『週刊ファミ通』の森下万理子は存在しない?

『週刊ファミ通』といえば日本最大のテレビゲーム情報誌で、誌面に編集者が登場するという特徴が強く出ている雑誌でもある。ブンブン丸や新宿ジャッキー(うすば羽田)、チャンコ増田など、ヒーロー的な存在(?)となった編集者も少なくない。

そんな『週刊ファミ通』だが、創刊した当時からヒロイン的存在として登場した編集者・森下万理子をご存知だろうか? ゲームといえば“男が遊ぶもの”というイメージが強かった当時、清楚な語り口調の森下万理子は、読者のハートをわしづかみ。いつもイラストでしか誌面に登場しなかったにもかかわらず、絶大なる人気を誇った。

しかし、その森下万理子は架空の人物であり、実際は存在しないという噂がある。その実態を元ゲーム雑誌編集者のM氏(37)歳にうかがったところ、「森下万理子は存在しませんよ。多くの編集者が森下万理子の名でレビューを書いたり、新作ゲームの情報を書いたりしていました。やっぱりほら、女性といいますか、男臭いゲーム雑誌にも花があったほうがいいでしょう?」と、森下万理子が架空の人物であることを認めた(『週刊ファミ通』が認めたわけではないが)。

なんだか悲しい事実ではあるが、これでイラストでしか登場していなかった理由がハッキリした。もしかすると、今もいろんな雑誌で森下万理子的な存在のライターや編集者がいるかもしれない。いつも楽しみにしている連載のランターは、実は編集者の持ち回りで書かれていた……、なんて事実は悲しいですけどね。

‥‥きじが よんでほしそうに こちらをみている‥‥
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