「素晴らしい」「キューピット生み出しちゃった」 ロボットに「おとうさん、おかあさん」と呼ばれて動揺する天才科学者たちのマンガに「最高」の声

『艦隊これくしょん ‐艦これ‐ 水平線の、文月』(角川コミックス・エース)などのななてるさん(@renkonan)が、Twitterで『天才科学者たちが最高のロボットをつくった漫画』を発表。男女の科学者が戦闘ロボット・アルマを生み出すのですが、思わぬ言葉に動揺してそれどころではなくなってしまうというストーリーに、「これは最高」「かわいいで溢れている」といった反応が続出していました。

「完璧だ……」「ええ」と頷きあう科学者ふたり。「俺の/私の最高傑作。学習型自立戦闘ロボット。アルマ」と女の子型のロボット。1mの鉄板を拳で大穴開けるほどの力を持ち、「これでオレを役立たずと切り捨てた学会のハゲどもを見返せるな!」「二足歩行なんてコストの無駄って聞く耳持たなかった連中もね」と話します。「たしかにおまえはロボット工学技術“だけ”は本物だからな。性格はクソだが」と褒めて貶すメガネ男科学者に対して、「あんたの作る人間にせまる思考能力をもつ人工知能もね。陰湿すぎてモテないけど」と反撃するクール系女科学者。「おまえ……。本当に昔からかわいげがないな」「それはお互い様でしょう?」「まあいい。お互いの才能を世に出すために」「ええ。せいぜい協力しあいましょ」と話しているところ、アルマから「負荷実験を完了しました。次の指示を」と呼びかけられますが……。

「おとうさん、おかあさん」とアルマに言われて、驚く科学者ふたり。お互いに「……。こいつがぁ~~~?」と指差しますが、「一般的には生み出してくれた男女を『父』『母』と呼称すると。まちがえましたか?」とまっすぐに聞かれて「それは間違いではないけど……」と答えつつ、メガネ男科学者が目線を合わせて「人間関係ってのはそう簡単じゃあないんだ。額面だけの情報で判断したらダメだぞ」と言い、女科学者も「そうそう」と同意しますが、アルマは「いえ……」と言って……。

「心拍、体温などのデータからお互いが『好意』を持ってると判断しました」とデータで殴られてドッキーンとなるふたり。「夫婦とはお互い好意を持ってる男女がなるものですよね?」となんだか不思議そうな表情をするアルマに言葉を失い、「誰だよ、こんな高性能な解析能力つけたの…。俺か!/私だ!」と内心で思いつつ、「情報が間違ってる場合修正できます」と言われて「……っ!」となり、言い訳に数時間を要することになったといいます。これ、納得させることできたのでしょうか……?

このマンガのついて、「Twitterでよく男女の恋愛関係を描いた作品を見かけていて、自分なりに描こうと思ったのがきっかけです。そこに疑似家族モノやロボットの女の子など自分の好きな要素を足して今の形になりました」と話すななてるさん。「『アイアンマン』や『MCUスパイダーマン』におけるサポートAIの正論ながら空気を読まない機械らしい返答をするコメディ要素がとても好きなので、それを盛り込んだマンガを描きたいという部分もうまく取り入れられたかなと思っています」と語ります。

ななてるさんは「昔から『ドラえもん』の映画を録画で繰り返し見ていました」といい、好きなSF作品について「映画なら『リアルスティール』『ベイマックス』、MCU作品もとても好きです。マンガならば『僕の妻は感情がない』『AIの遺電子』『彼方のアストラ』などです」と挙げる一方で、「特にこのマンガのイメージが固まってきてからは現代版、『Dr.スランプ』として描けないかなというイメージもあって読み返していました」と明かしてくれました。

「素晴らしすぎる」「キューピット生み出しちゃった」といった反応が多く寄せられていたこのマンガ。ななてるさんは「『子は鎹(こはかすがい)』というコメントが多かったおかげで『鎹』という感じを覚えられました。ありがとうございます!」と読者に感謝のコメントを寄せてくれました。

「続きは!?」という声も大きかったこのマンガですが、ななてるさんによると「もともとは続きものを練習するために描いたマンガだったのでこれからも定期的に描いていきます」とのこと。「続きを見たいというコメントの多さには本当に元気をもらいました!この3人をこれからも応援してくれるとうれしいです!」とのことなので、アルマと天才科学者コンビのストーリーに今後も要注目です。

※画像はTwitterより
https://twitter.com/renkonan [リンク]

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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