「かなりカッコいい」「法律は守らないとダメ」 フランスで日本の警視庁カラーの偽パトカーが高速道路走行中に捕まる
フランスで、日本のパトカーのカラーリングをしたホンダ・シビックTYPE Rが高速道路を走行中にドライバーが逮捕され、その再現ぶりに驚きの声が上がるだけでなく、検挙自体への賛否両論が湧き上がっています。
🇫🇷 Pas-de-Calais : Les gendarmes interceptent un homme au volant d'une fausse voiture de police japonaise https://t.co/AuE78LGCFj
— Actu17 (@Actu17) February 18, 2021
フランスの警察情報を中心としたウェブメディア『Actu17』によると、2021年2月14日(現地時間)にパ=ド=カレー県内の高速道路で、日本の警視庁のパトカーを再現した車が国家憲兵隊(ジャンダルムリ)の警備隊により捕まえられました。ドライバーはコレクターカーマニアで、そのコーティングをしに行く途中だったといいます。フランスの刑法では「国民に誤解される可能性があるため、国の警察や軍の衣装・ユニフォーム・車両・記章を使用すること」を禁止しており、6か月の懲役、7500ユーロの罰金が課せられるとありますが、この「偽パトカー」はモーターショーに参加するためだったとして「おそらく深刻な事態にはならないだろう」としています。ただ、パトライトと「POLICE」の表記を外す義務が生じる可能性があるとのこと。
この「偽パトカー」には、「かなりカッコいい」「完成度が凄すぎる」といった声が寄せられていた一方で、逮捕されたことについては「お堅すぎる」「誰にも迷惑かけないじゃん」という意見と、「警察は任務を全うしただけ」「法律は守らないとダメ」といった反応で二分されていました。
ちなみに、国家憲兵隊の高速道路警備隊には、2010年にスバル・インプレッサWRXが導入されています。カラーは青をベースに赤白のゼブラがフロントやテールなどに引かれてあり、「見間違いようがない」といった声もありました。また、2019年にシビックTYPE Rはオーストラリアのニューサウスウェールズ州警察で採用されています。
Pas-de-Calais Les gendarmes interceptent un homme au volant d’une fausse voiture de police japonaise(Actu17)
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※画像はTwitterより
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乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
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