冷凍庫が2つある暮らしを始めてみたらいろいろ充実した話 ハイアールの“セカンド冷凍庫”レビュー
作りすぎた料理を保存したり、肉や魚を凍らせたり、冷凍食品やアイスなどをストックしたりと、冷凍庫は今や生活をするうえで欠かせません。
しかし家庭にある冷凍庫は冷蔵庫のいち部分であり、メインはあくまでも冷蔵庫。我が家にはそれなりに大きいサイズの冷蔵庫があるのですが、やはり冷凍室は常にギュウギュウ詰めになってしまっていて、整頓することなどできない状態が続いてしまっています。
我が家の冷蔵庫には大小2つの冷凍室があり、小さい方は急速冷凍をしたり、食材を乾燥させて冷凍させたりできる機能も備わっています。
ですがそちらのスペースにも“とりあえず冷凍させたいもの”が侵食。せっかくの機能を使いこなせていないという非常にもったいない状況です。
もっと冷凍スペースが広ければうまく利用できるんでしょうが、普段からいろいろな食材を冷凍保存させているとやっぱりどうしてもスペースが足りないなと感じてしまいます。きっと同じような状況の方も多いのではないでしょうか?
2台目の冷凍庫を買い足す“セカンド冷凍庫”がきてるらしい
そんななか、縁あって白物家電メーカーのハイアールが展開している冷凍庫をお借りすることができました。
実は近年、冷蔵庫を大きいものに買い換えるよりも冷凍庫を買い足す“セカンド冷凍庫”の導入が流行り始めていて、ハイアールでは現在季節を問わずに冷凍庫がよく売れているそう。会員制大型スーパーのコストコでもハイアールの冷凍庫が取り扱われているのですが、食品を大量買いしたついでに冷凍庫を買って帰る人もいるほどなのだとか。
というわけで、しばらくセカンド冷凍庫のある生活を過ごしてみることになりました。
お借りした冷凍庫は102Lの前開きタイプ(型番:JF-NU102C)。幅50cm✕奥行き55cm✕高さ99cmという寸法で、高さはちょうど腰の高さくらい。猫はちょうどひとっ飛びで乗ることができて楽しそうです。メインの冷蔵庫の横にそこまで場所を取らずに設置することができました。
冷凍庫内はまるで棚。大小さまざまな引き出し式のクリアバスケットが設置されています。
いつも使っている冷凍庫は大きな引き出しに上から収納していくタイプだったので、食品がどんどん積み重なってしまうので整頓しにくかったのですが、これなら自然と整頓ができますね。
食品の買い置きが捗り、冷凍食品を多めにストックできるように
しかし我が家に冷凍庫が増えたとはいえ、それまでも生活自体は特に不自由なくできていたのですから、しばらくはセカンド冷凍庫の出番がなかなか巡ってこない状況が続いていました。せっかくなので積極的に使っていかないと。
そこで最寄りの業務スーパーに足を運び、気になる冷凍食品を片っ端から買い漁ってみました。
冷凍の野菜や海老などの食材から、おかずとおつまみの二刀流として活躍しそうな唐揚げと餃子を。さらにこれからどんどん暖かくなるので、庭やベランダで焼いて食べたら幸せになれそうな焼き鳥串も大量買いしてしまいました。いずれも普段なら冷凍庫のスペースを気にして買わないようなものばかりです。
しかし引き出し式の冷凍庫なら整頓しながら余裕で収納!
ちょっとやりすぎたかな、と思った焼き鳥の箱も問題なくそのまま冷凍できましたし、冷凍の食材やおかずも引き出しに余裕で収まりました。
さらに冷凍で届いたアイスのギフトもそのまま冷凍庫に入れられたり、スペースのことを考えずにポイッと冷凍庫にしまえるのはかなり気が楽ですね。
冷凍庫が増えて変わったこと
こうしてセカンド冷凍庫を積極的に使いながら1か月近く過ごしてみたのですが、主に何が変わったかというと家飲みがめちゃくちゃ充実するようになりました。個人的にはこれがダントツで熱かったですね。
冷凍食品を大量にストックできるようになったことで、すぐに用意できるおつまみの選択肢が圧倒的に増えました。最近はコンビニの冷凍のお惣菜がどんどん充実してきていますし、クオリティもどんどん上がっています。気になるものをとりあえず買い揃えておくと、もはや自宅が居酒屋状態に。
僕はお酒が好きなので冷凍食品をおつまみとして捉えてしまいますが、毎日お弁当を作らなければいけない方や、いつもは夕食を外食で食べていたけど時短営業のせいで食べられないという多忙なビジネスパーソンなど、冷凍食品が大量にストックできるようになればいろいろな人の生活が充実するだろうなと感じました。
あとは料理を多く作って凍らせておくこともスペースを気にしないでよくなりましたし、買い物のしかたも変わってきた気がします。セカンド冷凍庫があることで、まだまだ続きそうなステイホーム中心の生活のなかでは役立つことが多そうですね。
定期的に霜取りをする必要がある
今回使ってみたハイアールの冷凍庫は「ファン式」ではなく、「直冷式」となっているため、しばらく使っていると冷凍庫内に霜がついてしまうという特徴もあります。
「ファン式」とは冷蔵庫の外に冷却器が設置されているタイプで、冷却器からファンの風で冷気を庫内送ることで、冷蔵庫を間接的に冷やす方式のこと。家庭用の大型冷蔵庫はほぼ「ファン式」のようです。
一方「直冷式」とは、冷蔵室や冷凍室に冷却器が設置されていて、その冷却器が発生させる冷気で直接庫内を冷やす方式になります。
直冷式の方が冷凍食品を素早く冷やしたりすることができますが、空気中の水分も冷却器に付着してしまい、しばらく使っていると庫内に霜がついてしまうのです。これは定期的にお手入れしなければなりません。
霜取りをするためには一度中身を全部出して電源を抜き、専用のヘラで霜を削ってから拭き取る必要があります。
霜をそのままにしてしまうと冷凍性能が落ち、電気代が余計にかかってしまうことも。面倒ですがお手入れが必要ということは頭に入れておいたほうがいいでしょう。
ちなみに電気代の目安は年間で約5210円。商品はオープン価格となっていますが、約3万円〜くらいで買えることが多いようです。
(執筆者: ノジーマ)
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