【奈良 橿原・飛鳥の旅】 フォトジェニックでSNS人気“バラの寺”おふさ観音
奈良県中部にある橿原市には、SNSで人気の“フォトジェニック”スポットが点在する。
その1つが、橿原市にある「おふさ観音」で、地元の人々や観光客に“バラのお寺”として人気が高い。写真愛好家もよく訪れる。
住宅街の中にあるおふさ観音は、庶民信仰のお寺として昔からずっと親しまれている。高野山真言宗の別格本山のお寺で、本堂が立つこの一帯は、かつて鯉ヶ淵(こいがふち)と呼ばれる大きな池だった。
慶安3年(1650年)、地元に住む「おふさ」という女性が、その池の辺を歩いていると白い亀の背中に乗った観音様が現れ、池に小さなお堂を立てて観音様を奉ったのがこの寺の始まりとのこと。
特に見どころは、春と秋に境内の一帯で咲き誇る美しいバラ。その数は約4000株、約3800種類にも及ぶ。
バラまつりは春と秋に開かれ、地元はもちろん遠方からも多くの人々がバラを見るために訪れる。毎年、年2回、また1年に何度も訪れるリピーターも多い。
1995年から、おふさ観音の副住職を中心に、皆で丹精込めて育ててきたという数々のバラ。
特に人気なのが、四季を通して咲くイングリッシュローズ。色とりどりに華麗に咲く光景はまさに「花まんだら」の世界であり、まさにフォトジェニック。境内に漂うバラの優雅な香りで、とても優雅な気分になる。
バラの開花情報やバラの栽培に関する話題は、おふさ観音の公式サイト(http://www.ofusa.jp/)で随時発信している。
また、本堂奥にある「茶房おふさ」では、円空庭を眺めながら、バラジュースが味わえるほか、かき氷やはにわまんじゅうのセットも。
おふさ観音では、毎年夏の「風鈴まつり」も、大和の夏の風物詩としてよく知られている。風鈴まつりの期間中、約2000~3000個もの日本各地の風鈴が境内に飾られ、厄払いとともに、心地よい音色に心身も癒される。境内で引く「華みくじ」もおすすめ。
バラとともに、フォトジェニックな場所として訪れる人々が多い時期。ぜひ一度、その美しい光景と音色も体験してみてほしい。
その他のフォトジェニックスポットなどを巡る、また、橿原・飛鳥エリアの古墳をテーマとした旅行ツアーを、日本旅行が実施。特に、絶景プロデューサー詩歩さんとフォトジェニックスポットを撮影するツアーも。(2020年12月・1月催行予定) ※今回のツアーではおふさ観音には立ち寄りませんのでご注意ください
■【橿原市×日本旅行】おすすめツアー紹介サイト
https://kashiharatour-20202021nta.com/
■橿原市観光協会
http://www.kashihara-kanko.or.jp/
(Written by A. Shikama)
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