VAIOがフルカーボンの立体成型により1kgを切る軽量ボディとパフォーマンスを両立した「VAIO Z」を発売
VAIOは2月18日、モバイルノートパソコンのグローバルフラッグシップモデル「VAIO Z」を発表。同日から受注を開始し、3月5日以降の出荷を予定しています。
カーボンファイバーを立体成型してボディ全面に使用していることが大きな特徴。一般に天板のみなど平らな面で使用されるカーボンファイバーを立体成型したノートPCは、同社によると世界初とのこと。
最軽量のモデルで958gと1kgを切る軽量ボディに、スピード、スタミナ、強靭さといったパフォーマンスを両立。
大容量の放熱システムを実装できたことにより、第11世代インテルCoreプロセッサーHシリーズから、最大5.00GHz起動のスペシャルエディションであるCore i7-11375Hが搭載可能に。
前モデルと比較して、プロセッサ―速度は約3.4倍、PCIe Gen. 4接続の第四世代ハイスピードSSDの搭載でストレージ速度は約2.2倍、5G対応によりネットワーク速度は約9.9倍に向上しているとしています。
「単位重量あたりのプロセッサ―スピード」「単位重量あたりのバッテリーライフ」という指標では、第11世代インテルCoreプロセッサー搭載機種、さらにM1プロセッサ―搭載のMacBook Proと比較しても優れたパフォーマンスを発揮するとアピールしています。バッテリー駆動時間は最大約34時間、連続動画再生時間は最大18時間。
強靭さの面では、アメリカ国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810 Logistic Transit Drop Test)の準拠基準である122cmからの落下試験を超える127cmの落下試験をクリアしています。
ディスプレイは14.0型で、HDRに対応。フルHDと4K解像度(3840×2160ドット)を選択可能。
キーボードは約19mmのキーピッチで、キーストロークは約1.5mmに。
人感センサーと顔認証を組み合わせて、着席によるオートログインや離席によるオートロックができる「VAIO User Sensing」機能を搭載します。
ディスプレイは片手で開閉でき、最大180°まで開ける構造を採用。画面を180°反転させて、対面で操作しながらプレゼンする用途にも利用できます。
価格はオープンで、個人向けカスタマイズモデルが想定価格26万700円から(税込み)、量販店取扱いの個人向け標準仕様モデルが想定価格30万9800円(税込み)から。ソニーとVAIOの直販サイトで受注を開始しています。
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
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