お店で食べるのは盛り盛りの大サービスだった!? 気になる店員さんがいるお店でテイクアウトをするマンガに思わずニヤニヤ

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『ガールズ&パンツァー アバンティ! アンツィオ高校』の作者の梵辛(ぼんから)さん(@sokusekimaou)が、Twitterで不定期に更新しているマンガ『くちべた食堂』シリーズ。『行きつけのお店で持ち帰り弁当を買う漫画』では、営業時間短縮したお店がテイクアウトをはじめて、自宅で食べてみると……というストーリーになっています。

店員さんの笑顔といっしょに渡されたお持ち帰り(テイクアウト)のお弁当。「これは……!うまい!十分にうまい!けど……。なんかいつも程は『ありがたみ』が無いかなぁ~…」と「ん~」となります。ひとしきり考えて、「同じ食べ物でも『環境』で味は変わる。現地で食べるならば…『内装・外装』『食器』に『机・椅子』『BGM』に『行き届いた清掃』」と考察しはじめますが、「--さらには『店員さん』の『笑顔』が加わる!!」とはにかみ顔を思い浮かべて……。

ここで「ていうか逆にこんだけ盛って…差額は100円!? へ…平時が既に大赤字サービスでは!?」と気づいてしまい、「う~ん、やっぱすぐ食べ終わるともったいない気が…」と冷蔵庫に入れようとして、「たとえばとっておきして、少しずつ食べてみたり…」と思いながら扉を閉めると……。

「ああっ、何このまぶしさ! 我が家の冷蔵庫から…とてつもない『ありがたみ』が!?」となり、次の日にお店で「テイクアウトってすごいです…」とぽーっとなりながら伝えて、「?はい!」と笑顔で答えてもらえるのでした。

梵辛さんが「飲食店でお互いに好意をうまく伝えられない店員とお客さんのコメディです」という『くちべた食堂』。「実際に自分が繰り返し通っているお気に入りの飲食店で感じている、生活を支えてもらっていてありがたい、という感覚に共感してほしいという気持ちで描いています」といい、「反対に店員さんの方については、自分は飲食業では働いたことはないですが、自分が描いた絵や漫画を見てくれた人がどう思うかという逡巡を、イメージで店員さんの仕事に変換して描いてるような気がします」と語ります。

この店員さんとお客さんについては、「細かいプロフィールについては本編で徐々に出していくつもりで、双方のフルネームはまだ秘密です」とのことですが、「店員さんは、もともと登山家だったところ、現地の変わった食材の調理法を探しているうちに飲食業に興味が出てきて親戚の店で働いているという人物」で、「お客さんの方は近くの普通高校の英語教師をしており、柔道部の顧問をやっていて非常に体幹が強いです。休日は大会の付き添いで潰れることが多く、常に疲れ切っています」と教えてくれました。

「店員さんのはにかみかわいい」「めちゃくちゃニヤニヤした」といった声のほか、お客さんについて「最後の一コマしかしゃべってない」と口下手ぶりを感じる声などが寄せられていた今回の話。梵辛さんからは「実際にこれを見てくれた飲食業の人だけでなく、他業種の方も自分の仕事や生活に置き換えて共感して頂けたりすることがあり、嬉しく思っています」とメッセージを寄せてくれました。

メロンブックスで既刊2種が入手できるこの『くちべた食堂』。続編を望む声も多数寄せられていましたが、梵辛さんによると「このマンガのシリーズだけでなく、他にもいろいろ描いていきたいと思って準備しているので、追々見てやって頂けたら嬉しいです」とのことなので、Twitterをチェックしておきたいところです。

※画像はTwitterより
https://twitter.com/sokusekimaou [リンク]

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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