ペペロンチーノのカロリーが意外に高いって知ってた?
パスタとニンニク、オリーブオイルと塩だけのシンプルだけど刺激的、で毎日食べられるパスタの一つが、ペペロンチーノと言い切る人も少ないないかもしれません。こんなにシンプルなパスタなのに、そのカロリーは他のパスタと、あまり大差ないようです。詳しく紹介しましょう。
ペペロンチーノ1人分のカロリーはどのくらい?
パスタは炭水化物ですし、オリーブオイルも使うので、そのカロリーが低くは無いことは薄々気が付いている人も多いでしょう。そこで、スタンダードなペペロンチーノの1人分のカロリーを調べてみました。
パスタ1人前は、100gが基準です。乾麺を使用すると、そのカロリーは、378キロカロリー。オリーブオイル大さじ1杯で、92キロカロリー。
ニンニク2片で、15キロカロリー前後。乾燥唐辛子を1本使うと、1.4キロカロリーになります。唐辛子にも、こんなにカロリーがあることに驚きです。
塩は0キロカロリーとしても、486.4キロカロリーですが、オリーブオイルの量が少し多いだけで、簡単に500キロカロリーをオーバーしてきます。パルメザンチーズを5g掛けると、24キロカロリーも増えてしまいます。
ペペロンチーノには、必ずベーコンを入れるという人も多いのではないでしょうか?ベーコンを20g入れると、81キロカロリー増え、600キロカロリー近い数値になります。
成人女性が1日に必要な総カロリーが、活動量や年齢により違いはありますが、1400~2000キロカロリーとされています。600キロカロリーのぺペロンチーノが、どれほど高カロリーか実感できるのではないでしょうか?
ペペロンチーノは大好きだけど、カロリーが気になるという人は、オリーブオイルの量やパルメザンチーズ、ベーコンなどを控えると少しはカロリーを抑えることができるかもしれませんね。
ちなみに、生クリームを使ったカルボナーラのカロリーは、779キロカロリー、肉がたっぷりのミートソーススパゲッティのカロリーは、614キロカロリーです。
パスタは総じてカロリーが高いというのが常識だと、頭の片隅に覚えておいたほうが良さそうです。
ペペロンチーノの栄養価や糖質量も知っておこう
ペペロンチーノは、なんといっても炭水化物です。カロリーは当然気になるところですが、同じくらい糖質も気になりませんか?
ペペロンチーノ1人前の糖質は55.5g。この糖質を砂糖に変換してみましょう。角砂糖1個の糖質が4gですから、なん角砂糖14個弱もの糖質ということになります。
ただ、ご飯に換算すると、茶わん軽く1杯と同じ程度、うどんだとかけうどん1人前と同じ程度の糖質ですから、驚くほどのものではないのかもしれませんね。
では、ペペロンチーノの栄養価は?といったら、どんなものがあるのでしょうか?
突出しているのが、モリブデン、セレン、銅です。これらは、微量元素として、健康な生活には欠かせない成分とされています。
モリブデンは、肝臓や腎臓などに多く存在し、タンパク質や鉄の代謝などに必要な元素です。特にプリン体を分解するためには、必須の元素です。
セレンは、胃や下垂体、肝臓に存在する元素で、抗酸化作用が高く、細胞の老化を防いでくれる成分です。
銅は、血液中のヘモグロビン合成に欠かせないミネラルです。貧血に必要なのは鉄と思われがちです、同じくらい銅も重要な役割を担っています。
これらの微量元素が、1人前のペペロンチーノで摂取することができます。
ペペロンチーノとは!?
イタリアでは、殆どのレストランにペペロンチーノは無いことを知っていますか?もし、ペペロンチーノを頼んだら、テーブルに出されるのは、唐辛子だけということになりかねません。
ペペロンチーノの本当の名前は、アーリオオーリオ・ペペロンチーノです。ニンニクとオリーブオイルで作られたソースを、アーリオオーリオといい、そこに唐辛子をプラスしたのがアーリオオーリオ・ペペロンチーノです。
イタリア人は、本当は辛い物が苦手だそうです。でも、ペペロンチーノの発祥は、イタリアであることに間違いはありません。
ペペロンチーノの発祥は、シチリア島を目の前にした長靴の先端にある、カラブリアというところです。
この地方は、封建制度の最中、食事はとても貧しいものだったそうです。そんな中、大航海時代を迎え、南米から持ち込まれた唐辛子を利用して保存食を作るなど、イタリアの中でも辛い食文化が育ってきた場所のようです。
貧しいが故に生まれた、素朴なパスタがペペロンチーノだったのかもしれません。飽きずに毎日でも食べられて、腹持ちが良く、カロリーが高い上に直ぐにエネルギーに代わるペペロンチーノは、現在の日本ではパスタの定番として知られるようになりました。
おわりに
ペペロンチーノのカロリーを紹介しました。そもそもが炭水化物ですから、カロリーが高いことは想像できたという人もいるでしょう。好きなものを好きなだけ食べたいとは思いますが、やはり糖質やカロリーには、注意をしていきたいものですね。
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