SIMフリーが主流になる時代がきたか? 中古スマホ市場の分析結果が発表
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株式会社マーケットエンタープライズは、中古スマホ取引データの分析結果を発表しました。今回の調査は、同社のウェブメディア「iPhone 格安SIM 通信」での、中古スマートフォン相場比較サービスをもとにして2021年1月1日から2021年3月31日に実施しています。
iPhone SEが躍進
2020年10月〜12月のランキングではiPhone 8とiPhone 7が1位〜10位までを独占していましたが、今回(2021年1月〜3月)ではiPhone SE(第2世代)が9位に食い込んだことが、特筆すべき点でしょう。マーケットエンタープライズ社は「元々、iPhone SE(第2世代)は価格が安かったのですが、1月〜3月に実施された各社の割引キャンペーンにより、転売目的での購入が増え、新古品の端末が中古スマホ市場に流れました。これにより、ランキング変動に繋がったと考えられます」と述べています。
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iPadもSIMフリー版が大幅躍進
一方で、iPadの動きはどうなっているのでしょうか。マーケットエンタープライズ社の調査によると、iPad取引量は緊急事態宣言の発出に伴い、2020年4月〜6月に大きく増加したものの、それ以降は微増・微減を繰り返しながら落ち着いてきています。通信キャリア別に見ると、キャリア版が1%減少しているのに対し、SIMフリー版は73%増加と大幅に成長を実現。iPhoneと同様に、中古スマホ市場全体でSIMフリー版の需要が高まっていると言えそうです。
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(文・Takeuchi)
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ウェブサイト: https://techable.jp/
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