「必死なところが愛しい」「破壊力がえぐい」 マンガ『インテリお兄さん×図書館職員』の両片思いぶりに「最高」の声多数
『夏空に溶けて、恋』(コミックROSE)『待ち狐と人の子』(gateauコミックス)などの作者のん村さん(@nmuranmu)がTwitterで発表したマンガ『インテリお兄さん×図書館職員』。図書館の男性職員が毎回来るインテリ風のメガネお兄さんのことを気しているというストーリーなのですが、読者からは「最高な2人」「めちゃめちゃ好き」といった反応が多数寄せられています。
2/2 pic.twitter.com/437PY53OfS— ん村 (@nmuranmu) November 30, 2020
「すみません。この本を探しているんですが…」とインテリっぽいお兄さんに声をかけられた図書館の男性職員。案内しつつ、「知的な雰囲気と、柔らかな物腰。俺はお兄さんの密かなファンだ」と思っています。ふわっとした香りに、「……あの」「はい?」「香水使われてますか?」と声をかけて、「え?」と聞き返されて……。
「すみません。きつかったですか?」「あっ、いえ、そうではなくて、いつもいい匂いなので気になって…」とうなじを押さえる職員は、引かれたのかと思い「す、すみません、なんか急に」と謝りますが、「ああ、大丈夫ですよ。僕も気に入っている香水なので嬉しいです」と微笑みます。
さらに、「よろしければ香水を買ったお店に一緒に行きませんか」と言い出したお兄さんに「えっ」となる職員。「………えっと、というのは建前で。本当はずっと貴方とお話してみたかったんです」「僕と…ですか?」「以前貴方におすすめして頂いた本がとても面白くて、貴方ともっと本の話をしたいと思っていました。よかったら貴方の一日を僕に頂けませんか?」と物腰柔らかに誘われます。
呆然となりつつ「そ、そういうことでしたら…来週の日曜日でもいいですか?」と承諾。「!もちろんです。楽しみにしてます」と余裕な雰囲気のお兄さん。爽やかな笑みを見せます。
見送った後で、急展開に「憧れのお兄さんと会う約束をしてしまった…大人っぽい服買いに行かないと…」ドキドキして、「お兄さんの好きそうな本探しておこう」と浮足立つ職員。一方のお兄さんは「はぁ--…」と深いため息をついていて……。
メガネを外して「首きっつ」とシャツのボタンを外していたところに、「おーい白石~図書館から出てくるところ見たぞ。何してるんだよ」と声をかけられ、「図書館に読書以外何があんだよ」「はあ!?キャラじゃないじゃん」「あ?」と先ほどとは言葉遣いが一変。「ていうか女の子全員切ったってマジ?槍でも降りそう~」と茶化されて「槍が降って済むなら安いもんだろ」と答え、「ええー…、マジで何があったの?」と訊かれ、「うるせえな。一目惚れで必死なんだよ」と吐露するのでした。
ん村さんによると、「好きな子の前でだけ真面目なふりをするヤンキーお兄さんの漫画が読みたい、とぼんやり思ったことがきっかけです。話を練っているうちにヤンキーとはちょっと違う感じになりました」というこのマンガ。インテリお兄さんは「24歳。眼鏡は一応度入りですが、なくても日常生活は送れる程度の視力なので普段は裸眼です。図書館に行く日はせっせとピアスを外しています」、図書館職員は「25歳。真面目で善良な人柄ですが愛想はあまり良くありません。人前だとうまく笑えないタイプで、穏やかに笑うインテリお兄さんに憧れています」とのこと。
沢山の「尊い」という声のほか、「必死なところが愛しい」「純情すぎる」「破壊力がえぐい」といった反応も上がっていたことについては、「たくさんの方に読んで頂けて嬉しいです。お兄さんの恋を応援するご感想を多く頂き、大変有難いです」とコメントしてくれたん村さん。2020年3月刊行の『オンラインゲーム仲間とサシオフしたら職場の鬼上司が来た』(gateauコミックス)だけでなく、Twitterでも数多くの創作マンガを発表しているだけに、ライトBLのファンという人は要チェックです。
※画像はTwitterより
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乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
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