だったからこそ、すごく自分もやりやすくて。とても頼りになる存在です。

阿部:(首をふりながら)僕も人見知りなんですけど、自分から話しかけられなかったので、優斗くんが優しく話しかけてくれて、すごくうれしかったです。

池田:実際のルカとアルベルトみたいに、2人で「遊ぶ」時間があったことがすごく良かったです。2人でしりとりとか、雑談とかをしたからこそ、距離も縮まったし、その関係性がお芝居にも反映されてるんじゃないかなと思います。

――実際にアフレコはどの様に進めていきましたか?

阿部:ルカがすごく自分に似ていて、色々なところに感情移入して収録できました。

池田:最初は役柄に対して作り込んでいったんですが、吹替演出の方から「池田くんの素の感じで」と言っていただけて。自分の素の感情でやっていいんだって、その言葉をいただけてすごくありがたかったです。初日のカノンくんとの時間で良いお芝居が出来たので、その後の収録はひたすらカノンくんの声を思い出しながら演技しました。

アルベルトは身振り手振りが多いキャラクターなので、実際に僕も身振り手振りをしながら声を出してみたり。ルカとアルベルトが色々なことに挑戦していく様に、僕もたくさん挑戦が出来たので嬉しかったです。

――たくさんあるとは思うのですが、特に好きなシーンを教えてください。

阿部:アルベルトと一緒に作った「ベスパ」に乗って、空に飛び上がるときに、ワーッて叫ぶところがすごく楽しくて、印象に残っています。

池田:僕はルカに「人間界で拾った色々なものを紹介する」シーンがすごく好きです。アルベルトの少年らしさとか、自信満々な部分とか、色々なアルベルトの良さが詰まっているシーンですし、ルカとの出会いでもあるので。

――完成した作品をご覧になっていかがでしたか?

阿部:本当に感動しました。友達や親友は本当に大切な存在なんだなと思いました。

池田:物語の内容を知ってるのに感動できるっていうのは、内容がすごく良いんだなって思いました。改めて友達の大切さを感じましたし、僕たちにとっても、ルカとアルベルトの様に良い夏の思い出になりました。

――本作はキラキラした冒険がつまった夏にぴったりの作品ですが、お2人がこれまでにした冒険ってありますか?

阿部:旅行に行った時に、船でいろんなところに行ったり、釣りをしたりして、自然といっぱい触れる時が自分の中の冒険です。お母さんが釣りが上手なので、僕もやってみたらハマりました(笑)。

池田:コロナになる前は、アウトドア派で外でたくさん遊んでいました。アルベルトと違って僕は泳ぎがそこまで上手くないから海は行かないんですけど(笑)、でっかい公園とかで、鬼ごっこしたりとか、ドッジボールやバスケで遊んでいました。

あとは駅が好きなので、乗り換え検索で適当に駅を選んで「ここからそこへ何分ぐらいかかるんだろうな?」とか想像して楽しんでいます。その後実際にその駅を見つけたら、めちゃくちゃテンションあがるんですよね。

――はやくコロナが落ち着いて、色々な場所に冒険に行けると良いですよね。お2人はピクサー作品が大好きということですが、特にお気に入りは何ですか?

阿部:『リメンバー・ミー』が大好きです。主人公のミゲルが大好きで。あの作品も家族愛、友情愛にあふれていて、すごく感動しました。

池田:僕は『トイ・ストーリー』がすごく好きです。バズとウッディ、2人の関係性とか、他のキャラクターたちもすごく個性があって。『あの夏のルカ』とはまた違う友情で、ライバル視している関係性も面白いですよね。あとは、おもちゃたちが実際にああいう動きをしてたらなと考えるとすごくかわいらしいし、おもちゃを大切にしようという気持ちになります。

――『あの夏のルカ』もたくさんの人のお気に入りのピクサー作品になると思います。今日は楽しいお話をどうもありがとうございました!

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藤本エリ

映画・アニメ・美容が好きなライターです。

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