【京都】ショートケーキ、ワッフル、レモンケーキ・・・懐かしい味わいにほっとする「洋菓子の欧風堂」

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いちごのショートケーキ

父娘2世代でお菓子作り

欧風堂

京都御苑にほど近い地下鉄・丸太町駅から徒歩2分。昭和32年(1957年)創業の「欧風堂」が、1年半ほど前にリニューアルオープンしました。改装したものの、変わらぬレトロな風情を醸しながら佇んでいます。

現在は2代目店主の佐々木義晴さんに、大阪のパティスリーで修業を積んだ娘の瑠美さんが加わり、ショーケースには長年親しまれてきたお菓子と共に新商品も並んでいます。

欧風堂

先代は「京都で愛されるお菓子を作りたい」「笑顔になれるようなふわっとしたお菓子を作りたい」という2つの想いからお店をオープンさせたそうです。その通り「いちごのショートケーキ」や「ロールケーキ」など、ふんわりとした生地の優しげな表情のケーキが印象的です。

ワッフル

先代から続く「ワッフル」はこちらの名物。開店早々に完売するほどの人気で、前日までに予約をしたほうがベターです。作り方や材料の配合は当初のまま。昔ながらの味わいを楽しめます。

ふんわりスイーツを実食!

ショーケースを見ていたら、思わず引き込まれていろいろ買い込んでしまいました。

変わらぬ人気の名物「ワッフル」

ワッフル

まずは人気No.1の「ワッフル」200円(税込)です。ふわふわ生地の中には、あふれんばかりのカスタードクリームが!すっと口の中で溶けていくように軽やかな生地と、濃厚なクリームとのバランスが絶妙です。この素朴な味わいが親しまれているのに納得です。生地には卵、砂糖、小麦粉にたっぷりのメレンゲを加え、じっくりと弱火で1枚ずつふわふわ感が残る薄さに焼き上げているそうです。

新ヴァージョンの「いちごのショートケーキ」

いちごのショートケーキ

「いちごのショートケーキ」450円(税込)は、瑠美さんによりリニューアルされた新ヴァージョン。厚めのふわっふわ生地にたっぷりの生クリーム、これはたまりません!時にはこんなくせのない、シンプルなケーキが恋しくなります。「いちごのショートケーキ」はスタンダードにして最強ですね。

冬期限定の「アップルパイ」

アップルパイ

「アップルパイ」400円(税込)は冬期限定なので購入してみました。一見普通のアップルパイです。実はこちらが目当てというわけではなかったのですが、このパイ生地のおいしさに驚きました!何層にも重なる生地は、バターの風味たっぷりで手作りならではの嫌味のない後味。国産りんごのふじも、この時期だからこそのおいしさです。人気商品というのもうなずけます。

ノスタルジックな新商品「御所南レモン」

南御所レモン

お目当てだった「御所南レモン」220円(税込)。懐かしい見た目ですが、実はこちらは瑠美さんによる新作です。封を開けると、レモンの香りがふんわり。カステラを思わせるしっとりとしたスポンジを、レモン風味のホワイトチョコレートでコーティング。チョコのさわやかなスイートさがくせになりそうです。

巨大豆大福のような「いちご大福」

いちご大福

見てしまったら買わずにはいられない「いちご大福」380円(税込)。大きな豆大福のような見た目に、中はどうなっているんだろう?と思わずそそられてしまいます。

いちご大福

薄い求肥の中には、いちご、生クリーム、カスタードクリーム、チョコスポンジが詰まっています。大納言あずきが所々に散りばめられていますが、中身はクリームたっぷりの洋菓子です。こちらも瑠美さんによる新作です。

バタークリームが濃厚な「ほほえみサンド」

ほほえみサンド

2020年10月のリニューアルオープン1周年記念に作られた「ほほえみサンド」プレーン、チョコ各180円(税込)、抹茶200円(税込)。京都「ヒグチ養蜂園」の純度の高い天然ハチミツを加えた自然な甘味のスポンジに、特製バタークリームがサンドされています。抹茶味には、京都の老舗「柳桜園茶舗」の上質な抹茶を使用しています。素朴なスポンジに濃厚なバタークリームがくせになるおいしさです。

抹茶の香り豊かな「抹茶バウム」

抹茶バウム

「柳桜園茶舗」の抹茶をふんだんに盛り込んだ「抹茶バウム」1,300円(税込)は、抹茶の風味がしっかり。砂糖がけされてシャリシャリとした表面の食感がアクセントになっています。10日ほど日持ちがするので、京都土産におすすめですよ。

京都旅行の食べ歩きやお土産にも!

「ワッフル」をはじめ、「レモンケーキ」や「ほほえみサンド」「オムレット」は食べ歩きにぴったり!近くでコーヒーをテイクアウトして、京都御苑のベンチでカフェを楽しんでもいいですね。抹茶バウムはお土産にぜひ!

欧風堂

「本当に良い材料で、毎日ひとつひとつ丁寧に作り上げる洋菓子を」という良心を感じる見た目と味わい。気持ちがほんわかとしてくるようなお菓子たちに、すっかり癒やされてしまいました。

佐々木さんに「懐かしい味わいにほっとしました」と食後の感想を伝えたら、「本当にそう感じてもらえましたか?」と心からうれしそう。お菓子作りが本当にお好きなのが伝わってきます。瑠美さんという、新しい感性を吹き込む後継者がおられるのも頼もしい限りです。

全てがめまぐるしく変わるこんな時代だからこそ、変わらぬ味わいがいとおしい。ロングセラーのお菓子と共に新スイーツも楽しみな、大切にしていきたいお店です。

洋菓子の欧風堂
住所:京都市中京区竹屋町通烏丸西入ル亀屋町150
電話:075-221-2022
営業時間:10:00~18:30
定休日:日曜(不定休有)
URL:https://ofudo-kyoto.jp

[photos by Yo Rosinberg]
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