ふるさと納税も節約への一歩!ファイナンシャルプランナーが伝授する“お金が貯まる家計術”とは?
新型コロナウイルスの流行により、様々な変化を余儀なくされた2020年。家計に影響を受けた人も多いのではないだろうか。そんな中、トラストバンクはマネーセミナー「コロナ禍の今だからこそ知っておきたい!お金が貯まる家計の見直し術」をオンラインで開催。家計のやりくりに役立つイロハが紹介された。
前半ではファインシャルプランナーとして、多数のメディアで活躍する飯村久美氏が登壇。家計の見直しに役立つヒントが説明された。
冒頭では、コロナの影響で変化した支出について紹介された。スマートアイデア(株)が「コロナにより増えた出費がある」と回答した子育て世帯を対象に実施した調査によると、増えた支出の1位は「食費」。次いで、「日用品」「医薬品」となった。
一方で減った支出では「交際費」や「交通費・旅費」などが上位に。外出してお金を使う機会が減ったことが影響していると考えられる。
外出自粛により、電気代が高くなった家庭も増加したという。こちらは飯村氏宅の電気代を示したグラフ(2019年が薄いピンク、2020年が濃いピンク)だが、今年4月から10月まで電気代が昨年より増えていることが一目瞭然だ。
電気代の見直し術としては、「契約アンペアの変更」「電力会社・ガス会社の見直し」などが有効だという。特に注意すべきはエアコンの使い方。エアコンの頻繁なオン・オフは電気代節約には逆効果であり、温度調整機能に任せた方が良いと飯村氏は説明する。
続いて、通信費の節約についての説明を実施。スマホ代の節約においては、通話・通信の使用量をきちんと把握し、それに見合ったプランを選ぶことが最適とのこと。格安スマホへの切り替えもおすすめだそう。
さらに「オンライン上のアカウントも見直してほしい」と飯村氏。中にはアマゾンプライムアカウントを気づかぬうちに複数保有していた、というケースも珍しくないという。
最後は食費の節約術について。家族の成長とともに膨れ上がる食費だが、飯村氏が推奨する節約法は「1週間ごとの予算を決める」という手法。食費を月5万円としているのならば、1週間で1万円と振り分けるというものだ。
「週末に重点を置き、平日は質素な料理を作るなどメリハリをつけて、1週間の中でやりくりすることもおすすめです」(飯村氏)
さらに食費の節約には「ふるさと納税」も効果的と飯村氏は強調。すでに活用している人も多いと思うが、「ふるさと納税」とは住民税の一部を好きな自治体に振り分け、翌年に確定申告を行うことで所得税や住民税が安くなるという制度だ。寄付額のうち2,000円を超えた部分は全額戻り、寄付先の特産品が貰える等、上手に利用することで節約の一助となるだろう。
後半では「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクの伊藤氏が登壇。伊藤氏はふるさと納税のリアル店舗「ふるさとチョイスcafe」の店長を務め、ふるさと納税に関する相談を10,000名以上対応したという実績を持つ。
「ふるさとチョイス」では、ふるさと納税を行うほとんどの自治体と契約しており、30万品以上のお礼の品を扱っている。伊藤氏によると、ふるさと納税はその名前から“税金を納める”というイメージを持つ人も多いというが、あくまでも「寄付」するという位置づけとのことだ。
お礼の品には、地域の特産物だけでなく、旅行などの体験型もあるという。ここでは伊藤氏おすすめの品を紹介したい。
茨城県常陸太田市のお礼の品には、高さ最大100mからダイブするバンジージャンプ体験クーポンを用意。ビルのおよそ33階もの高さで、迫力満点のスリリングな気分を味わえる。
京都府では、夜間の清水寺を拝観する「清水寺夜間特別拝観」というお礼の品を提供。清水寺は日中のみの拝観であるため、貴重な体験になるだろう。
茨城県境町では地元名産の常陸牛を使用したハンバーグを揃える。小包装なので使い勝手も良い。つなぎを使用しないハンバーグは肉汁が濃厚でジューシーな食べ応えだという。
「ふるさとチョイス」ではおすすめのお礼の品特集などをサイト上で随時実施。専門家のコメントもあるため、選ぶ際の参考になりそうだ。今年のふるさと納税の申請期限は12月31日まで。長引くコロナ禍で家計もますます心配なこのご時世。節約にも有効といえる制度をぜひ一度試してみてはいかがだろうか。
ふるさとチョイス
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