見た目の似ている「キャベツ」と「レタス」の違いはなに?実は全く異なる植物だった!

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見た目の似ている「キャベツ」と「レタス」の違いはなに?実は全く異なる植物だった!

見た目の似ている野菜No.1と言っても過言ではない、キャベツレタス
料理などをあまりしない人なら、1度は間違えたことがあるかもしれませんね。

そんなキャベツとレタスですが、実は全く違う植物だってご存知でしたか?
そこでここでは、よく食べる野菜なのに、混合してしまうキャベツとレタスについてご紹介します!

「キャベツ」と「レタス」の見た目の違い

まず最初に、キャベツとレタスの見た目の違いについて解説します。

大きさと重量の違い

キャベツは、大きなものとなると、高さは約17㎝、幅は23cm前後、重さは1kgぐらいです。
対してレタスは、大きくても高さは15㎝、幅は20㎝ほどで重さは600gぐらい

レタスの方がよほど軽いです。

芯や葉脈の違い

キャベツもレタスも芯の色は新鮮なうちはいずれも白いですが、傷んでくると違いがよくわかります。
キャベツは、ほうっておくと少しずつ茶色に変色していきます。
レタスの場合は、赤く変色します。

葉脈のかたちもキャベツとレタスの葉っぱではまったく違います。
キャベツは葉脈が太くくっきりとしていますが、レタスは葉脈ひとつひとつが細くなっています。

葉の詰まり方の違い

キャベツは、葉がぎっしりと詰まっていて、ぎゅっと硬い野菜です。

それに対して、レタスは葉が詰まっていません。
レタスは、葉がふわっと巻いているので、やわらかい野菜です。

店頭での扱いの違い

キャベツは、八百屋さんやスーパーでは梱包されず、そのまま並べられています
食べられない外側の葉っぱがついている場合もあるので、買う時に剥がして持って帰る場合もあります。

対してレタスは、柔らかくてデリケートなのでビニールなどで梱包されて店頭に並んでいることが多いです。

食感の違い

キャベツは、生で食べるとシャキシャキしていて、炒めるとしっとりした食感を楽しめます。
火を通すと甘みが増して食べやすくなります

対して、レタスは、生で食べる方に適した野菜です。
ほとんど水分でできているため、シャキッとした食感が楽しめます。
生だと味はあまりなく、ほんのりとした甘みを感じられますが、加熱しすぎてしまうと苦みを感じやすくなっています。

植物としての「キャベツ」と「レタス」の違い

見た目は似ていますがそれぞれ違った味わいがあり美味しいキャベツとレタスですが、実は植物としては全然違うものなのです!

「キャベツ」と「レタス」は分類が違う!

一見同じ種類の植物に見えるキャベツとレタスですが、キャベツはアブラナ科、レタスはキク科の植物です。
そのため、まったく違う分類の、まったく違う植物と考えられます。

しかも、それぞれが日本で食べられるようになるまでの歴史もまったく違ったものなのだとか。

「キャベツ」の原産地と歴史

キャベツは、古代にイベリア半島で食べられるようになり、ケルト人からヨーロッパへ広まりまったともされています。
日本で食べられているものは、12~13世紀のイタリアで品種改良されたものが起源となっており、江戸時代前期にオランダから長崎に伝来しました。

「レタス」の原産地と歴史

レタスは地中海沿岸地方で広まった野菜です。
16世紀ごろにはアメリカでも栽培がおこなわれるようになりましたが、日本には奈良時代頃にはすでに伝来していたとされています。

キャベツやレタスにそっくりな野菜

キャベツやレタスには芽キャベツ、サニーレタスなどよく似た野菜が色々あります。

芽キャベツとは

芽キャベツは小さなキャベツ。
大きくなる前に収穫したキャベツのことだと思っている方もすくなくないかもしれませんが、キャベツと芽キャベツは同じアブラナ科の野菜ではありながら、全く異なる野菜なのです。

芽キャベツは一株から伸びた茎の側面にびっしりと鈴なりに生える野菜で、一株に50 個程度できます。
成長してもキャベツのように大きくはならず、小さいままです。

サニーレタスとは

サニーレタスは、くるっと葉っぱの巻いたレタスに対し、葉っぱが巻いておらず球体になっていません。
レタスの仲間ではありますが、「葉レタス」と呼ばれる結球しないタイプのレタスです。

葉の先の方が少し赤くなっており、一般的なレタスよりも柔らかく苦みが強いです。

春キャベツとは

春キャベツは、3~5月の春頃に収穫されるレタスのこと。
一般的なレタスと比べるとサイズが小さく、楕円形よりもまん丸に近い形をしています。

春キャベツは葉が柔らかく、巻きがふんわりしています。

まとめ

見た目が似ているキャベツとレタス。
同じ種類の野菜のように思われますが、キャベツはアブラナ科、レタスはキク科の植物です。
キャベツは江戸時代頃に日本に伝来しましたが、レタスは奈良時代頃には日本に伝来していたとされます。

見た目もキャベツはぎゅっと葉が詰まっていて、レタスはふわっとした巻きなのでよく見ると全然違います。

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