ASUSがパワーアップしたゲーミングスマホ「ROG Phone 5」を発表 5月28日以降発売へ
ASUS JAPANは、ゲーミングスマートフォンの新製品「ROG Phone 5」を5月28日以降に発売することを発表しました。2020年9月に発売した「ROG Phone 3」の後継モデルとなる製品で、リフレッシュレート144Hzの6.78型フルHD+ディスプレイ、CPUに動作周波数2.84GHz、オクタコアのSnapdragon 888 5Gを搭載し、ストレージ容量は256GB。メモリー容量16GBモデルと12GBモデルをラインアップし、5月28日発売の16GBモデルは希望小売価格11万4800円(税込)、6月4日発売予定の12GBモデルは9万9800円(税込)。本体カラーはファントムブラックとストームホワイトをラインアップしています。発表に合わせて、ファントムブラックの16GBモデルをお借りして触ってみました。
ガラスの背面には発光パターンをカスタマイズできるASUSのゲーミングブランド「ROG(Republic of Gamers)」ロゴを配置。カメラとロゴを視認できる専用カバーが付属します。
リフレッシュレートが最大144Hzのディスプレイは6.78型フルHD+(2448×1080ドット)と、前モデルと比べて大型化。タッチサンプリングレートは270Hzから300Hz、タッチ入力遅延は25msから24.3msと高速化しています。指紋認証センサーも画面に搭載。
3眼カメラは6400万画素広角、1300万画素超広角、500万画素マクロカメラの構成。インカメラは2400万カメラを搭載します。
サウンドの迫力も大きな特徴。12×16mmのフロントスピーカーを2基搭載し、横持ちにしてゲームをプレイする際に最適な音響を楽しめます。
両手で横持ちにした際に使えるタッチセンサーのボタンは「AirTrigger 5」に進化。トリガー操作に使える他、スワイプ、スライド、ボタンを2分割した操作など幅広い操作をアサインすることができます。タッチセンサーに加えて、本体を傾ける、振るなどのモーション操作をアサインすることも可能になりました。
インタフェースは本体下部にUSB2.0 Type-Cポート、左側面にUSB3.1 Type-Cポートを搭載。ちょっと分かりづらいですが、左側面のUSB-CポートのみDP ALT(Display Port Alternate mode)による外部ディスプレイへの画面出力に対応します。
65W出力のUSB充電器が付属。6000mAhの大容量バッテリーを52分でフルに充電できます。
同梱の外付け冷却ファンは「AeroActive Cooler 5」に進化。専用端子を搭載するので、左側面のUSB-Cポートを占有せずにファンが使用できます。CPUを中央に配置する構造によりファンで直接CPUを冷却できるようになり、CPU温度を最大10℃、表面温度を最大15℃低下する冷却性能を実現しています。
背面側にキックスタンドを搭載し、動画視聴や待ち時間などにテーブルの上に置いて使用可能。さらに背面側には2つの物理ボタンを新たに搭載し、AirTrigger 5でボタン操作をアサインすることができます。
ROGブランドのゲーミングPCでおなじみの「Armoury Crate」アプリを使用して、パフォーマンスやゲームに関する設定が可能。CPUとGPUのパフォーマンスを引き出す“X MODE”は、AeroActive Cooler 5を取り付けた状態で最高レベルの“X MODE+”に設定できます。パフォーマンスチューニングはゲーム単位で設定することも可能。
AeroActive Cooler 5を装着し、X MODE+のモードでベンチマークを実施してみました。結果は「3D Mark」の「Wild Life」で5829、「Geekbench 5」のシングルコアのスコアが1128、マルチコアのスコアが3655。いずれも「Galaxy S21 Ultra 5G」を超える結果を記録しています。
「特集」タブでは、144Hz対応ゲームやゲームパッド、AirTrigger対応のゲームを一覧で表示。ROG Phone 5に最適化されたゲームを選んでインストールすることができます。
ゲームのプレイ中は画面左端から右にスワイプして設定アプリ「Game GENIE」を起動可能。フレームレートやCPUクロックなどステータスを確認できるほか、照準のクロスヘアをカスタマイズしたり、AirTriggerに割り当てる操作ボタンをアサインすることができます。「荒野行動」「PUBG Mobile」のようなバトルロイヤル系ゲームなら照準をLボタン、トリガーをRボタンに割り当てると、ゲームコントローラーと同じ快適さでプレイ可能に。新規に追加した「スカウトモード」では画面の色を反転させ、フィールドから敵を見つけやすくすることができます。
ROG Phone専用のゲームコントローラー「ROG Kunai 3 Gamepad」にも対応。Bluetoothでペアリングしてワイヤレスコントローラーとして使える他、ROG Phone本体にカバーを取り付けることで画面の左右に装着でき、携帯ゲーム機のように遊ぶことができます。ROG Kunai 3 Gamepadは、記事執筆時点でASUSストアでは1万2078円(税込)で販売されています。
RAM容量18GBの「ROG Phone 5 Ultimate」も夏季発売予定。ROG Phone 5のAntutuベンチマークスコアが817946であったのに対して、Ultimateでは830947のスコアを記録しているとのこと。本体カラーはストームホワイトのみで、希望小売価格は14万9800円(税込)。
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
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