「五輪で絆を取り戻す」って・・・東京五輪の担当大臣が丸川珠代氏で本当に大丈夫なのか

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「五輪で絆を取り戻す」って・・・東京五輪の担当大臣が丸川珠代氏で本当に大丈夫なのか

 コロナ禍の中で強行開催するにせよ、中止にするにせよ難問が山積みとなる東京五輪。どちらに転ぶにせよ、そのトップともなれば高度な判断力や調整能力、決断力が求められます。

 その舵取りをこの人に託していいのか…疑心暗鬼になる人々も多いのではないでしょうか。丸川珠代五輪相です。

 5月11日の閣議後の定例会見。開催の意義を問われた丸川大臣はこう語り、国民を唖然とさせました。

 「コロナ禍で分断された人々の間に絆を取り戻す大きな意義がある」
 「特別な努力をしたそれぞれのアスリートが真剣勝負を繰り広げ、その後に努力を称え合う姿は、必ず人々にお互いを許し合い、喜びを分かち合う思いを取り戻してくれる」
 「東京大会は世界中の人々が新たな光を見出すきっかけになる」

 すると、ネット上では「絆を取り戻す」がトレンドワード入り。SNS上では、抽象的、情緒的で空疎な発言に批判が集中したのです。

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「政局の鬼」小池都知事が「五輪中止」に言及する日は来るのか https://cocokara-next.com/topic/mention-the-cancellation-of-the-tokyo-olympics/

 それではなぜ、このような重要なポストに丸川氏が就くことになったのでしょうか。

 「ことの発端は2月3日、組織委の森会長による女性蔑視発言です。これで森会長が辞任。後任は橋本聖子氏となり、男女共同参画、東京五輪・パラリンピック、女性活躍担当大臣を辞任することになった。この後任に選ばれたのが丸川さんです。以前に五輪相の経験もあり、過去に大きなスキャンダルがなかったこともプラスに作用した。森さんが女性蔑視発言で辞任した直後だし、『顔』として女性を据えたかったという政権の意向もうかがえますね」(前述の記者)

 ここから先、日本政府と東京都、組織委がしっかり議論して最善策を打たねばならない中、ある「因縁」も話題になっています。

 「2016年の都知事選で丸川さんは、小池さんとは別の自民候補を応援しました。小池氏を念頭に置いた上で『スタンドプレーはできるけどもチームプレーはできない。こういう人は都知事にしなくていいんじゃないか』とボロクソに批判した。今では表面上はにこやかに対応していたとしても、かなりのわだかまりが残っているとみられます」(前述の記者)

 現在も東京五輪については中止か延期を求める声が国民の大多数に及びます。それでも開催したいならばリーダーたるもの、科学的な知見に基づき、理路整然かつ熱く人々の心に訴える「言葉」を携えてほしいものですが…。

 「絆を取り戻す」という学級会のようなドッチラケな目標の下、「看護師500人ボランティア要請」のような意味不明の無策が繰り広げられる東京五輪。それでも開幕の日は、刻一刻と近づいています。


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