投資アプリが大幅に躍進! Adjustが「モバイルアプリトレンド2021」発表
グローバルに展開するSaaS企業であるAdjustは、「モバイルアプリトレンド 2021」レポートをリリース。この最新レポートでは、2020年から今年にかけて世界的に成長を続けているモバイルアプリがどのような飛躍を遂げ、またどの分野が顕著な動きを見せているのかを解説しています。
フィンテックアプリが急成長
今回の調査は、2019年1月1日〜2021年3月14日の間に45ヶ国を調査したデータに基づいた最大250の国と地域のデータソースを基に、Adjustが計測する上位2,000のゲーム、モバイルアプリのインストール数、セッション数、ユーザーのアプリ内滞在時間、継続率、リアトリビューション率の長期的傾向をグローバルに分析しています。
今回のレポートで最も注目すべき点は、「フィンテックアプリの躍進」でしょう。Adjustによると、2020年にフィンテックアプリのインストール数は前年比51%増となり、全カテゴリーのうち最も大きく成長。 さらに、2021年のインストール数は2020年平均より12%増加と、再び伸びています。
投資アプリの普及が要因
Adjustは「これは、Robinhood、Acorns、Gatsbyなどの投資アプリの普及率が大きく高まったことが一因」と話しています。また、2020年はフィンテックアプリのセッション数も急増し、セッション数は前年比85%増で、2021年はすでに35%増を記録。ここからは、デジタルバンキングアプリとスマホ決済アプリが広く普及したことを読み取ることができます。
Adjust共同創業者兼CEOのポール H. ミュラー氏は「モバイルマーケターにとって、新規ユーザーにリーチできる可能性は、これまで以上に高まっています。しかしそれと同時に、競争も激化しています。2021年のiOS 14の新たな時代では、オートメーションでマーケティングを強化し、ユーザージャーニー全体を通してアプリ内行動を理解することが、これまでにないほど重要です」と話しています。
(文・Takeuchi)
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